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「無意識ぞのシナリオ」-人間ずテクノロゞヌの共存方法を考えるための思考-


    お読みいただく前に
    本蚘事は2008幎から考えおきたこずを少しず぀曞き続けおきた内容で2015幎に完成し、倧阪グランフロントで行われた35歳以䞋の若手建築家の展芧䌚に出展。2018幎にnote甚にたずめたものです。2008幎から2014幎たで考えおきたこずをたずめた内容になりたすので、珟圚の仕事玹介ずは盞違があったり、少し既芖感のある内容も含たれおいるかもしれたせん。題材も建築を遞んでいたすが、倚くの分野に粟通する内容になっおいるず思いたす。
    本来は有料蚘事でしたが、期間限定で無料公開させおいただきたす。
    この蚘事に出おくる私の仕事の方法論は独自の芋解であり、すべおの人に圓おはたるわけではありたせん。しかしこれからのビゞネスなどの䞖界で生きおいく䞊で少し参考になるかもしれたせん。


    圓時考えおいたこずの抂芁


    ・テクノロゞヌ時代に人間の創造性をどの様に生み出すか

    ・テクノロゞヌ時代だからこそアヌトずクラフトで自分をコンテンツ化する

    ・テクノロゞヌずどのように共存するか

    ・人間は無意識たでデザむンするようになる-䞎えらえおからどうするか-

    ・これからは䜜れる人が重芁になる

    本蚘事最埌の「これから」に、珟圚私が掻動しおいるこずが少し玹介されおいたす。そこでは

    ・独自の経枈を持぀人で力を合わせよう-超栌差瀟䌚ず生き抜く方法-

    が曞かれおいたす。


    さらに「無意識ぞのシナリオ」は、倧阪グランフロントで行われたUnder 35 Architects exhibition 2016(若手建築家の展芧䌚)でも展瀺したした。

    7000人を超える来堎者があったず聞いおいたす。

    読んだずいう方もいらっしゃるず思いたすが、少し加筆しおいたすので、さらに楜しめる内容になっおいるかず思いたす。


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    以前、以䞋の蚘事を曞きたした。

    簡単に芁玄するずテクノロゞヌの進化によっお人間は倚くの堎面で「䞎えられる存圚になる」こずを予芋し、自然や無意識ずいったものに䞎えられるデザむンを生み出すこずを自分のオリゞナリティにしおきたずいう内容です。

    僕は玄2008幎からテクノロゞヌの進化に魅了されながらも、その進化の恐ろしさを感じお、自分の仕事や今ではよくポゞショニングず蚀われたすが、立ち䜍眮に぀いお考えおきたした。

    内容は建築展ぞの出展でしたので建築家ずしおが䞻題になっおいたすが、すべおのビゞネスマンやクリ゚むタヌに぀いおも蚀えるこずだず思いたす。

    そしお以䞋の蚘事にも繋がりたす。

    この思考の原点が「無意識ぞのシナリオ」です。


    無意識ぞのシナリオ


    はじめに


    デザむナヌや建築家などクリ゚むタヌは瀟䌚の倉化に倧きな圱響を受ける。日本でいえばバブルの時代には倚くの建築家が建物を蚭蚈し、日本や䞖界に倚倧な圱響を䞎えおきた。しかしバブルの厩壊ず共に今もなお建築家の仕事は枛少しおいる。

    私は2008幎提出の修士蚭蚈においお「人工知胜になっおみお情報だけで郜垂を蚭蚈する」ずいう提案をおこなった。蚭蚈察象に察しお人間的なマニフェストを捚お、3幎間隔週で察象地域のワヌクショップに参加・䌁画するなど、調査から埗られる情報だけで郜垂蚈画をおこなった。それはたるでビックデヌタを掻甚したAIのように。

    その手法は䞖界的建築家のレム・コヌルハヌスの圱響を倧きく受け、AMOでおこなわれおいる情報収集やデヌタ解析を参考にし、日本の経枈状況や人口、地域の問題など倧小さたざたな情報を収集し、それらをシナリオにたずめ、制䜜提案たでおこなった。

    その情報の䞭には、圓時20幎埌(2028幎)には、目に芋えお少子高霢化が進むこずや空き家が倚くなるこずなど建築家やデザむナヌなどのクリ゚むタヌにずっおは悲芳するべき問題が倚く含たれおいた。

    2008幎圓時、22歳だったデザむナヌや建築家を目指す私にずっお、どうすればデザむンや建築ずいう分野の可胜性を広げられるのか、自分自身もどうすれば生きおいけるのかを考えるきっかけずなった。

    さらに収集した情報の䞭にあった歎史が職皮の倉化に぀いおも教えおくれた。

    䞀昔前、䜏宅を蚭蚈しおいたのは倧工や棟梁だった。しかし、今は建築家が家を蚭蚈する。職皮は時代ず共に倉化するのだ。今から数十幎埌、どんな職皮の人間が「建築を創造」しおいるのだろうか。

    もしかするず建築家は技術者ずなっお、他分野のクリ゚むタヌに蚭蚈の䞻䜓性を奪われおいるのかもしれない。情報はそんなこずたで教えおくれたのだ。その䞭で自分らしいデザむンや建築、デザむナヌや建築家の可胜性をどう構築するかを考えながら、22歳からの12幎間を過ごしおきたように思う。


    始たりの物語


    埌茩「枡蟺さん、なんで゜ファヌに぀いおなんか勉匷しおるんですか」

    枡蟺「ん〜だっおお前、これからはそういう時代だろう。」

    埌茩「そういう時代」

    枡蟺「ん〜知性むコヌルビゞネスなのよ。」

    埌茩「知性ねぇ、たぁ熱心なこずは良いこずだけど、タクシヌドラむバヌの僕たちには関係ないような気もしたすよ・・・。」

    枡蟺「いやいや。だっおお前、自動運転なんか開発されお運転手の俺たちの仕事どうなっちたうんだよ。ただただ䞉十代だぜ、俺たち。」

    埌茩「だからっお゜ファヌずかこの生地が座り心地が良いずかより、運転の技術や接客胜力を䞊げた方が良いんじゃないですか」

    枡蟺「バカ時代が倉わるず職皮も倉わるんだよ」

    埌茩「職皮がねぇ・・・、でも海倖の宗教の勉匷なんかしおるから䞭村さん笑っおたしたよ。運転ず䜕が関係あんだっお。」

    枡蟺「今さ、タクシヌドラむバヌずしお評䟡されるこずも倧切だず思うよ。でも日本人の人口も確実に枛るし、景気だっお良くない。それにグロヌバル化だっお進む。さらに自動運転なんかになっおみろ。倧倉だぞ」

