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トラクターの振動と腰痛。長時間運転を乗り切る骨盤の立て方


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    ども!京都・京丹波の農家、たけみファームのtakemiです。

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    7月も中旬に入り、夏野菜の収穫や秋に向けた畑の準備で、
    毎日フル稼働のたけみファームです。

    農家にとって、広い畑を耕したり畝(うね)を立てたりするのに欠かせない最強の相棒といえば「トラクター」。

    手作業に比べれば何十倍ものスピードで作業を進めてくれる、
    本当に頼もしい存在です。

    しかし、

    このトラクター、長く乗っていると
    「腰」が強烈な悲鳴を上げます。

    今日は、理学療法士の視点から

    「なぜトラクターに乗ると腰が痛くなるのか?」
    というメカニズムと、

    長時間の運転を無傷で乗り切るための「骨盤の立て方」についてお話しします。



    最悪の組み合わせ。「振動」×「背中の丸まり」

    トラクターに乗ったことがない方は、「座って運転してるだけなら楽なんじゃないの?」と思われるかもしれません。

    しかし、

    畑はアスファルトの道路とは違い、
    土の塊や石、高低差だらけの「悪路」です。

    そこを鉄の爪で耕しながら進むため、
    運転席には常に「ガックン、ガックン!」という激しい縦揺れの振動がダイレクトに伝わってきます。

    この振動を浴びながら、
    人間は無意識のうちにある「悪い姿勢」をとってしまいます。

    それが、「骨盤が後ろに倒れ、背中が丸まった姿勢(骨盤の後傾)」です。

    理学療法士として解説すると、
    人間の背骨は本来、緩やかな「S字カーブ」を描いています。

    このカーブが、歩く時や走る時の「サスペンション(バネ)」の役割を果たし、衝撃を吸収してくれます。

    しかし、

    座席で背中を丸めると、
    このサスペンション機能が完全に失われます。

    その状態でトラクターの激しい縦揺れを何時間も受け続けると、
    衝撃がすべて「腰の椎間板(ついかんばん)」や「腰の筋肉」に一点集中し、大ダメージを与えてしまうのです。



    魔法の姿勢「骨盤を立てる(坐骨で座る)」

    では、どうすればこのトラクター地獄から腰を守れるのか。

    一番の解決策は、サスペンション機能を復活させること。

    つまり、「骨盤を立てて座る」ことです。

    やり方はとてもシンプルです。

    座席に座った状態で、お尻の下に手を入れてみてください。

    左右に一つずつ、ゴリゴリとした硬い骨があるのが分かると思います。

    これが「坐骨(ざこつ)」です。

    1. 背中を丸めて座るのではなく、この「左右の坐骨」に均等に体重を乗せて座ります。

    2. 頭のてっぺんを、見えない糸で上からスッと引っ張られているようなイメージを持ちます。

    たったこれだけで、後ろに倒れていた骨盤がスッと起き上がり、
    背骨のS字カーブが復活します。

    この「骨盤が立った状態」をキープできれば、
    トラクターがどれだけ跳ねても、
    背骨全体がバネのように衝撃を分散して逃がしてくれるため、
    特定の場所(腰)が痛くなるのを劇的に防ぐことができるのです。



    農作業もデスクワークも、工夫で乗り切る

    とはいえ、何時間も骨盤を立てた姿勢を自分の筋力だけでキープするのは、
    よっぽど体幹が強いアスリートでもない限り至難の業です。

    作業に集中していると、どうしてもだんだん姿勢が崩れてきます。

    そこで私は、トラクターに乗る際、
    「丸めたタオル」を腰と背もたれの間に挟むようにしています。

    これ(ランバーサポートと言います)があるだけで、
    物理的に骨盤が後ろに倒れるのを防いでくれるため、
    圧倒的に楽に正しい姿勢をキープできます。

    また、1時間乗ったら必ずトラクターから降りて、
    腰を後ろに反らすストレッチをして「背骨をリセット」することも忘れません。



    機械のメンテと同じくらい、自分の身体もメンテする

    トラクターのオイル交換やツメの点検はこまめにするのに、
    一番大切なエンジンである「自分の身体」のメンテナンスを怠っては、
    長く農業を続けることはできません。

    この「骨盤を立てる」座り方は、
    トラクターの運転だけでなく、長時間の車の運転や、
    オフィスでのデスクワークにもそのまま使える一生モノの身体の動かし方です。

    痛みを我慢するのではなく、
    身体の構造を理解して賢く使う。

    理学療法士の知恵をフル活用して、今日も元気に畑を耕してきます!



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    #農業 #理学療法士 #2拠点生活 #京丹波 #毎日投稿 #たけみファーム


     
     
     
    16年の理学療法士を経て、京丹波で新規就農4年目。京都⇔京丹波の2拠点生活で、丹波の黒豆やお米を育てています。「カラダとココロと農」を軸に、子供たちに「かっこいい大人の背中」を!!安心して挑戦できる世界を作ることが目標。土に触れ、自分を表現する日々の気づきを毎日お届けします。

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