
日本農法が世界を救う <対極にある北米の農業>
北米の大規模農業の危機
どの国も若手が農業に携わる人が減り、深刻な問題になっています。それは、北米も同じで日本だけの問題ではありません。さらに、イラン戦争によって北米の農業にも大きな影響を受けています。今回の中東問題は、エネルギーと肥料の高騰によって農家を圧迫して窮地に立たせています。この問題は、庶民生活にも影響をし北米も第一産業のモノが高騰して、野菜や精肉が異常に上がっています。かつては、安いスーパーに行けば質は落ちてもそれなりの量を買うことができました。しかし、いまはそれが出来なくなりました。
北米農業の危機は、土壌問題と水問題にあります。いまは、モンサント社の農薬や肥料によって大規模農業で、価格を抑えた農業をしていますが、このシステムが壊れていくと見ています。次の動画を見ると、北米の農業の危うさに気づかされます。いまのアメリカの市場経済の問題は、マネーゲームをしている人やトップ数%富裕層だけでなく、農業問題も深刻な問題を抱えています。
この実態を見た後に、日本の農業が北米の農業とは対極にあることが理解できます。実は、日本式農業にしか食料危機を回避する未来はないと見ています。あるモノをリサイクルをすることで、循環型の農業をしていく仕組みを作れるかで、その国の国力にも繋がる時代になります。食料自給率が国家安全保障の重要な意味を持っているのは、一般庶民の生活が出来なければ国家を維持することができません。いまは、中国ばかりが経済崩壊を言っていますが、北米経済も怪しくなってきています。それは、最低限必要な食料が高騰して庶民生活が貧困に向かっているからです。
対極にある日本農法 <農薬や化学肥料でない菌糸の力>
早いもので、ライフスタイルにしてきた農業研究も気がつけば15年の歳月が経ちました。その中で、最近実験してきて面白いことが解りました。細菌を使った土壌改善が北米でも通用するということです。
以前までは、隣の乗馬クラブから馬糞とウッドチップを混ぜ合わせたものを畝の上に置く農法でしていました。それは、土壌を豊かにしていい状態にするのですが、たまに熟していない馬糞とウッドチップは、苗床をすべて死滅させてしまうほど強すぎることもあります。2~3年ぐらい外で放置したモノを使うのですが、熟していないと菌が強すぎるのか、苗床がすべてやられてしまいます。その経験から、少し苗床から離して畝の端や溝にミックス(糞とウッドチップ)されたモノを土壌にかぶせていました。そうすると、雑草が生えてこないのでマルチの役目もしていました。日が経つうちに、土壌とウッドチップが融合していき、状態のいい腐葉土の土壌に代わっていきました。これが、これまでの成果であります。
この農法は、一緒にしていた友人のルーカスの農法で、あまり耕さず上にかぶせる技法でした。



彼の出身地はポーランドで、幼少時代に移民でカナダに渡ってきて、東欧では土壌にかぶせる農法でしていたようです。その当時は、日本式の農法でしていたので、耕運機を使ってフワフワの土壌にしていました。それが、いい土壌づくりだと思っていました。彼と一緒にやっていく中で、まったく逆の理屈の農法があることを教えてもらいました。それ以来、彼の農法を取り入れて耕さない農法でやっています。いろんな国の人と農作業をすると勉強になることがたくさんあります。いまは、コロンビアに行ってしまい、しばらく会っていないのですが親友の一人です。
「黄金の国ジパング」はいまも健在で「キン(菌)の国」
日本では、「菌ちゃん農法」がこの数年流行っていて興味がありました。加えて、私の叔父である積哲夫氏は20年前から、「キノコの原木の廃材」を使った農法を発案して日本でキノコの原木をチップにする農法を始めていました。その農法は、特殊な農法で波動農法と命名し日本の各地域でやっています。
今回、実験したのは日本で流行っている「菌ちゃん農法」が本当に土壌が改善するのかを調べてみました。納豆菌を砂糖水に溶かして、培養させたものをかけました。さらに、イースト菌を砂糖水で溶かしたものを繁殖させて水で薄めてかけました。
いくつかに分けて実験をしてみました。土は、畑の土を使いました。
1)畑の土に菌を入れたもの。
2)土の上に生ごみを入れて土をかぶせたもの。
3)土の上に枯れ葉を入れて土をかぶせたもの。