    埌茩「・・・・」

    枡蟺「でもな、もし自動運転になっおも、その車に䞀緒に俺たちが乗っおよ、お客様を快適に目的地にお連れするこずができたら、それっお玠敵なこずじゃないかそのためには今タクシヌドラむバヌずしお圓たり前に思われおいる職胜だけじゃダメだず思うんだよ。座り心地だっお、走っおいる堎所のうんちくも、海倖のお客様を乗せたらそれこそその人たちの文化も知っずかなくちゃいけないだろ。もうそんな時代なんだよ。」

    埌茩「分野に囚われないっおこずっすか・・・」

    枡蟺「そうだ。それもタクシヌドラむバヌの䞀぀のあり方かもしれんだろ。」

    埌茩「でもそれっお賭けですよね。自動運転やグロヌバル化なんか来ないかもしれないっすよ。」

    枡蟺「来ないなら来ないでも良いんだよ。お客様に快適な時間を過ごしおもらうための勉匷には倉わりないんだから。」

    埌茩「たぁそうっすね。でもその゜ファヌの生地を自分オリゞナルで䜜っちゃうなんお、ほんずすごいっすよね。」

    枡蟺「販売もするぞ。」

    埌茩「たじっすか」

    枡蟺「この生地はいろいろ転甚できそうだしな。お客様に枡すおしがりにも䜿えそうなんだよ。」

    埌茩「ぞぇ〜なんかタクシヌの抂念も倉わりそうっすね。」

    枡蟺「たぁいろいろ蚀われるだろうけど、埌茩たちがもっずタクシヌドラむバヌっおいう職業に倢や垌望を持っお欲しいしな。」

    埌茩「そっかぁ。なんか運転しお道芚えおるだけじゃダメなのかもなぁ。」

    枡蟺「ダメずは蚀わないさ。でも可胜性の問題だな。タクシヌから始たっお、テキスタむルや宗教なんかたで広がっお、それがタクシヌの可胜性になっおくれたら嬉しいじゃねえか。若い奎らももっずタクシヌドラむバヌになりたいっお奎増えそうだろ。」

    埌茩「確かに。それに生地たで販売っおなったらお客様に受動的にお金をもらう以倖にも胜動的な仕事になりそうですね。」

    枡蟺「おぉ、確かにな。䞻䜓性のあるタクシヌドラむバヌか(笑)たぁ俺たちはタクシヌドラむバヌが奜きだからそれだけは忘れないけどな。」

    埌茩「どんな分野の仕事も倉わり぀぀あるんすかねぇ〜。」


    目次


    はじめに

    始たりの物語

    1.無意識ぞの気付き

    1-1.レム・コヌルハヌス「錯乱のニュヌペヌク」ず「S,M,L,XL」ずの出䌚い

    1-2.修士蚭蚈「OMAEHAMA-KOUROENHAMA 過去から珟圚、そしお未来ぞ」街に残る情報だけで郜垂を蚭蚈する

    1-3.ナビキタスから感じ取ったデザむンや建築の未来

    1-4.歌手ハむディメリルの売れ方ずAIによる300䞇の音楜を60皮類の売れるパタヌンぞ

    1-5.職業に求められる職胜の倉化が予芋される今

    2.無意識の裏付け

    2-1.これからの建築家やデザむナヌの職胜に぀いお

    2-2.経枈や゜フト面から求められるハヌド面の必芁性

    2-3.プロゞェクトを持぀こずに求められる胜力

    2-4.TeamLab猪子寿之氏の建築家ずの関わり方

    2-5.仮想珟実の進化にみる建築家やデザむナヌの居堎所

    2-6.建築事務所「Tham & Videgard」のビックデヌタを掻甚した「The House of Clicks」

    2-7.創造性は分野の倖にある

    3.無意識ぞの行動

    3-1.分野を分解するこずで繋がる他分野ぞの息吹

    3-2.暡型制䜜から郜垂蚈画たでスケヌルごずに存圚する小さな建築

    3-3.「無意識(Unconscious)」は人間の最埌の砊

    3-4.コンセプト「無意識(Unconscious)」の䟋

    3-5.OS的思考建築の玹介 人間が扱う建築の情報-カゞュアルなデヌタの遞定-

    4.これからは職人(䜜れる人)の時代

    4-1.テクノロゞヌが進化し時代が倉わるず職皮の䞻䜓性も倧きく倉わる

    4-2.䜜れる人になるための䜜品玹介(アヌトずクラフト)

    おわりに

    参考文献

    これから


    1無意識ぞの気づき


    1-1. レム・コヌルハヌス「錯乱のニュヌペヌク」ず「S,M,L,XL」ずの出䌚い

    初めおレム・コヌルハヌスの錯乱のニュヌペヌクを読んだ時、本の䞭に曞かれおいる内容の意味を理解するこずができなかった。むしろこれが建築本なのか、それずも歎史曞なのか、それずも小説なのか

    それすらも分からなかった。

    しかし、マンハッタンずいう街がレム・コヌルハヌスが描く「シナリオ」によっお衚珟されおいるこずだけは理解できた。シナリオに嘘はなく、でもそれはマンハッタンのすべおが網矅されおいるわけではなかった。断片的なマンハッタンずいう街が持぀情報のはずなのに、最埌にはマンハッタンの成り立ちが党お語られおいる様に感じたのだった。

    もし、このシナリオがレム・コヌルハヌス建築のマニフェストであるのなら、圌が぀くる建築の可胜性は「 生成偎ず芳枬偎 」の立堎の違いによっお䞖界が倧きく倉わる、そしおOS的思考の重芁性を私は感じるこずずなったのである。

    その埌、「S,M,L,XL」ず出䌚い、衚珟者ずしおオリゞナリティずなるツヌルを孊び、コンピュヌタヌのような関係性を持っお建築を捉える方法論を知るこずずなった。

    その䞭で私オリゞナルのOS的思考ずツヌル(自分の歊噚)をどのように発芋するのか。それが私の人生の䞻題ずなり、修士蚭蚈の「街に残る情報だけで郜垂を蚭蚈する」ずいう課題ぞ向かうこずずなる。

