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日常という優しさを味わう

     第1回サイゼ文学賞(非公式)を開催したところ、沢山の方々の「サイゼ愛」をお贈りいただき、心から感謝を申し上げます。

     サイゼリヤのお料理と理念の大ファンです。

     公式のWEBサイトでは経営理念として
    【日々の価値ある食事の提案と挑戦】
    〇毎日の暮らしの中で
    〇おいしさとリーズナブルの挑戦
    〇食の「豊かさ」で貢献を目指す
    などの言葉が記載されています。また基本理念は
    1 人のため ―感謝と愛で―
    2 正しく  -人として―
    3 仲良く  -従業員、お客様、社会と―
    と記載されています(2025年1月31日現在)。
     これらの理念から感じる「日常性」に強く魅了されています。

     サイゼリヤは福島県に「自社農場」と、食品製造を行う「福島工場」を設置され、自社農場を通じて地元農家さんとも契約をしていただいています。この自社農場は東日本大震災の前から運営されていまして、東日本大震災直後には出荷自粛をしましたが、撤退することなく、逆に2011年のうちに被災地である仙台市での野菜生産を始めるという支援をしていただきました。

     東日本大震災直後には「福島県産」ということで、害悪な汚染物質、危険なものであるような報道や、心無い人の対応もありました。工業製品、人や物まで根拠がない悪意ある風評被害を受けました。福島県から撤退した企業があり、転居した人もいました。
     そのことは心身や企業経営を護る為には仕方がないことと考えていますので責める気持ちはありません。ただ、10年以上過ぎても私は悲しい事象があったことを忘れることができません。

     そのような時期に、サイゼリヤは撤退するどころか、被災地での雇用を守り続ける姿勢を貫き、今も福島県産の食材を活用してくださっています。コストやリスクを超えた経営判断をされたのではと感じています。

     食べること、働くこと、仲良くすることなど、当たり前のように在ると感じている日常という時間、空間、仲間というものは、当たり前ではなく、とても貴重な有難いものと考えるようになりました。
     サイゼリヤが経営理念として掲げる
    〇毎日の暮らしの中で
    〇おいしさとリーズナブルの挑戦
    〇食の「豊かさ」で貢献を目指す
    という言葉から「日常に在る愉しさ・美味しさ・優しさ」を護ろうとする強い意志を感じるのです。

     東日本大震災という未曽有の災害においてもサイゼリヤは福島県から撤退することなく、さらにコロナ禍という厄災を越えて、今も私たちの日常を護り続けてくださっています。
     サイゼリヤの理念にある「毎日・安さ・豊かさ」という意志は、日常を護ろうとする優しさなのかもしれないと感じつつ、日々幸せを感じています。
     サイゼリヤの根底、理念に在る「日常という優しさ」を味わいたくて、通い続けているのかもしれません。

     美味しい食事と日常という優しさを日々堪能しています。

     お読みいただきありがとうございました。重たい話ですいませんでした。

     
     
     
    noteは日常中心、TALESは創作小説を投稿していています。 創作大賞2025「黒田製作所物語」中間選考通過。第29回自費出版文化賞 小説部門「スプラウト」入選。 人間讃歌の物語に挑戦しています。

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