
【大学受験】MARCHに進学しても安泰じゃない?就活で「負け組」になってしまう子の共通点
「MARCHに入れば、就活はなんとかなる」そんな風に思っていませんか?
残念ながら、それは大きな誤解です。
2026年卒の就活市場では、MARCHの学生であっても「就活対策に取り組まずに本番に挑めば、内定をとるのはかなり厳しい」と言わざるを得ません。
SNSでは「MARCHでも就活で負け組になる人がいる」という嘆きが日々上がり、YouTubeのキャリア系チャンネルでは「大学名だけでは通用しない」という警告が飛び交っています。
実際、400社実就職率を見ると、明治大学32.0%、立教大学30.0%、青山学院大学26.8%、中央大学26.4%、法政大学21.7%--MARCHの中でも最大10ポイント以上の差がついています。
この記事では、MARCHに進学しても就活で「負け組」になってしまう子の共通点と、親が今からできる「勝ち組」への転換戦略を、最新の就活データとSNSのリアルな声から徹底解説します。
「MARCHブランドだから安心」は大間違い?近年の就職市場の残酷な現実
就活偏差値で見るMARCHの「本当の位置」
就職市場では、企業ごとに「就活偏差値」というものが存在します。
文系ではMARCH・関関同立レベルが就職偏差値55~59のAランク、理系ではBランク(58~59)に位置づけられます。
つまり、MARCHの学生は「高学歴層」として扱われる一方、早慶上智や旧帝大と比べれば選考のスタートラインはやや後ろです。
特にメガバンクや総合商社、大手メーカーの本社職など、就職偏差値65以上の企業では、MARCH出身者が内定を取るのは存在はするものの決して多くはなく、極めて困難です。
「MARCHに通っているだけで内定がもらえるほど、就活の現実は甘くない」
MARCHの就職実績を見れば、どの大学も大手企業に学生を送り出しています。
しかし、これらのOB・OGは「MARCHに通っていたから内定をもらえた」のではなく、「MARCHに通ったうえで努力を積み重ねてきたから内定を勝ち取れた」のです。
SNSの就活コミュニティでは、MARCH卒の父親(元メガバンク役員)が「私の学歴ではメガバンクは止めた方が良い」と遠回しに言われたという投稿が話題になりました。
2026年卒の就活は「インターンシップ重視」でさらに厳しく
2026年卒の就活市場では、政府推奨スケジュールに先行して早期選考を実施する企業が増加。さらにインターンシップへの参加実績が選考の重要なファクターとなっています。
つまり、大学1~2年次から「何もしていない」学生は、3年次の本選考に入る前に既に不利な状況に置かれているのです。
カレッジブランドに頼りすぎて失敗する学生の3つの致命的な共通点
①「大学名で何とかなる」と高をくくっている
MARCHに進学して「あとは勝手に就職が決まる」と思っている学生が、最も危険です。
就活偏差値の高い企業に入るには、徹底的な選考対策が必要です。
SNSでは「MARCHなのに就活で何も準備してこなかった同期が、夏のインターンすら受けずに11月になって焦り出した」という声が後を絶ちます。
大学名は「通過点」であって「決定力」ではありません。
②自己分析と業界研究を「後回し」にする
2026年卒の調査では、文系・理系どちらも志望業界の1位は「メーカー」でしたが、理系の方が文系よりも志望企業を絞り込む傾向が見られます。
つまり、文系のMARCH学生ほど「自分が何をしたいのかわからない」「自分に合う業界や企業がわからない」という状態で就活を始めてしまい、身動きが取れなくなるケースが多いのです。
③「学歴フィルター」にかかっても気づかない
企業側は学歴を重視した採用を行うことがありますが、これには「似た学歴の人が集まることで組織内の多様性が失われる」というリスクも存在します。
しかし、MARCHの学生にとっての現実は、多くの大手企業が「学歴フィルター」を設けていること。自分がどの企業の「学歴レンジ」に入っているのかを把握せず、漠然と「有名企業」にエントリーしても、書類選考で落とされるだけです。
低迷する偏差値から這い上がった子と、大学名だけで終わる子の決定的な違い
「大学院進学」か「学部卒就職」かの戦略的選択
MARCH理系では、大学院進学率に大きな二極化が見られます。青学理工51.7%・明治理工48.6%と高い一方、青学社会情報2.9%・中央国際情報4.3%は極めて低く、学部により20倍以上の差があります。
「勝ち組」の学生は、研究職志望なら進学、営業職志望なら学部卒、と自分の進路を明確に分岐させています。
一方、「大学名だけで終わる」学生は、周りが進学するから進学、周りが就職するから就職、と流されてしまいます。
「インターンシップ参加」か「就活直前の焦り」か
2026年卒の就活では、学部3年/修士1年の夏以降から新卒採用活動を開始する企業が増加。
一部では通年採用を行う企業もあり、1年を通じて随時エントリーを受け付けています。
「這い上がった」学生は、大学1~2年次から長期インターンやサマーインターンに積極的に参加し、企業との接点を増やしています。