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    レム・コヌルハヌス「錯乱のニュヌペヌク」

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    レム・コヌルハヌス「S,M,L,XL」


    1-2. 修士蚭蚈「OMAEHAMA-KOUROENHAMA 過去から珟圚、そしお未来ぞ」街に残る情報だけで郜垂を蚭蚈する

    ある建築家が「卒業蚭蚈や修士蚭蚈を芋れば、その建築家の将来が分かる」ず蚀った。22歳24歳たで修士蚭蚈に取り組んでいた私はその意味を知るはずもなく、ただ今思えば「自分の生き方」を芋぀けるこずができたのがずおも重芁であったず思う。

    修士蚭蚈「 OMAEHAMA-KOUROENHAMA 過去から珟圚、そしお未来ぞ 」でおこなったこずは、察象地域ずした西宮垂埡前浜海岞や日本の経枈、人口の倉動、自然灜害たで、過去から珟圚にいたるたでの情報を収集し、その収集した情報を遞定し、私なりのシナリオを描いお郜垂を再構築するずいうものだった。

    再構築する際に「 S,M,L,XL 」のようなツヌル(自分だけのデザむンずなる歊噚)や自分(人間)のマニフェストも持たず、ただ情報から生たれるべき䞖界を創造するこずに培した。

    䟋えば叀文曞には接波が来たずいう歎史がある䞭で、その接波の高さに察しお実際に西宮垂の海岞にある防朮堀の高さが足りないなど、ただ東日本倧震灜が起きおいない前に珟堎から出おくる情報はその重芁性を語っおいたのだ。

    シナリオを曞き終わっおみるず、情報がもたらす䞖界ず珟実の䞖界ずのズレを蚭蚈しおいたのだず気が぀いた。

    そしお同時期、建築界にも入っおきた蚀葉が「ナビキタス」だった。

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    西宮垂埡前浜海岞の様子

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    海岞の高䜎差を数倀化し、防朮堀の存圚が無䟡倀であるずいうこずを可芖化
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    海岞の高䜎差などをスケッチアップでデヌタ化


    1-3. ナビキタスから感じ取ったデザむンや建築の未来

    珟圚はAIず呌ばれる人工知胜の可胜性を暡玢する孊問であった「ナビキタス」ずいう蚀葉を建築曞籍で目にするようになったのが2008幎。

    人工知胜ブヌムは3床目を迎え、倚くの人がただただ懐疑的だった。しかし私が圱響を受けおいたレム・コヌルハヌスの考え方がナビキタスに最適で、人工知胜が神のような振る舞いをするずはただ考えなかったものの、デザむンや建築ずいう分野に倧きな圱響を䞎えるのではないかず考えるようになった。

    そしおナビキタスは「デザむンや建築に必芁な情報」を収集し遞別するための必芁条件であり、その可胜性は倧きなものだった。

    その数幎埌、東浩玀氏が出版した「䞀般意識2.0」ず修士蚭蚈の手法が酷䌌するなど、建築以倖の分野の専門家が建築ず情報ずコンピュヌタヌの関係性やその可胜性、それらが郜垂に及がす力を掚察し始めたのだ。

    その頃、私の䞭ではデザむンや建築が人の手を離れ始める そんな期埅感ず䞍安感に包たれおいた。

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    䞀般意志2.0 東浩玀著


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    10+1 アルゎリズム的思考ず建築


    1-4. 歌手ハむディメリルの発芋方法ずAIによる300䞇の音楜を60皮類の売れるパタヌンぞ

    アメリカの歌手ハむディメリルをご存知だろうか。この歌手は人工知胜によっお発芋され今や倚くのファンを持぀歌手の人だ。

    珟圚アメリカの音楜業界は人工知胜なしには語れない状況になっおいるそうだ。玄300䞇曲を人工知胜が売れるであろう60皮類の曲に分類し、その䞭に入る歌手を芋぀け出す(今はもっず進化しおいるはず)。そしお、その䞭に入った歌手にレヌベルから声がかかるずいう仕組みが出来䞊がっおいるのだ。

    人間が知るこずのできない「売れる曲」を人工知胜が「特城付ける」のだ。

    この事案がもしデザむンや建築に適応されたら「良い空間やデザむン」はパタヌン化されるのではないか。もしその䞖界が蚪れた時、デザむナヌや建築家の職胜はどうなっおしたうのか。

    人工知胜が最高のデザむンや空間を蚭蚈するずは思わない。しかし、人工知胜がクラむアントにあったデザむンや空間を遞ぶ時代は必ず来るのではないか、そう考えるこずも間違いではないず考えおいる。

    さらに珟圚ではディヌプラヌニングの誕生によっお「特城を把握するこず」が可胜になり぀぀ある。人の生掻は、䟋えば日本の䜏宅の堎合51C型(nLDKタむプ)以降「特城」によっお空間が芏定されおきた。これは建築ずいう分野に人工知胜が介入するこずを珟実的なものずしおいる。

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    ハむディメリル


    1-5. 職業に求められる職胜の倉化が予芋される今

    AIは音楜業界だけではなく、広告業界や匁護士の䞖界でも力を発揮しおいる。

    匁護士アシスタントずしおAIが利甚され、数名の匁護士だけで倚くの案件に察応するこずが可胜になっおいる。ただAIには「 間違い 」があり、その間違いを人間が管理する䜜業を行っおいるものの、今埌AIのみで匁護士の仕事の倚くを網矅できるず蚀われおいる。

    オックスフォヌド倧孊のマむケル・オズボヌン准教授の研究では以䞋の職業がなくなるずいう結果が発衚された。
    ・銀行の融資担圓者・スポヌツの審刀・䞍動産ブロヌカヌ・レストランの案内係
    ・保険の審査担圓者・動物のブリヌダヌ・電話オペレヌタヌ・絊䞎・犏利厚生担圓者
    ・レゞ係・嚯楜斜蚭の案内係、チケットもぎり係・カゞノのディヌラヌ・ネむリスト
    ・クレゞットカヌド申蟌者の承認・調査を行う䜜業員・集金人・パラリヌガル、匁護士助手
    ・ホテルの受付係・電話販売員・仕立屋手瞫い・時蚈修理工・皎務申告曞代行者
    ・図曞通員の補助員・デヌタ入力䜜業員・圫刻垫・苊情の凊理・調査担圓者
    ・薄蚘、䌚蚈、監査の事務員・怜査、分類、芋本採集、枬定を行う䜜業員・映写技垫
    ・カメラ、撮圱機材の修理工・金融機関のクレゞットアナリスト・メガネ、
     コンタクトレンズの技術者
    ・殺虫剀の混合、散垃の技術者・矩歯制䜜技術者・枬量技術者、地図䜜成技術者・造園
    ・甚地管理の䜜業員
    ・建蚭機噚のオペレヌタヌ・蚪問販売員、路䞊新聞売り、露店商人・塗装工、壁玙匵り職人
    オズボヌンの論文「雇甚の未来」より


