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凡人な私が、倢なんお叶えられるの

    「結果に期埅しない。どうせ傷぀くだけ、だから」

    倧人になるず、倧抵のこずは初めから䞊手くいかないこずを知っおいる。
    だけど、なぜか今回は䞊手くいくかもしれないず、期埅しおしたう。

    そしお、結果発衚のあの瞬間。
    緊匵で意識が飛ぶあの䞀瞬。

    「あぁ、やっぱり遞ばれんかった・・・。だよね」

    悔し涙を流しおいるあの子に憧れた


    小孊生の頃、バドミントン郚に入っおいた私は、
    幎に4床ある垂の倧䌚に出堎しおいた。

    同じ孊校の友人を応揎するためにコヌトに向かう。友人の察戊盞手は、
    他校の同い幎の女子。

    小䞭孊校の郚掻の匷さは、指導者の䞊手さに寄䞎する郚分が倧きい。
    孊校ごずのナニフォヌムの色を芋お、
    「あそこの孊校は匷いよね」「ここは匱いから倚分勝おる」
    などず、話しおいた。

    「今回はそんなに匷くない盞手だね」「勝おる」「頑匵っお」

    詊合の点差がどれくらいだったかは芚えおいないが、
    予想どおり、友人が圧勝した。


    別に、誰もが想定しおいた結果。理解できる範囲。

    けれど、
    唯䞀、その察戊盞手の女の子は、詊合終了埌にメチャクチャ泣いおいた。
    なんなら、詊合の埌半から半べそをかいおたような気もする。

    え、すごい。
    そんなに悔しがれるほど、この詊合に向けお頑匵っおきたんか
    私は負けおもそんなに泣けない・・・

    その子に心を奪われおしたった私は、
    次の倧䌚から、その子を芋぀けるず぀い目で远っおしたうようになった。
    「今床は、勝おたかな」

    結局、最埌たでその子は目立぀ほど匷くならなかったように蚘憶しおいるが、
    やっぱりあの時の「悔しくお泣けるあの子」の衝撃は、憧れずしお私の䞭に深く刻たれおいる。

    「凡人ど真ん䞭です」 凡人流 努力の仕方


    䞭孊校では、たぁたぁ勉匷ができた私は、地元の「工業高等専門孊校」いわゆる「高専」に入孊する。
    5幎制の理系の孊校。
    赀点をずっおも远詊が受けられないので、結構簡単に留幎するような孊校だった。

    䞭孊校では、䞊䜍10〜20くらいに䜍眮しおいた私は、
    高専では、䞇幎ドンツヌ。

    「これたでの栄光は捚おおください」

    入孊したおの時に、先生がクラスのみんなに向かっお蚀い攟った蚀葉。
    面癜い皋に的を埗おいた。

    教科曞の読解力ず蚘憶力。頭の良い人はここが違う。
    みんなず同じペヌス・同じ方法で勉匷しおも、党然远い぀かない。


    頭の良い友人に、ある数孊の問題の質問をするず、
    䞀蚀、

    「ミスりそうなずころ、党郚ミスっおるね」

    どうやら人がミスりそうな地雷を党郚螏んでいっおいるらしい。
    いや、凡人すぎる


    そこで、玠盎に問題をたくさん解いおいくこずが䞀番の近道かもしれないず思った。
    出題者が配眮しおいる地雷の堎所を螏み、ちゃんず間違える。
    そしお、テストで間違えないようにする。

    どうにか䞊手くやろうずしおしたう習性がある。

    だけど、YouTubeで倱敗䟋やコツを芋お終わるようじゃダメだずいうこず。
    ちゃんず自分自身が倱敗しないず党然芚えない。傷぀く必芁があった。

    父芪がよく蚀っおいた蚀葉で嫌いな蚀葉がある。
    「賢者は歎史に孊び、愚者は経隓に孊ぶ」

    いいや、
    凡人は、いかに倚くの経隓を積んで孊ぶか、いかに分厚い愚者になれるかにかかっおるんじゃないか
    歎史を知っただけの行動しない賢者っぜい䜕かにならない為の戒めだ。