3月上旬に開始をしたのですが、5月の中旬にはほとんど分解されていて、枯れ葉の筋が残るぐらいで良質の土壌に変わりました。バナナも分解がはじまりほとんど腐葉土になっていました。室内でしたため、温度は20度前後になりました。思っていた以上に、良質の腐葉土が出来ました。

4月中旬にした生ごみと枯れ葉(卵の殻や鶏肉の骨など野菜の切れ端などを入れました。)は、卵の殻や骨が残りながらも分解をしていました。1ヶ月ぐらいでは、まだまだ分解がされず数週間は必要だということが解りました。ただし、菌を入れないで土の中に埋めた場合と明らかに違い、悪臭が出ませんでした。さらに、土に触れていた部分は、腐葉土になりかけていました。菌による分解の速さは、いままでのリサイクルで腐葉土を作っていたモノとは全く違うものになることが北米でも証明されました。

この実験を通じて感じたのは、日本は菌の国だということです。お酒にしても醤油・味噌にしても、すべて菌によって旨味質を出す方法を日本人は器用に使い分けてきました。いまは、米麹などを使ってさらに菌の探求を日本人はしています。つくづく面白い民族だと思いながら見ています。
そして、その菌を土壌に使って農業に活用するということをはじめました。いま世界は戦争をして、化学肥料が高騰し大変だと言われています。加えて、円安で堆肥と防虫剤が高騰しているともいわれています。一度、立ち止まって日本の農業を見直す時期に来ていると考えています。これまでは、農協の利権と物流で日本の農業は続けてきました。
これまで、家畜や馬などから出てくる排泄物とガーデナーや材木などから出る廃棄物は、ゴミとしてお金を払って処分をしていました。それを、上手く組み合わせて利用することで、化学肥料の要らない農業が出来ると見ています。実際、バンクーバーで10年に渡り化学肥料を使わずに、ウッドチップや落ち葉を使いながら堆肥を作ってきました。そこで出来た堆肥を使いながら、実験農場をしていますが安定した作物が採れるようになりました。土壌が安定するまでは、数年時間がかかりましたが、一度安定すると化学肥料を使わない農業をすることができました。この農法が、これからの日本の農業のカタチを変えていくと見ています。いままで莫大な金額をかけて、化学肥料や防虫剤を使ってきましたが、各業界の廃棄物を組み合わせすることで費用の掛からない農業をすることが出来ると見ています。
日本で展開している波動農法 + AIが世界の農業を変える
波動農法は、基本的には耕さないで土壌と植物の関係を繋げていく農法です。日本各地で、地元のやり方でいろいろと工夫はされ、原則有機農法でシイタケ菌などを入れてやっています。
実は、この農法が次世代の日本人の産業になって行くと見ています。海外では、土壌と気候がマッチするのかいろいろな種類の野菜を試してデータを取りながらしてきました。
そして、坪面積や労働時間に対して何が効率よく利益になる作物かを探しながら実験をしてきました。ここ数年は、ガーリックとミョウガが労働力がなく比較的安定して収穫できる作物になっていることが解りました。
カナダで農業を産業としてするならば、この作物を主力にしながら他の日本野菜を作ることで、利益が出せる農業を構築することが出来ると見ています。ここでは、あまり言えませんが日本野菜はカナダでは需要があります。
いまは、自分の商売をしながら片手間でしているので、規模の拡大や他の作物を商業化にすることは出来ませんが。農学部の学生や農業経験者が来てデータを取りながら、天候と土壌を見て何がいい作物かを研究すれば、また違った発見があると見ています。この実践データは、日本の農業が世界に進出していく土台になると見ています。(さらに、日本で波動農法をしている方が、外国で異文化の人たちに販売する経験をすれば、さらに自信につながり日本の物流とは違う発想で見ることができます。)
これからの農業は、AIとの組み合わせの時代が来ます。その時に、ドメスティックな発想で農業をするのではなく、海外での市場の中での発想が必要になります。
1つの例ですが、雑草をレーザーで焼いていく装置を作った企業が出てきました。(ドローンやトラクターに設置)いまは日本の雑草のデータを集約して、雑草を焼いていく事業をしているようです。これを、北米の雑草のデータ集約をすれば、北米の農家に売る事業にも繋がります。AIの技術と物を輸出することができます。