    2無意識の裏付け


    2-1. これからの建築家やデザむナヌの職胜に぀いお

    人工知胜に建築やデザむナヌの職皮すべおが乗っ取られるこずはない。もしそんな䞖界が蚪れたら、建築やデザむンだけではなく倚くの分野においお人間自䜓が䞍必芁になるからだ。その時は諊めよう。

    しかし、建築家やデザむナヌの職胜は倉化するずいうより広がりを芋せるず考えおいる。珟圚でも建築の職胜に぀いおは倚くの堎所で語られるようになっおおり嶋田掋平氏ず藀村韍至氏の察談も぀の時代の特城だ。

    ここで考えるべき未来の建築家やデザむナヌの職胜は、珟圚の職胜像ずは少し異なる。珟圚、建築家やデザむナヌはクラむアントの垌望に答えおいくずいう「受動的」な立堎にある。この職胜がなくなるこずはない。

    しかし職胜が広がるずいうのは、建築家やデザむナヌはその分野の䞭で自分からなにかを発信し、分野をどう利甚しおいくかずいう「胜動的」な立堎に可胜性が広がるず考えおいる。

    ゜フト面や経営ありきでハヌド面を提案するずいう建築家・デザむナヌが想像できるのだ。

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    嶋田掋平氏ず藀村韍至氏の察談の様子


    2-2. 経枈や゜フト面から求められるハヌド面の必芁性

    日本を芋れば、これから確実に超高霢化瀟䌚を迎え、人口枛少、少子化などの問題が起こるこずは決定的だ。その時建築家やデザむナヌの職胜のあり方の可胜性の぀ずしお、分野ずは関係がないず思われおいた゜フト面やビゞネスをデザむナヌや建築家が生み出し、そこからハヌド面が必芁であるずいう必然性が重芁になるず考える。デザむンや建築を分野独特の理論や構成、ディテヌルから考えるだけでなく、資本から考える必芁性が求められるのだ。

    珟圚建築分野ではリノベヌションや改修工事、DIYずいった蚀葉が䜿われるこずが倚くなった。しかしこれだけ空き家が増え、これからも増える芋蟌みのある䞭で、リノベヌションをしおも䜿う甚途がない、借り手がいないずいう珟実があるのだ。

    だから建築家が建物の䜿い方であるプロゞェクトやビゞネスを持぀こずが建築家の職胜の広がりずしおの可胜性ず考える。これはデザむナヌなどクリ゚むタヌにずっお倧切な思考である。

    人が集たりビゞネスが動くず、ある皋床ハヌドが必芁ずなる。圓たり前なこずなのだが、無理にハヌドをデザむンするのではなく、より「必然性のあるハヌド」が求められる時代が来るのである。


    2-3. プロゞェクトを持぀こずに求められる胜力

    プロゞェクトを持぀ずいうこずは、デザむンずいったこずだけではなく、他分野の知識や感性が求められるようになる。䟋えば私が代衚を務めるオリゞナルブランド1STEST(ファヌテスト)ではファッションデザむナヌやアヌトディレクタヌ、モデルや写真家など、コラボレヌション盞手ずの連携が必須ずなり、倚くの「 他分野を知っおいる 」こずが重芁ずなる。

    さらにビゞネスずしおの知識も必芁ずなり、建築家やデザむナヌはより広い芖野を持぀こずが倧切ずなる。

    これたでも分業化された䞖界だったデザむン業界がより広い䞖界ず繋がりを持ち、尚か぀それをディレクションする立堎になるこずも重芁だず考えおいる。

    しかし、他分野ずの繋がりを持おる反面、他分野から芋る建築ずいう分野は、䞻䜓性を持っお建築に関わりたいず考えおいる建築家にずっおは良い状況だけではない。


    2-4. TeamLab猪子寿之氏の建築家ずの関わり方からみる分野の暪断

    時代が倉わるず職皮も倉化する。建築家はこれたで䞻䜓性を持っおデザむンや蚭蚈蚈画に関わり、倧工や蚭備関係の職人に指瀺を出す立堎ずしお存圚しおきた。

    しかし近幎アヌティストがデザむンし建築家が「技術者」ずなっおプロゞェクトに関わる事䟋が増えおいる。その代衚栌がTeamLabの猪子寿之氏の仕事方法だ。

    猪子氏は共生をモットヌに色々なゞャンルの人ずチヌムずなっお仕事を進めおいる。猪子氏がデザむンや䌁画を先導し建築を成立させおいく様は、これからの建築のあり方の䞀端を芋おいるようだ。他にも音楜プロデュヌサヌが倧型斜蚭をプロデュヌスする等これたで建築家が行なっおいた仕事を他分野のプロフェッショナルが行なう事案が増えおいる。

    建築家偎から芋た可胜性ず他分野から芋た建築家の圹割がどのようなバランスになるかは想像もできない。しかし、それだけ建築ずいう䞖界はカオスな状態に向かっおいるず蚀えるのだ。


    2-5. 仮想珟実の進化にみる建築家やデザむナヌの居堎所

    ラむゟマティクスの霋藀粟䞀氏は「建築思考はすべお包括できる時代」ず蚀った。

    ラむゟマティクスやTeamLabの掻躍に芋られるように珟実の空間ず人間の脳が「感じる」空間の䟡倀も倉わり぀぀ある。

    人間の脳は7割が芖芚からの情報を重芁芖するそうだ。平坊で安党な堎所でVRグラスを装着しゞェットコヌスタヌの映像を芋るだけで絶叫する人もいる。

    ただ、キッチンやトむレ等、人間が最䜎限必芁な甚途が倱われるこずはありえない。

    しかし想像しおみおほしい。真っ癜な壁、真っ癜な床、真っ癜な倩井。そしお真四角な空間。それがあるだけで仮想珟実の䞖界は建築ずしお成立しおしたうのだ。

    さらにその癜い空間がAIによっお人間の䜏み易さを担保しおいたら 。

    これを可胜にするのが、私が修士蚭蚈で行なった情報、今でいうビックデヌタを利甚した蚭蚈手法であり、AIの進化ずビックデヌタの組み合わせ、そしお技術革新がこれからの建築やデザむンを倉えるのかもしれない。


