2026.06 長野県・晴れてる日を狙って上高地
春が過ぎ、山開きが始まった上高地。
SNSなどでも写真が流れてくるようになり、それを見ては昨年訪れた際の雨の上高地を思い出していました。
土砂降りと言ってもいいくらい、しっかり雨。
それはそれで風情があって良かったのですが、河童橋の景色はこの通りで…

橋の奥にあるはずの穂高連峰は全く見えず。
もっとこう、「山です!」「川です!」『僕たち上高地です!』みたいな、そんな景色が見たかったんだが。
私の旅はいつも天気との戦いです。
航空券の予約との兼ね合いで早めに旅程を立てることが多いので、どうしても天候には抗えないし、おまけにとびっきりの雨女ときた。
でも天気の予想がつかないタイミングで予定を決めるからそうなるのであって、確実に晴れると分かってる直前に行くこと決めたらいいのでは??
上高地なら新宿から高速バスで行けるし…
予定がない今週末。
長野県の天気予報は晴れマーク。
…行くか、上高地。
という感じで、1週間ほど前に勢いでバスツアーを申し込んで行ってきました。
▶︎新宿からバスツアーで出発
AM6:30
早朝の新宿からスタート。
平日はいつもスヌーズと1時間格闘するのに、なぜ休日は時間きっかりに飛び起きられるのか不思議。

上高地はマイカー規制を行っているため、行く方法がある程度限られています。
・車で行って、さわんど駐車場からシャトルバスに乗り換え
・高速バス
・旅行会社のツアー
高速バスだと新宿から出ているのですが、相場が大体4列シートで片道8,000円〜。
3列シートや車内設備、女性エリアサービスなどによってもお値段はグレードアップ。
往復で考えると旅行会社が運営するツアーの方が安く、こんなプランを発見してお申し込み。
[新宿発]ゆったり快適3列シートで行く「上高地」雄大な穂高連峰を望む絶景をたっぷり満喫!シャトルバスに乗り換え不要の楽々バスツアー!
・3列シート
・添乗員付き
・トイレ付き
・上高地滞在3時間半
・料金12,800円
・国内旅行傷害保険(任意)1,200円
合計14,000円
安ければ安いほど嬉しいはずが、あまり安くても不安があるので念の為に任意保険も追加。ゴルディロックス効果を地で行くタイプ。
集合場所で受付を済ませ、バスに乗車したらなぜか自分の座席がVIP仕様のシートでした。
選ばれしゴージャス席、ありがとう。

上高地までは片道4時間半の予定。
3列シートで隣との間隔が広く、気兼ねなくくつろげるのがありがたい。
若干の渋滞に挟まりつつも、サービスエリアで休憩を挟んだりしながら長野県突入。
諏訪湖を過ぎ、どんどん山道へ。




お猿ー!
特に車に驚く様子もなく、のろのろと車道を横切っていった。肝が据わったお猿でござる。
▶︎大正池〜田代橋
AM11:45
大正池バス停に到着。
なんだかんだ5時間かかりましたわ…。
降車地が選べるので、私はここで下車して、歩いて河童橋方面を目指します。
15:30に上高地バスターミナル集合で、3時間45分のフリータイムがスタート。


まずは大正池のほとりを散策。



緑の山に、青い川。前回見えなかった焼岳もはっきり見えました。しかし散々晴れた日の景色が見たいとか言ってたのに、ここは雨の日の雰囲気の方が好きかも。


立ち枯れの木の傾斜度が、ちょっとだけ立ち直ってる気がする。そんなことあるか?
この辺りも川の水がすごく綺麗で、覗き込むと写真には写らないほどの小魚がたくさん。



河岸を離れて、さらに上流を目指します。



定期的に設置されているクマベル。
上高地は逃れようのないほど、その全域がツキノワグマの生息地。ビジターセンターのサイトでクマの目撃情報を確認できるのですが、今年はほぼ毎日目撃されているようです。
クマって基本的に人を避けるはずなんだけど、これだけ観光客がいても近くまで出てくるんですね…。
私が行った日も、しっかり目撃情報が上がっていました。

腹ペコグマとか、泣き虫グマとか、親分グマとか…
という訳で、今回はマル秘アイテムを持参。

そう、クマ鈴。
クマが先か鈴が先かで言えば、鈴が先です。
別に要らんだろう(というか鈴程度ではどうにもならないのでは)と思いつつも、可愛くてついつい買ってしまったやつ。
ストラップ部分が足跡柄なのもお気に入り。
北海道に行くときも使えるだろうし、きっと夏は風鈴とかになるはず。
ただせっかく持っては来たものの、クマ鈴を着けている人がとても多いのであっちでカラカラ、こっちでコロコロ。クマ鈴飽和状態だったので、私はサイレントモードにしてぶら下げたままでした。ただのキーホルダーやん。




