
『貧困』は災害だ!
- 割引あり
貧困は災害
地震や津波の被害者に対して、「自己責任だ」と言う人はほとんどいません。ところが、貧困に対しては「努力が足りない」「働かないからだ」と自己責任論が向けられることがあります。しかし私は、貧困は災害であると考えています。
もちろん、浪費や判断ミスによって生活が苦しくなる場合もあります。しかし、病気、失業、家庭環境、景気の悪化、物価高騰など、自分の力だけでは避けられない出来事によって貧困に陥る人も少なくありません。
災害が誰にでも起こり得るように、貧困もまた誰にでも起こり得るのです。そして災害からの復旧に支援が必要であるように、貧困からの復旧にも本人の努力だけでなく、共助や公助が必要です。
家計の基本構造
家計はシンプルに表すことができます。
【収入】-【支出】=【生活の余裕】
収入より支出が多ければ生活は苦しくなります。反対に、収入より支出が少なければ生活に余裕が生まれます。貧困から抜け出すためには、まずこの基本構造を理解し、自分の現状を把握することが重要です。
貧困から復旧するための順序
貧困から復旧するために必要なのは、次の三段階です。
支出を減らす
収入を増やす
投資をする
この順番が重要です。十分な収入がない状態で借金をして事業を始めたり、大きなリスクを取ったりすることは、状況をさらに悪化させる可能性があります。まずは家計を立て直し、その上で収入を増やし、最後に将来への投資を行うべきです。
支出を管理する
復旧の第一歩は支出の見直しです。本当に必要な支出なのかを確認し、不要なものは減らしていきます。何か欲しいものがある場合も、すぐに購入するのではなく、
本当に必要か
他で代用できないか
中古品はないか
より安い選択肢はないか
を検討します。生活を立て直す時期には、衝動的な消費を避けることが重要です。
収入を増やす
支出を管理できるようになったら、次は収入を増やします。
そのためには、「自分は誰に、どんな価値を提供できるのか」を考える必要があります。価値とは必ずしも特別な才能ではありません。経験、知識、技術、人脈、誠実な対応なども価値になります。仕事を通じて相手の課題を解決し、その対価として収入を得る。その積み重ねが生活を安定させていきます。
目標を紙に書き、自分が実現したい収入や提供したい価値を具体化することも有効です。大切なのは、願うことではなく、価値を明確にし、それを行動によって形にしていくことです。
投資をする
生活に余裕が生まれたら、その余裕を将来に向けて投資します。投資とは金融商品だけではありません。