
ドラクエ12『ダサいと言われる主人公』に隠された、制作者の不敵な笑み
①世間の反応と、自分の違和感
新しく発表された『ドラゴンクエスト12』の動画。
世間では、主人公が元気のなさそうな、暗い顔の青年であることに落胆やバッシングの声が上がっているという話を見かけた。
しかしっ!
私はその批判の嵐を見ながら、画面の向こうで制作者たちがニヤニヤと笑っている姿を想像してしまう。
いや、絶対にそうだと思う!
② ドラクエというゲームの真質《アイデンティティ》
私はこう考えている、ドラゴンクエストとは『主人公=プレイヤー自身』の物語だと!
最初から完璧で格好いい英雄ではない。どこか頼りなく、みすぼらしい青年。
いいじゃないか。
だからこそ、私たちはそこに「完成されていない自分」を投影できるのではないだろうか。
いや、そうでしょう。
(貴方がドラクエ11の主人公みたいなイケメンだったら、ごめんなさいとしか言えないかもだが……)
最初から万能でイケメン主人公が無双するRPG、私はそのようなものをドラゴンクエストには求めていない!
ドラゴンクエスト5なんて、あれだよ、このnoteを読んでくれてる人なら一般常識だと思いますが……幼少期に父親の死っ!
そのまま奴隷生活で数年!!
そして結婚して子供も生まれて幸せの絶頂で石化されて数年放置されて、蹴り飛ばされる!
……と、不幸&不幸のオンパレードである。
だが、しかしっ!そこにシビれる!あこがれるゥ!である。(まぁちょっと違うが)
私の胸に突き刺さった、ドラゴンクエスト5という刃は何かしら私の人生に影響を与えたと思っている。(これはわりとそうでもある)
③ ビジュアルの成長という表現
多くのゲームやアニメなんかでは、レベルが上がっても主人公の見た目はそんなに変化する事はない。
稀に暗黒騎士が聖騎士になるとか、ひ弱な少年が世界を破壊する冷酷な巨人になるとか、空前絶後の変化が、あったりなかったりしますが……
ですが!
しかし!
かかし!
今作ドラゴンクエスト12では、あえて最初の主人公の見た目を「最低値」に設定しているのではないだろうか。
(最低というほど最低でもないと思っているけど)
旅を続け、困難を乗り越え、あら?お兄さんちょっと…って言われて、ぱふぱふもあるでしょう、世界が崩壊の危機に陥っても、カジノへもいくでしょう!
他人の家のタンスを漁ってガーターベルトやステテコパンツを持ち出す事もあるでしょう!
そんな様々な経験を経て、世界を救う歩みの中で、青年の顔つきが徐々に引き締まり、たくましく変化していく……。
もしそんな「ビジュアル的な成長」が用意されているとしたら、これほど熱い冒険はない!
きっとプレイヤーはある時「はっ」と気づくんですよ、俺(主人公)格好良くなってるっ!
そこで!
ちゃ~ら~らら~♪ちゃらら♪って「冒険の旅」が流れて、主にドラクエと一緒に生きてきた私や貴方が鳥肌ゾワゾワ~で号泣ですよ。
11のあの演出何度でもおかわりしたいと思ってますから!
④ 未来への期待
いま一部で起きている(そうでもないかもだけど)主人公や作品に対する、最初のバッシングすら、制作者にとっては「想定通りの最高のスタートダッシュ」なのかもしれない。
(作り直したというのは別として)
さぁ!あの暗い顔の青年が、モヒカンヘアーが!目の隈が!私たちの手でどんな「勇者」へと変わっていくのか!
今から旅立ちの時が待ち遠しくてならない!
しばし待て!いや、待てない!
頼むから来年くらいには発売してください。
おわり。
思いつきと勢いによる駄文を読んでくださりありがとうございます。