    こんな事を蚀っおいるのに、䜕かを始める時には倧䜓い぀もこう思う。

    自分は特別かもしれない
    急に才胜開花しちゃったらどうしよう。うふふ。

    「あ、そこ違いたすね」
    「ふっ錻笑い、よく分からない」
    「〇〇さん別の人、すごく良くできおる」

    瞬殺。
    おいおいおい、嘘だろ。

    あ、でもそうだったわ。
    私、凡人だったわ。

    そういう評䟡もきっず凡人道では、前に進んでいる。

    努力は盞察評䟡


    䞭孊校では、バドミントンをすっかり蟞め、
    憧れの吹奏楜郚に入った。

    圓時、『マ゚ストロ』ずいう映画で、miwaさんがフルヌトを吹いおいるのを芋お、フルヌトパヌトに入ろうず思った。

    フルヌトパヌトでは、長めの暪笛であるフルヌトを担圓するのだが、
    そのうち1人か2人が、小さな暪笛のピッコロを挔奏するこずになる。

    ピッコロはフルヌトより音が倧きく、目立぀。
    色々な考え方があるず思うが、パヌト䞭でも䞊手い人がピッコロを担圓するこずが倚い。

    同じパヌトの同玚生が自分を含め人。
    初め、自分がピッコロをさせおもらえるこずになった。
    しかし、䞀向に䞊達しなかった為、2ヶ月目くらいで別の子が担圓するこずになった。

    たぁ、向いおなかったしな

    などず口では蚀っおいたが、内心傷぀きずおも悔しかった。

    楜譜も慣れおくるず音階を曞き蟌たずずも、楜譜を芋おすぐ䜕の音か分かるようになっおくる。

    私は、党然分かるようにならなかった。


    たた、「譜読み」ず呌ばれる
    どんなリズムで挔奏すれば良いか把握する為に、
    音源を聎いたり、音笊の長さを考えお読み解くずいうこずをするのだが、

    それにも圧倒的に時間がかかった。


    ただ、どれも時間を掛ければ、事前にやっおいればスタヌトを合わせるこずができた、むしろ少しリヌドするこずさえできた。

    勉匷の予習みたいなもの。

    他の人も同じように事前にやっおくるのであれば、もっず前に始めるか、時間を増やすか。
    結局、呚りの人がどれだけやっおくるかを把握しお、それ以䞊をやるこずで努力が初めお顕圚化する。

    じゃあ、みんながめちゃくちゃ努力しおいる䞖界ではだいぶ厳しい戊いにな
    るよね

    それな



    だけど、正盎私もあなたも結構サボるよね
    きっず人間だしみんなそう。

    だから、たたにみんなが机に突っ䌏しお寝おいる間に受ける午埌の授業っお、めっちゃ優越感。
    「先生今、テストで出す問題教えちゃっお䞋さい」
    ず思っおる。


    人がサボっおいる時間を芋぀ける職人になるしかない

    ほんのちょっず。ほんのちょっずでも意倖ず倉化するんだよね。


    朝緎をちょっず早く行ったり、家で緎習したり、譜読みを事前にやっお行ったりしお、少しず぀䞊達しおいった。
    その時、担圓はしおいなかったが、フルヌトだけでなくピッコロの緎習もこっそりやっおいた。こっそりっお良いよね。

    2幎生の埌半で、『レ・ミれラブル』のメドレヌを挔奏するこずが決たり楜譜が配られた。
    曲の埌半には、ピッコロの゜ロがある。

    レミれは、私の䞀番奜きな䜜品ずいうこずもあり、
    絶察にピッコロをやりたかった。

    そしお、぀いに念願のピッコロをやらせおもらえるこずになる。

    1幎生の頃、戊力倖通告された悔しかった思いが成仏した。

    無謀な倢に挑戊する理由


    高専からそのたたむンフラ䌁業に就職した私は、
    この倏、映画やドラマ制䜜を仕事にするために退職した。

    しかも業界でやりたいポゞションは脚本家。そしお俳優。
    たさに「倢」ず蚀われるものだず思う。

    䌚瀟でそれなりに頑匵っお働き続ければ絊料は䞊がっおいくし、
    たたに海倖旅行に行ったり、ゆずりのある生掻を送れたのだろうず想像できる。もしかしたら結婚にも有利だったかもしれない。

    それでも蟞めるこずにした。
    だからっお、倢を远いかけるのを矎化したいわけでもない。

    脚本だっお、お芝居だっお
    今のずころ突飛な才胜は芋぀かっおいない。
    䞍安でいっぱいである。

    だけど、飛び蟌みたい。
    すぐに勝おなくたっお、負けお泣ける皋の堎所にいたいず思う性栌なのだからしょうがない。

    䌚瀟員をしながら倢を远えるなら、それが䞀番いいず思う。
    しかしやっぱり自分には䞡立の道は難しかった。

    これたでの人生で、
    ・他の人より時間をかけないず䞊手くならない珟実
    ・倱敗しないず孊べない䞍噚甚な自分
    を思い出す。

    やっぱり、私は私なんだ。
    だから、これが自分ぞの最適な凊方だず信じおいる。

    自分のこずをたくさん知っお、操瞊しおいく。
    幎を重ねるほど、きっず生きやすくなっおいく。

    やっおみお、倱敗しお、たたやる。
    䞊手くできない自分にむラむラしながら。
    泣いお悔しがりながら。

    そうやっおい぀か、

    い぀か凡人な自分たちを誇れる日が来たすように。


    終わり







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