
呼吸が苦手な母を見て気づいたこと
最近、「呼吸」について興味を持つようになってから、ひとつ気になっていることがあります。
それは、80歳をとうに過ぎた母のこと。
「ちょっと深呼吸してみて。」
そう声をかけると、母は肩をぐっと持ち上げて、一生懸命息を吸おうとします。
「お腹をふくらませるように吸ってみようか。」
そう伝えても、「難しい」「わからない」と言って終わってしまうことがほとんど。

実は、アロマもあまり好きではありません。
「その匂い、苦手。」
そう言われるたびに少し残念な気持ちになるのですが、昔からハッカ飴は大好きなんです(笑)。
最初の私は、「どうしたら腹式呼吸ができるようになるかな?」と考えていました。
でも最近は、少し考え方が変わってきました。
もしかすると、呼吸を教える前に必要なのは、「深く吸うこと」ではないのかもしれない。
安心して息を吐けること。
「あぁ、気持ちいいな」
と感じられること。
その積み重ねが、自然と呼吸を変えていくのではないのかな。
そんなことを、母を見ながら考えるようになったのです。
呼吸は、生まれた瞬間から誰もが当たり前にしているもの。
だからこそ、「呼吸が苦手」
という感覚があることに、私は今まで気づいていませんでした。
これから少しずつ、香りや呼吸について書いていこうと思っている私にとって、
母は最初の先生なのかもしれません。
焦らず、押しつけず。
まずは、「気持ちよく息を吐くって、どんな感覚だろう?」
そんなところから、一緒に探究していけたらと思っています。