
初めてのバスマティ米
バスマティ米とは、インドやパキスタンで生産されているインディカ米の一種で、細長くて香りの高い米である。
パラパラとして粘り気がなく、ポップコーンやナッツような香りがする。
らしい。
そんなバスマティ米をテレビで見て、夫と「食べてみたいね」と話す。
テレビで流れていたのはバスマティ米を使ったビリヤニの紹介だったが、私たちはビリヤニにはさほど興味はなかったようだ。
数日後、
無印良品でバスマティ米を購入。

初めては最も王道で美味しい食べ方をしてみるのがいいだろう。カレーで食べよう。
ってことで同じく無印良品でカレーも購入。

炊いている間、少々出かけていた。
帰って居間の扉を開けると広がる香り。
香ばしい、マカダミアナッツの香りだ。
たしかにナッツのような香りって書いてあった。
にしてもすごい。部屋中にマカダミアナッツをぶち撒けたようだ。
さすがバスマティー(香りの女王)という名前をもつだけある。
炊飯器を開けてみる。
米が、長い。
炊く前から長かったけど、炊き上がっても長い。
しゃもじを入れてみると一粒一粒ばらばらと崩れる。
事前に見ていた情報通りとはいえ実際とても新鮮である。
さっそくカレーも温めて、お昼ご飯に食べてみる。初めてのバスマティ米カレー。

私はグリーンカレーなのでただでさえココナッツの香りがするのにさらにマカダミアナッツの香りもして、もうどっちがどうだか。
とにかく鼻を近づけると豊かな甘い香りがする。
いざ実食。
こ、これは……
しゃもじを入れた時からわかっていたがかなりパラパラの米だ。噛みごたえは多少あるものの普通のお米のようなみずみずしさともっちり感はあまり無い。とてもさっぱりしている。
油っぽさ皆無の炒飯。いやむしろこれは、そば飯……? 細長い形状もあってまるで細かく刻んで水気を飛ばした素麺のようだ。
やさしい甘みがあり普通に美味しい。という気持ちはあるがそれよりも新鮮な食感に「面白い」が勝つ。
あと、水分量が少ない為か、普通のお米より量が食えてしまう。
バスマティ米の方がヘルシーらしいが量を食ったらどっこいだろうか。
思いながらも結局私も夫も米を追加して食べた。
お昼に余った分は夜ご飯へ。
夜は茶碗によそってかつおふりかけをかけて食べた。

その日の昼に食していながらなぜその考えにいたらなかったのか、お箸とはてんで相性が悪かった。パラパラでうまく米がつかめない。
じゃあスプーンで食えばいいんだろうが億劫になり箸のままかき込んで食った。
やはり刻んだ素麺…もしくは、塩味も旨味もない素朴な、しらすの山……。
こんな書き方すると読み手には「美味しそう」なんてとても思っていただけないかもしれないが、美味しい。また食べたいと思う。
食感はそば飯やしらすで、味はとてもさっぱりとしたやさしいお米の甘味。…どうも上手く魅力的な表現が出ないが、美味い。
普通の米に比べてずっと軽く食べられるのもいい。
私はあまり食へのこだわりがなく、同じものばかり食べていても苦じゃない。そんな自分には珍しくて面白い出会いだった。
KALDIにはレンチンで食べられるバスマティ米があるらしい。レモンで風味付けしてあるらしい。
あれにさらにレモンの風味まで加わるとは複雑そうだ。興味深い。
そちらも食べてみたい。
ではまた