日本の農業は、AI(ロボティクス)と菌とリサイクルをセットにするだけで、革新的な農業を北米で展開することができます。多くの人は、そのことに気づいていません。どの人種も民族の若い人と話しても、農業と言うだけで拒絶反応をして、次世代の産業としては考えていません。
ここに、日本の若い人たちの仕事があります。カナダには、2年間のワーキングホリデービザがあります。ネット界隈では、海外でワーホリをすることはオワコンとされています。それを逆転の発想で考えると、2年間もこの国でデータが取れて市場調査をすることができます。さらに、現地の外食産業やフードビジネスで働きながら、食材調査や物流を調べることもできます。農業の研究をしながら、マーケット調査も出来る一石二鳥でもあります。さらに、AIの事業を日本で立ち上げている人は、カナダで起業をしてしまい5~10年先のことをしていく土台を作ることができます。
過去に生きるのではなく未来に生きる
すべての世代の日本人は、「発想を変えて何を組み合わせるか?」
この創造する力が問われます。いま、日本から来るワーホリの人たちを見ていて感じるのは、過去の仕組みに生きていることです。(留学エージェントを使い語学学校に行って現地の仕事を探す。)ここに、数年かけて100万円近いお金を貯めてきて、3ヵ月でお金を使ってしまいます。
多くの人は、語学学校へ行っても語学が身に付かず何十万のお金をドブに捨てています。さらに、カフェや日本食レストランに働いて経験を積んでいますが、その経験がこれからの時代にどれだけの価値になるのか?
若い時の貴重な1~2年をお金と時間を費やすことが、次の人生に繋がるとは疑問でしかありません。現地の人たちが、働きたくない職場で働いているのがワーホリの実態です。いま日本では、コンビニで働いている外国の人とさほど変わらない状況が、ワーホリの労働環境です。個人の生き方なので他人がとやかく言うことではありませんが、あまりにも日本人の特権を使わない生き方が賢者とは思えません。ほとんどの日本人が、過去の仕組みに生きています。
ビザだけの話しをすると、カナダでワークビザを出してもらうと$5000は掛かります。現在は、1年しか発行されません。2年ワークビザを取るとなると$10000(100万円)の費用が掛かります。日本国籍というだけで数万円でオールマイティなビザ(仕事も学校も観光も研究も出来るビザ)が、簡単に手にすることができます。外国の人たちは、カナダで働くビザすら手に出来ません。このビザをどのように使うかは個人のセンスです。カナダに、語学学校だけに通ってお金を落として日本に帰ることもできます。それは、あまりにも賢い使い方ではないと思います。
ネット界隈では、カナダのワーホリをネガティブとして捉えていますが、常に他力本願の既存の仕組み(エージェント⇒語学学校⇒ジャパレス(日本食レストラン))で見ているからです。その発想には未来はありません。未来は、自分たちの民族の文化や技術を知ること(技術を身に着けてくること。民族観を勉強してくること。それらを身体に入れて来ること)で、まったく違う世界を見ることができます。
これからの時代は、間違いなく民族観と国家観の時代になって行きます。その上に、ビジネスという経済が付随していく形になって行くでしょう。いままでは、経済が中心でそのパイの奪い合いが国家や民族という形で世界がなっていました。それが、逆転して日本という民族と国家が前面に出る時代になって行きます。その1つが、日本人がする農業です。これは、他民族が農業をしても意味がありません。他民族は、過去の仕組みの農業をするからです。次の時代の農業は、大地の生命と植物・人の生命を共鳴しながら共生する時代になります。(両者の波動で響きながら生命体として生きていく)
この仕組みが解っているのは、日本人だけだと見ています。そして、波動農法の本質は、「和を以て貴しとなす」という日本人の民族観にも繋がっています。
PS
いまカナダで農業研究所を立ち上げました。そこで、農業ワークショップをします。興味ある方は、是非連絡をいただけたら幸いです。
いま、WEBを作成中です。
#創作大賞2026
#創作大賞2026 #オールカテゴリ部門
#エッセイ部門
#仕事について話そう
#自分らしい生き方
#人生論
#カナダワーホリ
#農業
#バンクーバー