
奇妙な出来事〜ベラ・バルトーク:『弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽』より「第3楽章」
こんばんは。高月香里です。
この曲を聴いていて思い出したのですが。…あその前に、これはとても非科学的な出来事ですので、好き嫌いあると思いますから、興味ないかたはスルーしてくださいね。
第3楽章の冒頭の木琴の音を聴いて思い出したのです。
私も忘れかけていたのですが、とても不思議なことがありました。10年ほど前になると思います。
私は所謂「霊感」などなく、心霊現象というのも信じてはいませんでした。今もそういった類いの事柄は信じてはいません。
しかし、その夜はなんだか人の気配を感じたのです。寝室で。最初は気のせいだと思いました。けれども次の日の夜にも嫌な感じがしたのです。「そろそろお盆だからかな」と、そう思うことにしました。
けれどもお盆を過ぎてもその嫌な感じは去ってはくれませんでした。そもそも毎年お盆はこんな感じだったのかと、確かめるためにつけていた日記帳を何年も遡って読んでみましたが、そんな出来事はどこにも書いてはいませんでした。
いよいよ怖くなり、霊能者のような人に頼むことにしました。その人は元同僚の友人であり、面識もありましたので電話で話をきいてもらいました。
すると、「これは、、、最近何か変わったことをしませんでしたか?」と尋ねられました。
そんなことを訊かれても、思い当たる節などなく、返答に困っていると、「尼さんが見えるんですけど」と言われました。それでピンときたのです。
その3カ月ほど前に、友人のひとりが「何かあったらこれを読んで。香里さんのことを守ってくれるから」と言って、短いお経を書いて渡してくれたのです。
とくに何もなかったのですが、毎日気付いたときに思い出して唱えていました。短いものでしたので半ば口癖のようになっていたかと思います。それにそのお経を教えてくれた友人は、「私は本当は尼さんなのよ」と言っていたのです。
そのことを霊能者の人に言うと、「それです!」と言われ、電話の向こうでカチカチと音を立ててパソコンで調べているようでした。そしてこう言われたのです。
「それは、「これから楽しいお話をしますから皆さん集まってください」という意味のものです。だから、たくさん集まっています。さすがに一日では手に負えません。数日待ってください」
そう言われて電話を切りました。それからしばらく茫然としていました。平穏な状態に戻るのか気掛かりでなりませんでした。
そして茫然としながらぼんやりと寝室の扉に目をやっていたのですが、なんと、黄色い光が現れ、扉の表面をユラユラしながら移動し始めたのです。目を疑いましたが、CDくらいの大きさの黄色い丸い光は確かに扉の表面をユラユラとし続けていました。
「人魂」というのを私は見た事がありません。しかし、もしかするとこれがそれなのか?と思い、すぐに電話をかけ直しました。
霊能者のかたはすぐに出てくださり、「大丈夫。それは私のエネルギーですから」と言われました。それに、「彼女の取り巻きの人達が香里さんを自分達の宗教に入れようと躍起になっています。まあそんなのはへでもないですが」と。
宗教の名前は忘れましたが、私はその友人から会うたびにその宗教に誘われていたのです。私はいつもやんわりとその話は避けていました。
そして4〜5日経って、終わりましたとの電話がかかってきました。
「3人ほど駄々をこねていたかたがいて、説得するのに時間がかかりました」とのことでした。彼ら曰く「せっかくお盆に帰れるところが見つかったのに、あの世に戻ったら二度とここに来れなくなるから」とのことで。
信じるか信じないか、どちらでも構いません。だって、私自身があの霊能者が言っていたことは本当だったのかなと、今ではちょっと懐疑的だからです。ただ、あれ以降友人からの宗教勧誘もなくなりましたし、私の寝室も元通りに落ち着いています。
そういえば、ホラー映画というのはなくなりましたよね。AIにたずねてみると面白い答えが返ってきました。
「社会が、『霊より、現実のほうが怖い』時代になったからです」と。ほんとその通りだなと。悪霊と言われるものより人間のほうがよっぽど恐ろしいです。日々ニュースで取り上げられる事件や事故は、悪霊などではなく人間の仕業なのですからね。
尚、ご紹介しました曲は、「夜の音楽」とも呼ばれるバルトーク特有の作風を色濃く反映しており、静寂と奇妙な音響が交互に現れる構成になっておりますね。
人生に素敵な音楽を。