滝の楽しみ方
6月上旬になりますが、茨城に住む滝仲間さんに、茨城県北部の滝を案内してもらいました。
その数、1日でなんと28滝!
車での移動でしたし、ひとつの渓谷に複数の滝があるので、そこまでキツキツではなかったですが、それでもなかなかの数です。
ときどき、「そんなに滝を見て面白いの?」と聞かれたり、家族から「どれも一緒!」と言われたりしますが、滝も個性がありますからね。だから楽しい。
6月の滝めぐりで、滝へ行く楽しさ、面白さを再認識したので、写真とともにお伝えできればと思います。
1、滝の息吹きを感じる
滝の魅力といえば、滝しぶき。
滝の前は涼しく、清冽なしぶきを浴びると、気持ちがすっきりします。
なので、近くまで行ける滝は嬉しい。

全体を眺めるのも好きだけど。

滝の間近は、迫力が違う。

眺めていると、滝の息吹きを感じるんですよね。
そんなときの私の楽しみ方をご紹介しましょう。
まず、滝を眺めて、好きな流れを見つけます。滝全体だったり、滝の落ち口から元気に飛び出す水滴だったり、滝しぶきのつぶつぶだったり、毎回変わります。
好きなところを見つけたら、その流れをぼーっと繰り返し目で追います。すると流れにリズムを感じたり、滝のつぶつぶがスローモーションのように見えてきます。
次に目をつむり、滝の音に気持ちを集中させます。自分の鼓動と滝の鼓動を合わせるというか、自分のなかを滝が流れていくイメージ。
そしてゆっくり目を開けると、頭がすっきりして、感覚がクリアになり、なんだか身体が軽くなる気がするんです。
良かったら、お試しください!
2、自然が創る美を楽しむ
「滝」というと、真っ直ぐ流れ落ちる姿を想像するかもしれませんが、いろんな形があります。

積み重なったような岩を流れる、あまり見ない形の滝です。
個性的な滝は、見る場所で印象が変わるのも面白い。


自然の造形は、本当に不思議。そして美しい。どうしてこんな形を創り出せるのか。

落差はないけれど、渓流と、みどりの苔が鮮やかです。
この下流の眺めも素敵でした。

橋に植物が絡んで、グリーンの世界。自然と一体化した美しさよ。
この秘境感、たまりません。いや、ほとんど人の通らない秘境なんだけど。
アートを楽しむように、自然の創る美を自分で見付けて楽しむ。
それも滝めぐりの面白さです。
3、滝つぼを愛でる
滝つぼも、いろいろあります。

深くて神秘的な滝つぼ。この色、たまらん。

と思ったけど、浅い滝つぼのキラキラした明るさもたまらん!

落差はないものの、勢いの良さに飲み込まれそう。

木々の向こうに落ちる滝と滝つぼも、絵画のようで素敵です。
「どれが好き?」と聞かれても、「どれも好き!」としか答えられません。
4、滝への道のりを楽しむ
ほとんどの滝は森のなかにあるので、滝へ向かうまでの散策も楽しみのひとつです。

せせらぎに耳を傾けながら森を歩き、滝へ向かう。これだけでリラックス効果抜群です。

常陸太田市の河鹿沢は、遊歩道があり、森林浴と滝の両方が楽しめました。

ひとつの渓谷で複数の滝を楽しめるなんて、お得感があります。しかも同じ沢なのに、形がそれぞれ違って面白い。
河鹿沢の支流に、もう一本、滝がありました。

祠が祀ってあり、なんだか神聖な気持ちになりました。
ハイキング強めの滝めぐりなら、「1、滝の息吹きを感じる」で紹介した薄葉沢の滝の薄葉沢渓谷も、13もの滝があって楽しかったです。



薄葉沢渓谷は、塩の道ハイキングコースの一部にあり、渓谷沿いに山道が続いていました。
大きな滝はありませんが、滝の音を聞きながら歩いて心地良かったです。
観光地として整備され、気軽に滝めぐりを楽しめる場所もあります。

花貫渓谷にある汐見滝吊り橋は、紅葉の時期には赤く染まるそう。

グリーンシーズンもいいですが、秋は格別でしょうね。
この花貫渓谷には、「2、滝つぼを愛でる」で紹介した不動滝や名馬里ヶ渕と、もうひとつ「乙女滝」があります。

歩きやすく整備されていて、気軽に滝と森を楽しむのにうってつけ。しかも美しい。
花貫渓谷、覚えておいて損はありません!
駐車場からすぐ、というアクセスのいい滝もあります。

横川の下滝は道路沿いにあり、駐車場も完備されています。アクセスの良さもあるのでしょう、写真の撮影で訪れる人が多くいました。
深山幽谷の趣きがありながら、一歩離れると滝の気配が消える。そのギャップも面白いです。
もちろん、すべての滝が整備されていたり、遊歩道があったりするわけではありません。
今回は猛者の滝仲間さんに案内してもらったので、こんな藪も普通に歩きました。

これでもお手柔らかな滝めぐりでした。
癒しの滝めぐりもあれば、同行者によってアドベンチャーも楽しめる。滝めぐり、本当に幅が広いです。
番外編
滝好きさんには、写真が好きな方も多くいらっしゃいます。今回、案内してくれた滝仲間のすずきさんも、そのひとり。
私はスマホで証拠写真のように撮るだけですが、すずきさんの写真は全然違います。
(サムネイルの写真も、すずきさんが撮ってくれました)

この記事の1枚目の写真と同じ滝ですが、本当に同じものを見ているのだろうか…。
写真のお好きな方は、滝の撮影も楽しみのひとつのようです。
※※※
一気に28滝もめぐったからこそ、滝へ行く楽しさ、面白さを再認識した1日でした。
まだまだ暑い夏。
滝へ涼みに行くのはいかがでしょう。
※※※
今回、茨城県北部の滝を案内してくれた滝仲間すずきさんのHPです。
お忙しいなか、完璧なスケジュールをありがとうございました!
