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ビジュアルAIの最新トレンド 005 写楽の6コマ漫画を GPT Images 2.0 で描いてみた

    東洲斎写楽ほど謎の多い絵師は少ない。皆様、よくご存知のとおりです。そこで、Images 2.0 を使って、謎・ミステリーのおまとめをしておくことにしました。写楽誰々説については、好著多数なので銘々に当たってみてください。個人的には梅原猛の「写楽仮名の悲劇」(新潮社、1987年刊)と田中英道の「実証 写楽は北斎である―西洋美術史の手法が解き明かした真実」(祥伝社、2000年)が、非常に面白かったです。

    さて、わずか10ヶ月の活動期間で忽然と姿を消した謎の天才絵師、東洲斎写楽。その強烈な個性は、今なお私たちを魅了してやみません。代表作と正体に関する主要な説を整理しました。


    写楽の代表的な作品5選

    • 三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛 悪玉の躍動感を捉えた写楽の代名詞。突き出した両手と不気味な表情が強烈な個性を放つ。

    • 四代目市川鰕蔵の塩谷判官 忠臣蔵の悲劇の主人公。高潔さと絶望が混ざり合った表情を、繊細な筆致で克明に描く。

    • 三代目瀬川菊之丞のおしず 女形の優美さと内面を表現。写楽特有の誇張を抑えつつ、女性らしい柔らかな造形が光る。

    • 初代尾上松助の松下三木之進 役者の加齢や個性を冷徹に描写。皺やたるみまで描く写実性が、当時の観客を驚かせた。

    • 二代目嵐龍蔵の金貸石部金吉 金貸しの冷酷さと滑稽さを描く。への字の口と険しい眉間が、役者の性格を雄弁に物語る。

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    写楽は誰だったのか?:3つの有力説

    1. 斎藤十郎兵衛 説

    阿波徳島藩のお抱え能役者説。古記録との一致点が多く、現在最も有力視されている説。

    2. 葛飾北斎 説

    若き北斎が名前を隠して描いた説。変幻自在な画風と空白期間が重なることから囁かれる。

    3. 蔦屋重三郎 説

    写楽を世に出した版元自身という説。プロデューサーとして理想の役者絵を自ら描いた。

    冒頭に書いた梅原さんの本「写楽仮名の悲劇」では、写楽=歌川豊国となっており、上記有力説には入っていませんが、同格で候補者にしてよい説だと思えました。梅原猛流の推論の楽しさを教えてくれる名著です。田中英道さんの「実証 写楽は北斎である―西洋美術史の手法が解き明かした真実」は、読んで字の如し。北斎一択という説を採っておられます。その後続編なども書かれていますが、一貫して北斎だという推論です。

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    なぜ葛飾北斎が写楽なのかについては、原典をお読みください。ここでは、5点を上のインフォグラフィックにまとめておきました。

    写楽=北斎説の5つのキーポイント

    • 空白の10ヶ月間との一致 写楽が活動した1794年から1795年にかけて、北斎(当時は勝川春朗)は所属していた勝川派を破門され、絵師としての活動記録が途絶える「空白期間」に入っています。この時期に別名で実験的な作風を試していたという見方です。

    • 筆致と解剖学的特徴の類似 写楽特有の「手の描き方」や「耳の形のクセ」が、北斎の初期の役者絵や後の作品と酷似しているという指摘があります。特に、関節の強調やデフォルメの仕方に共通の身体感覚が見て取れます。

    • プロデューサー蔦屋重三郎との絆 写楽を世に送り出した名プロデューサー・蔦屋重三郎は、北斎の才能を早くから見抜いていました。「売れる絵師」として北斎をリブランディングするために、あえて正体不明の大型新人としてデビューさせたという戦略的背景が推測されます。

    • 既存の型を壊す「リアリズム」への執着 当時の役者絵は美化して描くのが常識でしたが、写楽は醜ささえも描き出す写実性を貫きました。これは、生涯で30回以上も改名し、常に新しい表現や真実を追い求めた北斎の探究心と強く合致する精神性です。

    • 後の作品への影響とオマージュ 北斎は後に「北斎漫画」などで、写楽が得意とした役者の表情やポーズを彷彿とさせるスケッチを多く残しています。もし別人であればライバルの作風をここまで詳細に研究・継承したことになり、同一人物説を補強する一因となっています。

    これら5項目の抽出にあたっては、Gemini を使っています。

    せっかくですから、この抽出を踏まえて GPT で6コマ漫画にしてみました。緻密な描き込みになっており絵面もよく、気に入りました。

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    一番右下のコマで「東洲斎写楽」の「斎」と「写」の漢字が融合してしまっています。絶妙に惜しいデフォルメが混入していました。
     
     
    プランナー、著者、AIアーティスト。Aマガジン、Bマガジン、Cマガジン、Dマガジンを定期購読していただけます。Zマガジンは無料マガジンです。X口座(https://x.com/222TT222)では折々アート作品を投稿していますが、最近はリポストが多いです。

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