緑が眩しい。
ちらほら咲いている赤い花はレンゲツツジ。


穂高連峰も見えてきた。
なんだかちょっとだけ夏を感じる空の色。実は新宿を出た時は空一面が雲に覆われていて冷や冷やしたけど、だいぶ晴れてきたようで良かった。

そして日が射して、ジリジリと耳が痛い。
爽やかな気候に油断しがちだけど、上高地の標高は1,500mで紫外線もかなり強め。
耳に日焼け止めを塗り忘れたことに気付き、このままでは耳なし芳一になってしまう!と慌ててUVカットパーカーのフードを被って木陰を歩く。








歩道の中を流れる小川を見ると、濃い緑色の藻がゆらゆら。おそらく梅花藻なのですが、まだお花は咲いていない様子。

上高地では初夏から秋にかけて梅花藻の白いお花が見られるそうなので、もう6月だし咲いてないかな〜とちょっと期待していたけど残念。
50分ほど歩いて、田代橋に到着。






山の緑が濃くて、目に優しいどころかちょっと眩しいくらい。気持ちのいい景色。
この日は最高気温でも22℃くらいだったと思いますが、半袖Tシャツの上に日焼け防止のアームカバーと長袖パーカーを付けて着込んでいたのでしっかり汗だく。
木道を抜けて道幅が広くなったので、被っていた帽子を脱いで日傘に切り替え。
再び河童橋を目指します。




▶︎ホテル白樺荘
PM13:05
河童橋に到着。

そして、見てください!
山です!

川です!

上高地です!

これが見たかったんだ〜!!
やったぞ!来たぞ!晴れてる日に!!

いや嬉しいですね。
雪渓が残る岳沢もくっきり見えました。

さて、この後。

木陰で水分補給をし、お手洗い休憩を挟んでから明神池まで行くつもりでいたのですが、ここで一つ問題が発生。
今歩いてきた大正池から河童橋までは、平均1時間ほどのコース。地図アプリ上では45分程度のはずなのに、なぜか1時間20分かかっている。
かなり競歩で歩いていたにも関わらず、私のリーチが短すぎるが故に相当の時間を要していた模様。
これから行こうと思っている明神池は、河童橋からだと往復で平均2時間のハイキングコース。
残りのフリータイムがあと2時間半弱なので、集合時間までに戻ってこれない可能性が浮上。
うーん、どうしよっかな。

どうしよっかな。

どうしよっかな〜。

悩むな〜、どうしよっかな〜。

悩んだ結果、いちごのタルトとアイスティーにしました。
100%ハイキングに賭けようと思っていたので特に飲食店は調べていなかったのですが、たまたま目の前にあったホテル白樺荘へ吸い寄せられるように入店。



1階のレストラン「ラ・ベルフォーレ」では、穂高連峰を眺めながら信州牛を使ったカレーやボロネーゼ、デザートなどがいただけるようです。
この日のおすすめはサーモンフライ。
でもガッツリご飯の気分じゃなかったので、いちごタルトにしました。

こってりホイップされた生クリームに、酸味のあるイチゴとざっくりしたタルト生地の組み合わせ。中にはカスタードクリームも入っていて美味しい。
喉が渇いていたからなのか、アイスティーもすごく美味しかった。
ここでしばらく休憩しながら、外の景色を見てまったり。

テラス席が人気なようで案内待ちの人が数組ありましたが、店内席は比較的空いていて並ばずに入店できました。
信州牛のビーフカレーも美味しそうだったな〜。他にも「穂高連峰をイメージしたジャンボモンブラン」とかあって(流石にこじつけが過ぎる)、きっと紅葉の季節に来ていたら間違いなくそれを選んでたと思う。
▶︎清流川〜ビジターセンター
PM14:05
小一時間ほどティータイムを挟んで体力も復活。
残りの時間で、河童橋周辺を散策します。


河童橋から歩いてすぐの場所にある、清流川へ。

橋から川を覗き込んでみたら、冷たそうな水の中で鮮やかな緑の藻がゆらゆら。

こちらも梅花藻の生息エリアなのですが、まだお花は咲いていない。オラもう6月やぞ?初夏やぞ?さっさと花咲かせんかい!と思いつつも、自然のことなのでそう簡単にはいかないらしい。
その足で、近くにある上高地ビジターセンターへ。

