『ぶるるっ!』
プロローグ
俺の名前は振待まづめ.28歳
その辺にいる、しがない営業マンだ。
平凡な毎日を過ごしているが唯一の楽しみで最大の生きがいが『釣り』だ。
今まさに愛車に釣り具を積み込み、いつもの釣り場で竿を振っている。
『今日はあかんな~』と思っていた矢先、突然、、、『ぶるるっ!』と竿に強烈な当たりが来た。あまりに強く思わず『ウオォォォォォッ!!』と肉声が出てしまったが周りへの恥ずかしさなど気にしてられない。
あまりの引きの強さに体がのされる程だ。
『無理、、でかすぎ、、』
そう思った瞬間、、、
バッシャーーン!!!
海に落ちた音が鳴り響いた。
俺は息苦しさと共に意識を失っていった。
『おいっ!起きよ!そこで果てておる者、起きよ!』
聞きなれない声で目が覚めたが、目の前には見知らぬ格好をした人や景色が広がっていた。
『なんだここは、、』
現代とは明らかに違う景色だった。
『ここは一体どこなんだ、、』と呟くと聞きなれない声の主が『ここは尾張じゃ!』と答えた。
呼び方に違和感を感じたが見慣れない恰好にも目が行ってしまい、ふと『今って何年ですか?』と聞いてみた。
すると、聞き慣れない声の主が『海潮(かいちょう)3年じゃよ』と答えた。
、、、『海潮(かいちょう)3年!?』
そう、意識が戻ったらなぜか知らない時代にいたんだ。
その後、聞き慣れない声の主に話を聞いて分かったことはどうやら俺が飛ばされたのは『釣果』がすべての覇権を決める前代未聞の戦国時代だったらしい。