メインコンテンツへスキップ
見出し画像
Photo bychi_bit_

【漫画】『ラプラスの魔物』(後)

    下記作品について語る。ネタバレあり。
    未読の方は先に読むことをお勧めする。

    ⇩⇩⇩『ラプラスの魔物』⇩⇩⇩
    題名:ラプラスの魔物
    著:バレゴリック


    あらすじ

    20XX年。
    ついに人類初のタイムトラベルが実現する日。
    人類の滅亡が確定した。

    🕑  🕑  🕑

    n回目の巻き戻し。
    主人公ハイゼンは人類滅亡の未来を回避すべく、壊れたタイムマシン「ラプラス」の修理を急ぐのであった。


    感想

    主人公ハイゼンと同じタイミングで声が出た。

    「は?」

    ーー顔が良い?

    どういう意味だ。
    どうしてそれが、今の状況につながる。

    嫌な予感がした。

    ********

    シモンが二人を抱きしめる。

    『本当にありがとう 二人とも
    「親友」として過ごせたこの世界も
    素晴らしく尊いものだった』

    ”ぞわり”とした。

    「尊い」

    それは我々ヲタクがよく使う「尊い」のことか?

    あぁ。
    ここで前半のセリフが活きてくる。

    『推してるモンは直接見るのが敬意ってんだ
    好きなものはいくら見たって飽きないんだぜ』

    何度も、
    繰り返し、
    繰り返し、
    色んな場所で、
    色んなパターンで、
    色んなシチュエーションで。

    サイモンだけを見詰めてきたのだろう。

    読者が小説を読むように。
    視聴者がアニメを見るように。
    ヲタクが作品を愛でるように。

    登場人物(サイモン)の気持ちなど考えないで。
    ただ貪むさぼるように。
    消費し続けたのだろう。

    ********

    なかば呆然と読み終わる。

    同じ消費者(読者)である私は、同士(シモン)を非難できない。
    糾弾できない。
    酷い奴だと断言できない。

    好きな作品を読むことが、
    好きなキャラクターの人生を勝手に覗くことになるのだとしたら。

    好きな作品の同人作品が、
    好きなキャラクターに更なる苦難を与えるのだとしたら。

    私は「物語」を消費することをやめられるだろうか?




    この記事が参加している募集

     
     
     
    発達凸凹(ADHD)でうつ病の人。沖縄生まれ沖縄育ち。日記・備忘録・雑記など。

    あなたへのおすすめ