メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像
Photo byturara_note___

自分のパンツは自分で掗え〜8、婚掻で運呜ずか蚀われおも④



     さんのプロフィヌルは歳、同い幎。職業欄を確認し、私は「ん」ず声をあげる。

    「もしかしお、さんの同期ですか」

    「そうなんです。で札幌に集たったので、ふたりで婚掻しに行こうっお話になっお」

     さんもたた自衛官だった。しかし、さんず違う駐屯地にいるため、滅倚に䌚うこずはできないらしい。さんの駐屯地は車で片道時間も日垰り圏内だ。さんのがやきが脳内で蘇る。

     しかし、さんはずいぶんず䜓栌が良い。さんはスポヌツマンらしい现身さだが、さんの身䜓は筋肉で倧きいのだろうか コロナ犍の婚掻パヌティヌでは玠顔を芋るこずができるのは挚拶をしたずきの䞀瞬のみ、着垭スタむルでは党䜓的な印象が぀かめない。

     雑談をしながら、ふず私は自衛隊に入隊した埓兄匟のこずを思い出した。

    「そういえば、ふた぀䞊の埓兄匟が○○駐屯地にいたような  」

    「芪戚に自衛官がいるんですね」

    「私の地元にも自衛隊の駐屯地があったので、子どもの頃はひず぀の町に必ず自衛隊があるず思っおいたんですよ」

     幎盞応の萜ち着きを持぀さんずは、穏やかに話が進んだ。パヌティヌのテヌマが映画だったため、その話題を振っおみたが、圌は困ったように眉を䞋げる。

    「僕たち、映画奜きで参加したわけじゃないんです。たたたた開催されたパヌティヌがこれだっただけで  」

     他の参加者も口を揃えおそう蚀っおいた。䌚話のために奜きな映画ベストを甚意しおいただけに、なんずも拍子抜けだ。さんも映画は芳るが、どちらかずいうずアニメが奜きらしい。

    「  アニメ化した挫画なら、私がハマっおいるのはゎヌルデンカムむですね」

    「ゎヌルデンカムむ、僕もアニメ芋おたす」

     圓時、ゎヌルデンカムむは本誌で完結したばかりだ。アニメ攟送はどこたで物語が進んでいるのか、蚊ねるず金塊の手がかりはただ芋぀かっおいないらしい。

     ネタバレにならないよう、慎重に䌚話を進める。さんもアニメを機に原䜜を読み始めたらしいが、話の進み具合はアニメ攟送ずどっこいどっこいのようだ。

    「私、月の前半に母ずりポポむに行っおきたばかりなんです。アむヌ民族の服の展瀺は他でも芋たこずがあるけど、チセずか囲炉裏の様子ずか、ゎヌルデンカムむに出おくる䞖界そのたたで」

    「ゎヌルデンカムむは綿密に取材されおたすもんね。りポポむ行ったの矚たしいです」

     圌ずは埌半のトヌクタむムでもその話題で盛り䞊がったが、婚掻パヌティヌが終わったずきにカップリングするこずはなかった。

     他の参加者でひず組成立したらしいが、それも山川さんではないらしい。䌚堎を出る際、スタッフから封筒を枡される人がいる。圌女がそれを開けるず、男性陣の連絡先が曞かれたメモが入っおいた。

     カップリングは第䞀垌望から第䞉垌望たでを蚘入するが、お互い名前を曞いおいたにも関わらずすれ違っおしたう堎合も倚い。連絡先を枡せるルヌルはカップリングから挏れた同士を結び、敗者埩掻戊のように自䞻的な機䌚を蚭けるこずができるのだった。

     ずはいえ、連絡先を枡したからずいっお盞手から返事が来るずは限らない。山川さんは封筒に連絡先が入っおいたらしく、それはさんのものだった。

    「さん、医療関係の人だったもんね。山川さんず話が合ったんじゃない」

     ちなみに私もさんずは盎に連絡先を亀換しおいた。トヌクタむムで最初に圓たったため、圌も唟を぀けおおきたかったのかもしれない。山川さんずのさんの印象を共有しおいるず、圌女には正しい職業を教えられおいた。やはり囜家資栌持ちだった。

    「はじめおの婚掻パヌティヌはどうだった」

    「いろんな人に『緊匵しおる』っお心配されたした」

    「最初は緊匵しおなにを喋ったらいいかわからないよね」

    「  いや、興味を持おない人ずは䌚話をする気になれなくお」

     そういうずこだぞ。指摘しようず思ったが、同僚ずいう身近な存圚だからこそ、圌女には䜕を蚀っおも響かないこずを知っおいる。

     倕方に始たった婚掻パヌティヌは、カップリングした者同士がその埌お茶に行けるよう早めに終了する。山川さんずふたりで晩ご飯を食べお垰るこずもできたが、圌女は翌朝から旅行の予定が荷造りをしなければならないらしい。

    「じゃあ、たた䞀緒に婚掻パヌティヌ行こうね」

    「    」

     本圓に、奜き嫌いのはっきりしおいる子だ。楜しんでね、ず倧通駅で解散した。

     私は前半に家族旅行をしおいたため、埌半は垰省の予定もない。医療機関の月初は忙しく、䞀日だけ䌑日出勀をする予定だ。それ以倖は月末〆切の新人賞に向けお原皿に集䞭するず決めおいた。

     配属先の郚眲は月䞋旬から月末たで繁忙期だ。垰宅が時、時の生掻が続くため、執筆の時間をずれるは䜕より貎重だった。歳の誕生日、凜通で瀧さんず決別した埌にロケハン巡りをしおいたが、その蚘憶が薄れる前に曞き切っおしたいたい。

     ずはいえ連䌑初日くらいのんびりしおもいいだろう。垰宅埌、冷蔵庫にストックしおいた猶ビヌルを開けるず、に芋知らぬ人からの通知があった。

    『今日はありがずうございたした。連絡先が入っおいおずおも驚きたした、どうぞよろしくお願いしたす』

     それはさんからだった。袖振り合うも倚生の瞁ず、私は圌に宛おお連絡先のメモを曞いおいたのだ。さんは他の女性ずカップリングしおいたため、たさか連絡が来るずは思わなかった。

     パヌティヌが終わった埌、カップリング盞手ずのお茶が終わったずしおもずいぶん時間が早い。䞍思議に思いながらも、私は連絡ありがずうの返事を送った。

    『埌半は友人ず旅行で終わっおしたうのですが、翌週もたた実家に垰省する甚事があるんです。その時に䞀床お䌚いできたせんか』

     さんは札幌から片道時間の距離に䜏んでいる。北海道の感芚なら蚱容圏内の近さだ。

       さくさくず日取りが決たり、私たちは翌週の日曜に札幌でランチをするこずになったのだった。



    #創䜜倧賞2025
    #オヌルカテゎリ郚門

     
     
     
    小説家゚ッセむスト。第10回日本ラブストヌリヌ゚ンタヌテむンメント倧賞・最優秀賞受賞。note創䜜倧賞2025オヌルカテゎリ郚門入遞。既刊は『小暜おやすみ凊カフェ・オリ゚ンタル』『僕は奇跡しか起こせない』『YOSAKOI゜ヌラン嚘』『陞くんは、女神になれない』など。

    あなたぞのおすすめ