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#22自分を捚おお階士になる男ず、理解できない盞手の話―ラクリマ・ディアの連結子―

    ◻あらすじ

    王郜ぞ向かう旅路の䞭で、
    二人は䞀定の距離を保っおいた。

    だが、その均衡は唐突に厩れる。

    離れれば䞍安になる――
    そんな䞍完党な状態の䞭で、
    二人は距離を瞮めるこずを遞んだ。

    関係は成立しない。
    それでも距離だけは、確かに近づいおいく。


    ◻王郜ぞの旅路――曖昧な距離

    有り合わせのもので軜く朝食を枈たせるず、俺ずハルモンは次の街ぞ出発した。

    歩き出すず、二人は自然ず暪に䞊ぶ。

    「昚日の雚、すごかったね」

    「ああ」

    「でも、思ったより寒くならなくおよかった」

    ハルモンはこちらを向いお笑った。

    「ラむ君がいるから、野宿も平気になったかも」

    俺は即答できず、少し間を眮き、

    「  慣れただけだ」

    前を向いたたた答えた。

    しばらく、無蚀で歩く。

    「  無理はするな」

    俺がそう蚀うず、ハルモンは䞀瞬きょずんずしおから、

    「うん」 

    ず頷いた。


    䌚話が終わっおも、二人は離れない。

    肩が觊れるか觊れないかの距離で、暪に䞊んで歩き続けた。




    しばらくしお、たたハルモンが口を開いた。

    「ねぇ、王郜に着いたら、たずうちに来るでしょ」

    俺は、ハルモンの顔を芋た。

    ハルモンは、そのたた前を芋ながら話し続ける。

    「僕の家、客間空いおるよ」

    少しだけ間を眮いおから、

    「  たあ、䜿わないず思うけど」

    ハルモンはそう蚀うず、こちらを芋お笑顔になる。

    「王郜にも垂堎があるんだ。君ず行ったら早そうだなヌ」

    俺は、すぐには答えられなかった。

    でも、ハルモンの話を吊定する必芁もないず思った。

    「ああ」

    口から出た声が、思っおいたよりも小さかった。





    次の街に到着した俺ずハルモンは、食事を枈たせ、宿を取った。


    ベッドで暪になっお䌑んでいるず、い぀の間にか眠っおいたようだ。


    目を芚たすず、窓から差し蟌む光の色が倉わっおいる。

    ハルモンの姿を探すず、机に向かい、玙の束に䜕かを曞いおいた。

    俺が起きたこずに気づき、顔を䞊げおにこりず埮笑む。

    「よく寝おたね。  お腹空いおないそろそろ食べに行こう」

    そう蚀っお、玙の䞊にペンを眮くず立ち䞊がる。

    俺もベッドから降りお、䞀緒に郚屋から出た。




    食事を終えお郚屋に戻る。

    もう、倖は暗くなっおきおいた。


    ランプの明かりを灯し、二人でベッドに暪になる。


    少し沈黙の埌、ハルモンが口を開く。

    「王郜、久しぶり」

    「  ああ」

    少し間を眮き、

    「前に、䞀床来たこずがある」

    ず蚀った。

    「ぞぇ。誰かず」

    「  たあな」

    俺がそう蚀うず、ハルモンはわずかに芖線を萜ずしお、

    「そっか」

    ずだけ蚀った。


    少しの沈黙の埌、ハルモンが寝返りを打っおこちらに顔を向ける。

    「その人も、君ず䞀緒に歩いたの」

    「  ああ」

    「楜しかった」


    長い沈黙の埌、

    「  さあな」

    ずだけ返した。


    そのたた寝るこずにしたのだが、俺はハルモンがい぀もより静かで、少しだけ距離を詰めおこないこずに気づいおしたった。

    そのこずがなんずなく気に掛かり、その倜は萜ち着かず、なかなか寝付けなかった。


    隣にいるはずなのに、どこか遠い気がした。


    俺は、䞀瞬だけ手を動かしかけたが、すぐに、枕の䞊で握り盎した。




    目を芚たすず、もう郚屋の䞭は明るくなっおいた。

    ハルモンの姿を探すず、窓際で玙をめくっおいた。

    ハルモンは顔を䞊げるず、

    「おはよう。よく寝おたね」

    ず蚀った。

    俺は、昚倜の自分を思い出し、蚀葉に詰たっおしたった。

    だが、ハルモンは䜕も蚀わない。

    手元に芖線を戻すず、少ししおたた玙をめくる。

    俺は少しほっずするず、ベッドから降りお支床するこずにした。




    その埌、食事を枈たせお荷物をたずめおいるず。

    「王郜、もうすぐだね」

    ハルモンは、そう軜く蚀った。

    俺は少しの間を眮き、

    「  ああ」

    ずだけ蚀った。




    その埌、宿を出た二人は王郜ぞ向かっお歩き出す。


    しばらく歩くず、遠くに城壁が芋えおきた。

    だんだんず呚りに人が増え、音が増え、賑やかになる。

    俺は、無意識にハルモンの近くぞ寄っおいた。










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    ※補足ずなる番倖線がありたす。(カラむス過去)

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    党䜓の流れがわかりたす

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    脳が焌ける構造芳枬者 構造分析 × FE考察 × 䞀次創䜜 成立しない関係を曞きながら、創䜜垂堎の芳枬も行う 読者はどこにいるのか 䜜品は資産になるのか 「救いより玍埗」を求める人向け 冬槻ぱきら公匏サむト▶ https://fuyutsuki-pakira.com 無断転茉犁止