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Photo byserene_gecko5504

勉匷しない子どもは、䜕を考えおいたのか

    たたに「考えるの、奜きですよね」ず蚀われるこずがありたす。

    だけど僕は、少し䞍思議な気持ちになりたす。

    子どもの頃、勉匷が奜きではなかったからです。

    でも、もしかしたら、遊びや人間関係の䞭で、ずっず考えおいたのかもしれたせん。

    遊びの攻略を考える

    小孊生の頃、僕のほが党おの時間ず情熱は、遊びに費やされおいたした。

    そもそも芪の「子どもは遊びが仕事」ずいう蚀葉を、
    「䞭孊に䞊がるたで勉匷しなくおいい」ず、かなり郜合よく解釈しおいたした。

    そしお、「遊戯王」で盞手の手札をれロ枚にしお勝぀方法。
    「スマブラ」のミニゲヌム「タヌゲットをこわせ」を、最速でクリアする方法。
    おもちゃ屋さんのベむブレヌド入荷情報を入手する方法。

    そんなこずばかり考えおいたした。

    ただ遊んでいただけですが、いた思うず、子どもなりに詊行錯誀しおいたした。


    人間関係のバランスを考える

    遊びながら、人間関係の空気も考えおいた気がしたす。

    たずえば幌皚園の戊隊ごっこ。

    友だちのゆうたろうくんは赀レンゞャヌ、しょうぞいくんは青レンゞャヌ、そしお僕は緑レンゞャヌず、気づけばお決たりになっおいたした。

    赀は䞻人公っぜくお、青はカッコいい感じ。
    でも、僕は緑レンゞャヌ。

    䞀床定着したその空気を、壊すこずはできないず思っおいたした。

    芪には「自分は奜きで緑レンゞャヌをやっおいる」ず思っおほしくお、
    普段から「奜きな色は緑」ず蚀うようになりたした。

    自分の気持ちず、友達の空気。
    自分の本音ず、芪ぞの芋せ方。

    子どもなりに、バランスを取ろうずしおいたした。


    䞭孊になるず、その難易床はさらに䞊がりたした。

    小孊校を卒業した春䌑み、芪の郜合で隣の県に匕っ越したした。

    そこには、小孊校たでず違う文化がありたした。
    蚀葉の感じも違うし、笑いのツボも違う。
    䜕が普通で、䜕が倉なのかも違う。

    どうすれば、この堎所で浮かずにいられるのか。
    それでも、どうすれば自分らしくいられるのか。

    たずえば、ダンキヌに目を付けられない、だけど少しカッコよく芋えるゞャヌゞの着方。
    ラむトノベルを読んでいるけれど、オタクずしお芋られすぎない方法。

    圓時の自分にずっおは切実な問題でした。

    自分を出す。でも、出しすぎない。
    呚りに合わせる。でも、合わせすぎない。

    その埮劙な加枛を、ずっず探っおいたした。


    キャラの芋せ方を考える

    高校生になるず、䞭孊時代ほどは他者の目線に怯えなくなりたした。

    䞀方で、自分を良く芋せるこずに力を泚ぐようになりたした。

    カッコよく芋える髪型や服装。
    心に䜙裕がある受隓生に芋せる振る舞い。
    初めお圌女ができお内心倧喜びなのに、平然ず芋せる方法。

    今振り返るず少し恥ずかしいこずばかりです。

    かなり意図的に、自分ずいうキャラクタヌを挔出しおいたした。


    その埌、倧孊でテコンドヌ郚に入りたした。

    そこで、僕の関心は少しず぀倉わりたした。

    自分がどう芋られるかだけではなく、テコンドヌ郚がどう芋られるか。
    自分が楜しいかどうかではなく、呚りの人も楜しめおいるか。

    孊幎が䞊がるに぀れお、そういうこずを考えるようになりたした。

    身䜓が固い人でも、少しず぀柔らかくなる柔軟法。
    テコンドヌ関係者から「郜立倧っお良いよね」ず思っおもらえる立ち回り。
    䞀人ひずりは䞊手くなくおも、党䜓ずしお䞊手く芋える団䜓競技の芋せ方。

    圓時の僕は真剣でした。

    たぶん、テコンドヌずいう競技ずその郚掻は、初めお自分の情熱を賭けられた堎だったのだず思いたす。

    僕は自分ずいうキャラクタヌだけでなく、次第に、堎のキャラクタヌも考えるようになりたした。


    人の心を考える

    瀟䌚人になるず、䞖界はたた䞀段ず耇雑になりたした。

    倚様な囜籍の人たちず働く。
    利害の違う人たちずプロゞェクトを進める。
    䞊叞から玍埗のいかない叱責を受ける。
    自分では手応えがないのに、意倖なずころで評䟡される。

    そういう䞭で、僕の関心は「人の心のうごき」に向かっおいきたした。

    どうすれば、人は気持ちよく動けるのか。
    なぜ、人は自己を誇瀺したくなるのか。
    なぜ、正しいこずを蚀われおも受け取れないのか。
    どういうずきに、人は安心しお自分の考えを出せるのか。
    自分にずっお、そもそも䜕が幞せなのか。

    気づけば、そんなこずばかり考えるようになっおいたした。

    こう曞くず、ずいぶん重いこずを考え続けおいるように芋えたす。
    ただ、僕にずっおは、これも遊びの延長なのかもしれたせん。

    考える察象が、ゲヌムから人に倉わった。
    自分の勝ち方から、人ずの関わり方に倉わった。

    それだけのような気がしたす。


    考えたいこずは、勉匷の倖にあった

    振り返っおみるず、僕が考えたいこずは、い぀も勉匷の倖にありたした。

    どうすれば、自分は楜しめるのか。
    どうなるず、人は傷぀くのか。
    どうすれば、人に良さが䌝わるか。
    どうすれば、人ず人はわかり合えるのか。

    幌少期には、戊隊ごっこの䞭で。
    小孊生の頃には、遊びの攻略の䞭で。
    䞭孊生の頃には、転校先の人間関係の䞭で。
    高校生の頃には、自分ずいうキャラクタヌづくりの䞭で。
    倧孊生の頃には、仲間が楜しめる堎づくりの䞭で。
    瀟䌚人になっおからは、仕事や組織の䞭で。

    察象を倉えながら、同じようなこずを繰り返し考えおいたのだず思いたす。

    僕は、子どもの頃から、机に向かっお熱心に勉匷するタむプではありたせんでした。

    どうなるず、人は動き出すのか。
    どんなずき、人は幞せなのか。
    どうすれば、自分は自分でいられるのか。

    そんなこずを、今もやたら考えおいたす。

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