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見えているのに、観測されないもの

    橋の下、岩のそばで、ハトが眠っている。

    数ヶ月前から、そこにある。

    旦那は気づいていた。
    近くに住む人も、気づいている。

    けれど、カラスは気づかない。
    死肉をあさるはずの生き物が、通り過ぎていく。

    橋の下で雨風を凌ぎ、
    その姿は、あのときのまま残っている。

    中は、もう空かもしれない。

    それでも形だけが残り、
    そこに“あるもの”として存在している。

    ——見えているのに、観測されていない。



    同じ川の、反対側には、
    見えないまま生きているものがいた。

    ▼黒い亀に出会った話

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    脳が焼ける構造観測者 構造分析 × FE考察 × 一次創作 成立しない関係を書きながら、創作市場の観測も行う 読者はどこにいるのか 作品は資産になるのか 「救いより納得」を求める人向け 冬槻ぱきら公式サイト▶ https://fuyutsuki-pakira.com 無断転載禁止