対して「大学名だけ」で終わる学生は、3年次の夏になって「そろそろ就活を始めなきゃ」と焦り出しますが、その時には既に遅いのです。
「自分史の蓄積」か「空白の4年間」か
就活で勝ち抜くためには、自己分析が不可欠です。自分史やモチベーショングラフの作成など、子ども時代から振り返る必要があります。
「勝ち組」の学生は、大学4年間で「何かを成し遂げた経験」を蓄積しています。
サークルでの実績、ボランティア、長期インターン、資格取得、研究発表--何でも構いません。
一方、「大学名だけ」で終わる学生は、授業に出てアルバイトをして、特に語れる経験がない「空白の4年間」で終わってしまいます。
親はハラハラ見守るしかない?大学4年間で子どもを自立させるための伴走術
低学年からの「キャリア意識」の植え付け
親ができる最も効果的なことは、大学1年次から「就活は4年後のことじゃない」と意識させることです。
2026年卒の就活では、企業側から積極的にアプローチをかける姿勢が欠かせず、多くの学生は自ら情報収集を行う余裕がありません。
親は、子どもに「大学1年のうちに、将来やりたいことを3つ挙げてみよう」と問いかけ、業界研究のきっかけを与えることができます。
自己分析の「ファシリテーター」になる
就活で最も苦手とされるのが「自己分析」です。
親は、子どもを一番近くで見てきた人として、子どもの良さや長所、行動の傾向などを伝えることができます。
「あなたは小さい頃から〇〇が得意だったね」
「あの時の〇〇は、今の就活のガクチカになるんじゃない?」
そんな風に、子ども自身が気づいていない「強み」を引き出すのが、親の重要な役割です。
「責める」ではなく「認める」伴走を心がける
選考に落ち、自信をなくしてしまっている子どもに対して、まずは頑張っていることを認めてあげることが重要です。
責めたり急かしたりすると逆効果になりやすいため注意が必要です。
「また落ちたの?」ではなく、「どんな質問が出たの?次はどう工夫しよう?」
この一言の差が、子どもの心理状態を大きく変えます。
子どもの将来の選択肢を広げるために親が今から知っておくべきキャリアの視点
「学歴採用」の限界を理解する
近年、企業は「学歴や印象に頼らない」採用基準へと移行しつつあります。
学歴に依存せず、どんな行動をして成果を出せるかを重視する方が、今後の採用活動にとっては有益とされています。
つまり、MARCHの学生であっても「何もしていない」と選考で評価されず、逆に「MARCH未満」でも実績を積んでいれば大手企業に受かる可能性があります。
「MARCH未満だと就職は厳しい」という話は、あくまで「何もしない人」に対して厳しいというだけの話です。
「大学名」より「専門性×実績」が就職を左右する
MARCHの学生が就活で「負け組」にならないための最大の武器は、「大学名」ではなく「専門性と実績」を積むことです。
中央大学の法学部卒は法曹界・公務員で圧倒的な強みを持ち、法政大学はアナウンサーやマスコミ業界への輩出実績がMARCHトップです。
親は、子どもに「どの業界で働きたいか」を考えさせ、大学2年次までに「目標業界」を絞ることを促すことが大切です。
「就活の勝ち組・負け組」という概念はもう古い
SNSでは「就活の勝ち組・負け組」という言葉が飛び交いますが、本来、企業名だけで人生が決定するわけではありません。
親が子どもに伝えるべきは、「どんな企業に入るか」ではなく、「どんな仕事をして、どんな人生を送りたいか」という視点です。
偏差値50程度の大学出身者が就職偏差値65の企業に内定をもらう可能性はありますし、逆に偏差値70の大学出身者が就職偏差値50の企業に落ちる可能性もあります。
「4年間の投資対効果」を考える
MARCHの学費は4年間で約600~700万円。自宅外通学の場合、住居費・生活費を加えて1,000万円規模になることもあります。
この投資に見合う就職進学実績を得るためには、単に「MARCHに入る」だけではなく、「MARCHで何を学び、何を成し遂げるか」を明確にする必要があります。
親は、子どもの「4年間の投資対効果」を一緒に考えるパートナーとして関わることが大切です。
MARCH進学は「スタート地点」であって「ゴール」ではない
MARCHに進学しても、就活で「負け組」になる子は確かに存在します。しかし、その原因は「大学名」ではなく、「大学名に頼り切った態度」にあります。
カレッジブランドに頼りすぎると、自己分析と業界研究が後回しになる
大学4年間の「空白」を避けるためには、低学年からのキャリア意識が必須
親は「責める人」ではなく、「自己分析のファシリテーター」になる
学歴採用の限界を理解し、「専門性×実績」で勝負する視点が重要
「勝ち組・負け組」ではなく、「自分らしいキャリア」を目指す
MARCHのブランドは強力な武器です。
しかし、その武器を「使いこなす」か「眠らせる」かは、大学4年間の過ごし方と、親の伴走の質で決まります。
我が子の将来の選択肢を広げるために、ぜひ「大学名だけでは通用しない」という現実を、受験生と一緒に受け止めてみてください。