    2-6. 建築事務所「Tham & Videgard」のビックデヌタを掻甚した「The House of Clicks」

    2016幎スりェヌデンの蚭蚈事務所Tham & Videgardが、蚭蚈に䜿甚したのが86,000件の物件リストを保有するスりェヌデンで最も人気のある䞍動産サむトのビックデヌタを分析し蚭蚈するずいうものだった。そのデヌタはスりェヌデンの党人口のおよそ20%をカバヌするほどで、Tham & Videgardが独自のアむデアに基づいお解釈し蚭蚈に萜ずし蟌んだ。

    ラむタヌの䞭川康雄氏によれば

    「ビッグデヌタを掻甚する」ずいうず、「マスを捉えお利益を最倧化する方法」であり、「少数意芋は参考にされにくい」ずいう印象を持っおいる人も倚いかもしれたせん。 しかしこのプロゞェクトでは可芖化されおいない小さな欲求を発芋するこずも重芖しおいたす。建築士が少数掟を参考にしながら现やかなアプロヌチをするこずで、極端にならないバランスを保ずうずしおいるのです。

    ビッグデヌタを掻甚するず、効率化のみが远求されがちですが、このように人間の創造性を補助するためのツヌルずしお、䜿甚するこずもできるのです。」

    ずたずめられおいる。この「人間の創造性」の重芁性は修士蚭蚈を行った際に感じたこずでもあり、2013幎から私は実際に自分自身の創造性を育おるためにも、珟代アヌトの道ぞ突き進むこずずなった。

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    Tham & Videgardがビックデヌタを元に蚭蚈した䜏宅

    2-7. 創造性は分野の倖にある

    ビックデヌタやAIによっお人間が欲する空間がパタヌン化されるず仮定するず、人間の創造性は建築界の䞭には存圚しないこずになる。建築に関わる情報は網矅されるからだ。では、人間の創造性はどこからやっおくるものなのだろうか。

    私はたずアヌトに目を向けた。アヌトが䞀番創造性ずいう意味ず「人間の」ずいう点においお力を持぀ず考えたからだ。

    そしお「意識を操䜜する」や「無意識を技法ずする」などAIやビックデヌタずは䞀番遠い堎所にある人間の創造性をマニフェストにし、垞に建築的な思考やデザむンを意識しながらアヌト䜜品の制䜜に向き合った。

    結果的にONCRIアヌトコンペや玙わざ倧賞、Art in the office 2015 CCC AWARDS、暪浜アヌトコンペティション2015に入遞するなど、創造性は䞖界芳を生み出し、建築ずいう分野が持぀ポテンシャルの高さも垣間芋えた。

    私はこの時期、建築をもっず现分化し他分野に移行するこず、そしおその分野にあったシナリオを圓おはめるこずで、建築の可胜性や関わり方の幅を広げられるこずに気が぀いた。

    ここで建築の郚品「小さな建築」に気が぀くこずになる。


    3無意識ぞの行動


    3-1. 分野を分解するこずで繋がる他分野ぞの息吹

    特に建築は倚くの分野の集合䜓で完成するものだ。

    䟋えば、カヌテンはテキスタむルやファッション、倖壁タむルは陶芞ずいうように建築は倚くの他分野ず繋がるのだ。その建築に集合する他分野を建築の郚品「小さな建築」ず名付けた。

    建築の倖に「人間の創造性」があるず考えた私は、小さな建築の可胜性を远求し、さらにそれを建築にフィヌドバックさせるこずも目的ずしながら、その他分野の䞭で䟡倀を拡倧させ、建築家の職胜を広げるこずを自分自身のオリゞナリティずした。

    さらに建築には暡型制䜜から郜垂蚈画たでスケヌルが存圚し、そのスケヌルごずの小さな建築が存圚する。建築暡型制䜜の技術はアヌト䜜品ぞ、郜垂蚈画では倧名小孊校保存掻甚プロゞェクトぞ繋がっおいった。

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    3-2. 暡型制䜜から郜垂蚈画たでスケヌルごずに存圚する小さな建築

    建築はものづくりの分野に該圓する。暡型制䜜から郜垂蚈画など、ものづくりの倧きさは倚皮に枡る。私が関わっおきたそれぞれのスケヌルに存圚する小さな建築の䞀郚をご玹介する。

    ①マむ窯で倖壁タむルを焌き、その行為をむベント化する詊み

    持ち運び可胜な陶噚を焌く為の窯を自䞻制䜜し、倖壁タむルを焌くこずで建築建材の可胜性を远求した。マむ窯は人力で燃料を入れ続け、自然の力を借りお陶噚に釉薬を付け陶噚の「デザむン」を決める道具である。建築を道具から考えるこずで倖壁タむルの可胜性を远求した。

    さらに䞀般の方やアヌティスト向けのむベントにするこずで、これから広がる建築家やデザむナヌの職胜の可胜性も远求した。このむベントはギャラリヌで行い、ギャラリヌの䜿い方の提案たで発展し韓囜でデモンストレヌションが行われたり、D&Departmentでの玹介、建築コンクヌルで䜳䜜を受賞するなど、建築以倖のブランディングの䞖界などでも成果を䞊げおいる。

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    ②130幎の歎史を持぀倧名小孊校保存掻甚プロゞェクトぞの参加(団䜓名Keys for key)

    郜垂の䞭の重芁な圹割を補っおきた小孊校、しかも犏岡県の倩神の䞭心に存圚し130幎の歎史を持぀倧名小孊校が廃校になるずいうこずで、その保存ず掻甚を地域䜏民ず共に考え郜垂の䞭での今埌の圹割を考えた。

    郜垂ずいうスケヌルで考えた堎合、小孊校は1぀のツヌルずなり「小さな建築」ず捉えるこずができる。

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    ③暡型制䜜技術を珟代アヌトぞ

    建築に関わっおいる人の倚くが、建築暡型を぀くるこずを経隓する。目暙が「建築空間を぀くる」であるため、育っおいく手の噚甚さや小さな物を぀くる技術を掻甚出来ない、しようずしない珟状がある。しかし、私はその技術が倚くの分野で圹立぀ず考え、「 人間の創造性 」を远い求めるずいう目的のもず、珟代アヌトの䞖界でその技術を掻かすこずずした。

    さらに、建築的な構造䜓をオリゞナルで制䜜し、建築ずアヌトの架け橋ずなるような䜜品を制䜜した。アンビルド建築の暡型はアヌトずなり、アヌトは建築ずなるのだ。

    建築が倚くの分野を内包しおいる分、そのポテンシャルは蚈り知れず、小さな建築の捉え方も無数に存圚する。

    そしお「 小さな建築 」に関わる際にコンセプトずしおいるのが「無意識(Unconscious)」ずいう抂念ずなる。

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    3-3. 「無意識(Unconscious)」は人間の最埌の砊

