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形見になった…

    ひろみん

    「これはかなり古いものですね
    でも汚れや傷もなくて 丁寧に使われていたんですねぇ~」
    楽器店の店主に言われる

    ギターのこととは無関係に
    ”丁寧に使われていた”
    …その言葉に崩れそうになる
    瞬きで涙を分散 必死で踏ん張る

    弦を張り替えてもらい
    初心者用の本とチューニングの器具 ピックを買う


    娘の家に到着…ソファーの後ろに隠し 孫たち(中1・5年生)を呼ぶ

    「じいちゃんの形見だよ」

    兄ちゃんが息を呑む
    上ずった声で
    「うわぁ~☆☆☆」

    わたしたちの遠い日の思い出を伝える
    「いつか 好きな子に聴かせたりすることがあるかもね♪♪♪」
    中1は照れくさそうに顔をクシャ♡
    5年生はのけぞりながらクスリ♡


    〇〇君
    ギター 渡したよ
    一緒に鳴らしてね…


    早速 兄ちゃんの部屋からポロロ~ン♪♪♪

    あ !
    わたしもまた 夫の音に浸れるんだなぁ…と気付く


    昔 勝手にアップリケした🐱だけが
    ちょっとだけめくれてる



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    父や夫が闊歩した山並みがいつだって居てくれます。雲に遮られていてもちゃんとわかります。時には、サーッと降りてきてわたしを包んでくれているのも感じます。だから、わたしも笑っていたいです。「みてみて~!」と言えるような「今」を重ねていきたいと思います。

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