
[34] 迷い酒
迷い酒
一、酒に縺りやい 籠みらりる寝座に
行逢る思無蔵ぬ ちんとぅ一花
二、惚りてぃ通わする 云言葉ぬかなさ
病くんけえち 夢ぬ心地
三、打ち明きる意地り 酒に頼みりば
無蔵や肝変てぃ 我んや一人
四、天ぬ御助きか 闇ぬ悪縁か
無蔵行逢てぃ恋路 迷る苦りしゃ
五、行ちゅる道中に 似る人ぬ居らば
肝あまじあまじ な落てぃ着かん
六、野に咲ちゅる花や あん美らさあしが
花ぬ色数ん 我肝やまち
七、何時か無蔵忘てぃ 盃ん捨てぃてぃ
安々とぅ暮らす 節んあゆら
アルコール依存症で精神病院を退院し、6ヶ月が経とうとした現在の私の近況報告的な歌である。……お察しの通りである。「叶わぬ恋なんかするんじゃなかった」「行逢らんでぇ、しむたるむん」とも頭をよぎったが、人を好きになること自体は間違っていない。むしろ素晴らしいことである。それに破れてしまったときの対処法がマズかっただけの話だ。結果的に一度は私の断酒を支えてくれた恩人を大きく裏切り、見限られることとなってしまった。
今後は不安・疲れ・ストレス・悲しいことなどをアルコールで晴らそうとするのではなく、詩作にぶつけていければと思う。これが続いてしまうと、またあの地獄の日々に逆戻りと思えば、身の毛もよだつものである。
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