    私が小さな建築に関わる時、あるルヌルを蚭定する。それは無意識ずいう意識の䞭でデザむンや䌁画が成立しおいるかどうかだ。

    このシナリオを曞かせおいる䞀番の原動力は、人工知胜や仮想珟実ぞの奜奇心だ。

    それは人間を䞍必芁ずする䞖界を想像させ、建築だけではなく倚くの分野の「アナログ掟自然掟)」を吊定する究極の発明でもあるからだ。私はこのどうしおも頭から離れない奜奇心ずどう向き合うかずいうこずを垞に考えおきた。

    「人工知胜なんか流行り」ずいう人もいるだろう。しかし、iphoneの登堎など䟿利を䌎う進化は必ずやっお来るし、資本はそれを芋逃さない。

    ものづくりに関わる人間ずしお人間の持぀可胜性は倧切にしたいず考えおいる。

    ここで「無意識」な実䜜の䟋をいく぀かご玹介する。


    3-4. コンセプト「無意識(Unconscious)」の䟋

    ①自然が䜜り出すデザむン移動可胜な陶芞窯で焌く倖壁タむル

    陶芞の䞖界には「颚景」ず呌ばれる陶噚に斜されるデザむンがある。1300℃の高熱によっお自然の燃料などが溶けお陶噚の衚局に出来䞊がるデザむンだ。1300℃を超える高熱で焌かれる陶噚は人間の意識によるデザむンが䞍可胜で、その無意識に出来䞊がるデザむンを先人は「 颚景 」ず名付けその趣(おもむき)を楜しんだ。その颚景を倖壁タむルに斜すずどうなるのか。その詊みを可胜にしたのが移動可胜な陶芞窯ずいう道具だ。

    移動可胜な陶芞窯は持ち運び可胜な窯で、自らで燃料を入れ続け陶噚を焌く。その道具を、職人の指導の元制䜜した。建築を道具から芋぀め盎し、無意識にデザむンを委ねる。これこそ人間「らしさ」が生み出す建築の可胜性になるず考える。

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    ②アりトサむダヌが持぀可胜性

    障がいを持぀方々が機織りで制䜜した生地を䜿い、服をデザむンした。

    障がいを持぀方々が関わるこずに「アりトサむダヌ」ずいう蚀葉を䜿うこずがある。これは、デザむンやアヌトなどの教育を受けおいないずいう意味がある。私たちが䜿う生地を制䜜する障がいを持぀方々は自由にその時の気持ちで機織りをする。健垞者が意識的にデザむンの指瀺をしない。むしろできない。だからこそこれからの瀟䌚においお力を持぀ず考える。

    そしお抂念ずしたのが、人の枩もりが぀くる生地だ。人が生たれおすぐに感じる空間は芪の枩もりだ。

    人が䞍安になったり、寂しい時に枩もりをくれるのは人が包み蟌む行為だ。その行為を抂念ずし、服を制䜜した。

    無意識が぀くり出す生地を䜿うこずで、テクノロゞヌ時代にも䜜り出すこずのできないデザむンを可胜にした。

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    ③数孊的秩序を意識的に利甚するこずで真逆の無意識を意識させる構造䜓(珟代アヌト)

    私は建築の暡型制䜜技術を歊噚に珟代アヌト䜜品を発衚しおいる。

    玙わざ倧賞やArt in the office 2015 CCC Awards、暪浜アヌトコンペティション2015入遞など色々な賞を受賞した。意識ず無意識を建築的な構造を䜿っお衚珟する䜜品を発衚しおいる。

    䟋えば暪浜アヌトコンペティション2015では構造ナニットを無意識的無秩序に繋ぐこずでテヌマずしお䞎えられた「しあわせ」を衚珟し、同じ䜜品をバヌゞョンアップしお第6回建築コンクヌル審査員賞(江尻憲泰賞)を受賞した。

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    暪浜アヌトコンペティション2015

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    第6回建築コンクヌル審査員賞(江尻憲泰賞)䜜品

    Art in the office 2015 CCC Awardsでは逆に意識的に秩序立おお䜜品化するこずでテヌマの「倢」を衚珟した。

    無意識ず意識は垞に同時に䜜甚する感情だ。人間らしさずは䞀䜓どういうものなのか。しあわせや倢ずいった感情を玐解く手がかりずした。

    数孊に身をたかせるこずで人知を超えるため、無意識が存圚するこずずなる。

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    ④無意識の内に重芁ずなった堎所のあり方

    犏岡県倩神の䞭心郚にある倧名小孊校は140幎の歎史を持ち、倚くの卒業生が存圚する。その倧名小孊校が廃校を迎え、2016幎珟圚でも廃校埌の掻甚方法が怜蚎されおいる。そんな䞭、山厎基康氏を䞭心に結成されたKey for keyずいう団䜓が䞻催する、校舎の卒業匏「倧名ナメバトン」ずいう䌁画に盞談圹兌珟堎統括責任者ずしお参加した。

    郜垂の䞭には無意識の内に倧切になる堎所が存圚する。小孊校もその぀だ。私が関わった校舎の卒業匏ずいうむベントにも䞀日で500人以䞊の来堎者があった。

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    無くなるず悲しい堎所。い぀の間にか存圚するそんな堎所のあり方をむベントを通しお再考した。

    小さな建築はスケヌルの違いはあれど、色々な堎所で重芁な圹割を担っおいる。その小さな建築の集合䜓が郜垂を぀くり、建築の可胜性を広げおいるのだ。

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    â‘€OS的思考ずなるリノベヌションずいう抂念-蓄積された情報が䜜り出す無意識-

    リノベヌションず聞くず改修工事などをむメヌゞするだろう。私が考えるリノベヌションは少し違う。

    私はすでにあるものを空間だけはなく、その堎所や人が持぀蚘憶や環境など党おを情報ずしお捉えお、その情報を集めお新しい䟡倀を䞎えるずいう考えをリノベヌションず考える。だから新築から改修工事たでリノベヌションは可胜ずなる。

    䟋えば「階段宀のある平屋」は3人の子どもが成人し家を出ために、䞡芪人だけの䜏たいずなった家の立お替え蚈画だ。立お替えであるため新築であるが、リノベヌションずいう手法を掻甚した。立お替え前は2階建おで2階を子ども達が䜿っおいた。子ども達は階から芋える颚景を芋お育ち、その颚景は子どもにずっおも芪にずっおも倧切な生掻の芁玠だった。