気象情報コーナーがあったけど、どうやら明日は雨っぽい。ギリギリセーフ。

そして掲示板にはクマに関する大量の注意案内。

前日に、さっき通ってきたウェストン碑の近くでも目撃されているようです。
そして中にはこんなものも…

どこへ行ってもクマ鈴の音が途切れることがなく、若干騒音にも感じていたため納得の注意書き。このクマのイラスト、かわいい。
館内には上高地の自然、歴史、生息する動植物についての写真やパネル、実物標本などが展示されていました。





の、ニリンソウ

▶︎河童橋
ビジターセンターを後にし、なんだかんだ良い時間になってきたのでバスターミナルへ向かいます。
そして忘れてましたが、THE・上高地といえばこの梓川に架かる河童橋。


意外と小さい上に橋を渡る人の振動でそこそこ揺れるので、初めて来た人はびっくりすることでしょう。私は橋の上から見る景色の方が好きかな。


ずっとサイレントモードだったクマ鈴にも河童橋を見せてあげた。
川の向かいには、さっきケーキを食べたホテル白樺荘や五千尺ロッジ。

去年アップルパイを買ったお店「TROIS CINQ」でお土産を買おうと思ったけど、想像を絶するほどの大行列だったので今回はパスすることに。




▶︎バスターミナルでお土産&おやき
PM15:00
あっという間に集合時間が近づいて参りました。
河童橋周辺のお土産屋さんは大混雑してて入れなかったので、バスターミナル近くでお土産を見ようかな。


グリーンのマットが可愛い、お土産処ピッケル。

小さい店内ですが、長野のお土産や地元のパン屋さんが作ったと思われるベーグルやスコーン、登山グッズなどが並んでいます。
ここで前回買って美味しかった信州味噌と、あと明日の朝ごはん用に長野のご当地パン・牛乳パンを購入。

牛乳パンずっと食べてみたかったの!
パッケージも可愛い。長野県の松本にあるパン屋さんみたいです。
朝からケーキしか食べていなかったこともあり、流石に塩っけが欲しくなりお隣の売店でおやきを購入。



長野っぽさを欲して野沢菜のおやきにしましたが、中の具が思ってたよりも濃いめの味付けで美味しかったです。ペロリだったので、もう1個くらい違う具のおやきを買えば良かった…。
バスに乗る前に、お手洗いに寄ってからバスセンター周辺をぐるっと一周。






15:30になり、フリータイムは終了。
3時間半だとあっという間ですね。バスに乗車して上高地を出発。
大正池の近くを通過したら、少しだけ雲が晴れてて穂高連峰のてっぺんが顔を出してきた。

名残惜しいなと思いつつも、晴れてる上高地を取り返せたので満足です。
帰りも同じゴージャス席なので、早々に寝ようとしていたらお猿の群れに遭遇。

この写真の3倍はお猿だらけでした。
この後もちょいちょい遭遇するので次第にカメラを構えなくなった。ふてぶてしく道路に飛び出してくるので、できればお猿も歩道を歩いてほしい。
2時間ほど走って、諏訪湖SAで小休憩。


カフェイン欲しさにコーヒーを買いつつ、売店で水わらびもちを見つけて「あのプルンプルンのやつや〜!」と、ついつい購入。
お店のお兄さんに賞味期限長いですアピールをめっちゃされたけど、きっと帰ったらすぐ食べるので無問題。
このあとはしっかり渋滞にハマり、もう一度サービスエリアに寄ったりしながら新宿に到着したのは21時前。滞在3時間半に対して、往復10時間強のバス旅でした。

最後に寄った石川SAのお手洗いが、驚くことにSHIROのホワイトティーの香りがした。
翌朝。
さっそく朝ごはんに牛乳パンを食べようじゃないか。
袋を開けるとパンはふわふわのまま。
潰さずに持って帰って来れて良かったと安心しつつ、ちぎって食べる。美味しい。

ミルククリームが挟んであるのだろうなと思っていたけど、想像よりも甘めのクリームで少し練乳の味。
疲れてる体に沁みる。
パンもふかふかで、軽くてパクパク食べられ…

脅威の576kcal
昨日はいっぱい歩いたぞ〜!と思っていたけど、上高地で消費したカロリー分を全てチャラにするパンでした。
ごちそうさまでした!

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