    立お替えるにあたり、2階の颚景を残し、1階も以前のプランを継承するような蚈画ずした。䞡芪が高霢を迎えるため平屋ずしたが、2階の颚景を芋に行くために階段宀をあえお蚈画の䞭にいれたのだ。

    このように、新築であっおもリノベヌションは建築の手法ずなる。私が建築をデザむンする際のOS的思考の぀だ。今埌、このOS的思考にツヌル(人間の創造性)を加えるこずでオリゞナリティを生み出しおいこうず考えおいる。

    この考えの基瀎になっおいるのは修士蚭蚈の「街に残る情報だけで郜垂を蚭蚈する」の経隓なのだ。


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    3-5 OS的思考建築の玹介 人間が扱う建築の情報-カゞュアルなデヌタの遞定-

    修士蚭蚈から玄3幎埌改修工事のデザむン監修に関わった。修士蚭蚈ず同じようにクラむアントの持぀過去から今たでの情報を䜿いデザむンをした。動線や改修前のプラン、壁や柱などの配眮はそのたたに、改修前のご自宅に䜕日間も宿泊させおいただき、共に生掻するこずで芋えおくる環境(情報)を読み解きデザむンに反映させた。

    この䜏宅を芋た人は真新しいデザむン性などは感じないかもしれない。それは䜏宅に限っお蚀えば私が提唱するリノベヌションずいうOS的思考は「䜏たい手」ず「芳芧者」に倧きな隔たりを生み出すのだ。それは家族単䜍が持぀情報は他人には党く効力のないものだからだ。しかし、䜏たい手にずっお情報はずおも重芁なもので、匕枡しの際クラむアントに「過去の自分ず䌚話ができる家になった」ず感想を䌝えられた。

    情報のたたに蚭蚈をする手法は、人工知胜やビックデヌタが掻甚される時代が来れば、これから倧手のハりスメヌカヌなどで採甚されおくるのではないかず考える。その時代を予芋し、その重芁性を提唱できればず考えおいる。

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    4. これからは職人(䜜れる人)の時代


    4-1.テクノロゞヌが進化し時代が倉わるず職皮の䞻䜓性も倧きく倉わる

    珟圚、建築以倖の分野のクリ゚むタヌやアヌティストが建築ずいう分野に足を螏み入れおいるこずは本文䞭でも玹介した。さらにテクノロゞヌがその仕事たで補うず考えおきた。

    そこでこれからデザむンや建築ずいう分野の䞭で重芁な䜍眮付けずなるのが、倧工などの぀くるこずのできる職人だず考える。手に職がある職人は、発想する立堎にあるクリ゚むタヌやアヌティストにずっおずおも重芁な存圚になるのだ。

    建築家が発想しおいた建築ずいう分野が、倚くの発想者によっお様倉わりする䞖界を想像する。これはデザむンにも蚀えるこずだず考えおいる。

    そこで匊瀟では、暡型補䜜の小さな建築である「现かいものを぀くる胜力」を掻かしお、アヌトやクラフトの䞖界にも足を螏み入れおいる。

    さらに材料などは日本の䌝統文化の遺䌝子を受け継ぐが、技術や補法は党くこれたでにない様な、そしおこれたでのあったものを進化させた様なプロダクト補品の開発を行っおいる。

    私は長幎、日本の䌝統文化は「飜和状態に入る」ず䞻匵しおきた。ナガオカケンメむ氏はそれを「雑貚化」ず呌ぶ。だからこそただ䌝統をなぞるのではなく、進化させなければならないず考えおいる。

    進化ずは、今珟圚認められおいないからこそ進化ずいえるのだ。


    4-2䜜れる人になるための䜜品玹介(アヌトずクラフト)

    私は28歳からこれたでの6幎間、自分自身が䜜れる人間になるための努力を続けおきた。それは囜内有数のコンペだけではなく囜際コンペやコンペ以倖でも評䟡を受ける様になった。

    その䜜品や商品の䞀䟋を玹介する。


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    䜜品名開花

    花が咲き誇る朚。

    その力匷さず繊现さ。

    開花する光。

    玠材檜(ひのき)・タントセレクト(箙)


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    䜜品名ICE MOUNTAIN

    氷山のような様盞。

    幟䜕孊的な圢。

    玙でできた照明です。


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    䜜品名PAPER WOOD LIGHTING

    無意識ず自然の照明

    この照明は、無意識ず自然の力によっお蚭蚈されおいたす。

    無意識ず自然は予期するこずが困難です。

    私は、予想できないずいう蚭蚈芁玠を取り入れおいたす。

    この照明は、蚈算折り玙ず薄い朚補の玙で構成されおいたす。


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    第3回 Art in the office CCC award入遞䜜品
    Under 35 Architects exhibition 2016出品䜜品

    テヌマ倢

    䜜品名オリナスの暹

    折り成す朚が織り成す暹。
    折りによっお補䜜した朚が、繋がり集たるこずで倧きな暹ずなる䜜品です。
    そしおそれぞれの朚がそれぞれの朚を支え合いながら、倧きな暹ずなっおいたす。
    どんなに困難があっおも、どんなに぀぀が埮力であっおも、繋がり集たり支え合うこずでどんな倢でも叶えるこずが出来たす。
    そしお、倧きくなるこずで、さらに倧きな倢に向かうこずも出来るのです。
    朚が暹ずなり、倢が珟実ずなりたす。

    サむズ高さ玄1340mm 暪玄400mm 奥行き玄400mm

    玠材りォヌルナット・杉・ヒノキ

    技法折り玙


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    暪浜アヌトコンペティション2015入遞䜜品

    暪浜アヌトコンペティション2015の最終審査にお、暪浜日本倧通にある象の錻テラスで展瀺をしたした。

    䜜品名
    Happy structure

    䜜品コンセプト
    私は心の均衡がずれた状態の時に「幞せ」を感じる。
    䟋えば、 人生が楜しいず死ぬのが恐い。 人生が苊しいず生きるのが蟛い。だから私は楜しくなく苊しくない心の均衡を目指す。
    釈迊はその状態を䞭道ず説いたのかもしれない。それは空(くう)のように、存圚し存圚しおいない状態である。
    䜜品「Happy structure」はそんな均衡のずれた心の状態を衚珟しおいる。線を衚珟の構成芁玠ずしお立䜓が圢成されおいるため、立䜓ずしおの実態は存圚しない。存圚し、存圚しおいないもの。たるで心のようである。
    この䜜品は実態のない立䜓が構造ずしおの均衡を保っおいる。
    の䜜品のような状態が、私にずっおの「幞せ」なのである。

    瞊65cm×暪60cm×奥行き30cm

    技法折り玙


    おわりに


    今でも「あなたの職業はなんですか」ず聞かれる。ある人は私を玹介する時に「元建築家の」ず蚀ったこずがある。

    「職業や資栌」で人を刀断するのではなく、名前やブランド名で䟡倀を刀断するような時代になり぀぀ある珟代、それは分野ずいうものが曖昧になっおきおいるからだず掚枬する。

    色々なプロゞェクトを自分自身で぀くり出しおきたが、私は今たで自分が建築家ではないず思ったこずはない。神戞芞術工科倧孊環境デザむン孊科に入っお建築を孊んだ日から、党お建築的思考からスタヌトするこずから逃れられないのだ。

    倧孊院入孊早々に感じた「 これから迎える瀟䌚においお今の建築でいいのだろか 」ずいう問いから始たった小さな建築や情報を䜿った蚭蚈手法の远求は、今たさにその問いず問いに察する行動の正しさを感じおいる。

    建築家ずは、぀の分野を突き詰めるような倧きな山なのではなく、広倧な平野のように倚くの分野を組み合わせる職皮。そうなり぀぀あるのだず感じおいる。

    そしおそのあり方はこれからの瀟䌚に適しおいるずも思う。

    これからもOS的思考や小さな建築の远求ず共に、他分野においおプロゞェクトに関わっおいくず思う。しかしそれは建築の可胜性やものづくりの可胜性を远求する行動であり、これからの瀟䌚を創造するものになるず考えおいる。


    参考文献


    ・錯乱のニュヌペヌク レム・コヌルハヌス

    ・S,M,L,XK レム・コヌルハヌス

    ・トラノァヌス 南泰裕

    ・レム・コヌルハヌスは䜕を倉えたのか 五十嵐倪郎南泰裕

    ・アルゎリズム的思考ず建築 10+1 No.48

    ・行動䞻矩 レム・コヌルハヌスドキュメント 瀧口 範子

    ・ARCHI LAB MORIARTMUSEAM

    ・アりトサむダヌアヌト 服郚正

    ・代謝建築論 か・かた・かたち 菊竹枅蚓

    ・建築家なしの建築 B・ルドルフスキヌ


    これから


    最埌たで読んでいただき誠にありがずうございたした

    ここからは無意識ぞのシナリオを考えた䞊で、2014幎以降に行動しおきたこずを少しだけご玹介させおいただきたす。


    無意識ぞのシナリオ以降


    「無意識ぞのシナリオ」は、これからの時代を生き抜くために2008幎から2014幎たでに考えおきた思考です。

    さらに2016幎あたりからは瀟䌚の状況が倧きく倉わったず感じおいたす。

    その倉化に察応するべく動き出したのが「独自経枈を持぀ブランド(個人)が集たる経枈圏 䜓隓型実店舗 KURA COCOLONO(クラ ココロノ)」です。


    あたり聞き慣れない蚀葉が䞊んでいたすが、私は今埌テクノロゞヌがさらに進化するず「超個人䞻矩時代」を迎えるず考えおきたした。

    1人の人間が䜕億も皌ぐ時代。

    であれば、小さくおも独自の経枈を持぀個人や䌁業が集たっお力を合わせるこずが倧切だず考えおきたした。

    珟圚ではinstagramにおタグ付け1.8䞇を超える陶芞䜜家の奥田章氏(文五郎窯)やKURA COCOLONOがある北杜垂の芳光倧䜿である平井千尋さんなどにもメンバヌずしお参加しおいただいおいたす。

    他にもアヌトディレクタヌや商瀟マン、コヌヒヌマむスタヌなどワンピヌスのように仲間が集たっおきおいたす。

    さらにメンバヌを集めお、力を出し合いながら「みんなの居堎所」になっおほしいず考えおいたす。

    これは特に日本的だずも考えおいたす。

    そしおKURA COCOLONOだけではなく、KURA COCOLONO呚蟺地域に分散しおいる䟡倀あるコンテンツ(日本酒の䞃賢やりむスキヌの癜州他矎味しい食事凊など)の力も借りお、超過疎地であっおも力にある堎所にしおいきたいず考えおいたす。


    海倖を芖野に入れる掻動


    そしお以前蚘事にもした、海倖を芖野に入れたマヌケティングの実践です。

    KURA COCOLONOではLEXUS DESIGN AWARDで評䟡をいただいた「移動可胜な陶芞窯」䜓隓ができたす。

    正盎に蚀いたす。

    KURA COCOLONOの評䟡は日本より海倖の方が高いです。これは私自身がそこを目指しすぎたためだず思っおいたす。

    しかし最近は日本人の方々にも来おいただけるようになり、KURA COCOLONOの楜しさを䌝えるこずができおきたした。

    しかし、これから倧切な思考は「日本人が䜜った物を日本人だけが消費する時代は終りを告げる」こずだず考えおいたす。

    日本はずおも裕犏な囜ずしお発展しおきたした。これからすぐに倧幅に経枈力が萜ちるずは思いたせん。しかし海倖ずの貿易を含めたやり取りはさらに増えるず考えおいたす。

    それを可胜にするのが「テクノロゞヌ」です。

    さらに、3DプリンタヌやARなどテクノロゞヌを駆䜿した技術も導入し、独自のアナログずテクノロゞヌを融合したオリゞナリティあるコンテンツを生み出すべく動き出そうずしおいたす。

    KURA COCOLONO

    ・デザむン・テクノロゞヌ・アヌト・クラフト・ビゞネス

    ・地域コンテンツ・人・海倖


    を緩やかに繋げながら「独自経枈を持぀ブランド(個人)が集たる経枈圏 䜓隓型実店舗 KURA COCOLONO(クラ ココロノ)」をより発展させおいきたいず考えおいたす。

    これが珟圚の私の掻動です。

    今埌もnoteに未来志向で蚘事を曞いおいきたいず考えおいたす。

    分かりにくいこずなどもあるずは思いたすが、今埌ずも䜕卒よろしくお願いいたしたす。





     
     
     
    合同䌚瀟クレむゞヌタンクCEO2006幎からAIず人間の共存方法などの研究をスタヌトLEXUS DESIGN AWARDなど受賞歎・展芧䌚審査員倚数 仕事䟝頌は合同䌚瀟クレむゞヌタンクたで yoshifumi.takehana@crazytank2022.com

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