
サチコは毎日見ても、毎日触らない|今回表示された未登録理由10項目を人間語で解説
Google Search Consoleを開くと、「ソフト404」「クロール済み・インデックス未登録」「Googleが別の正規ページを選択」など、少し怖そうな言葉が並んでいます。
Googleさんは状況を教えてくれますが、説明は少しだけ無口です。
しかも「修正を検証」というボタンまであります。押したら直るのか、触らないほうがよいのか。初めて見ると、サチコの前でマウスを持ったまま固まります😅

かりのサイトではありません。
1年ほど運営していても、未登録の理由はこれだけ複数並びます。ただし、表示件数をそのまま記事数とは考えません。Googleが認識したURLには、記事以外の一覧ページや重複URLなどが含まれることもあるからです。
この画面で最初に見てほしいのは、件数の大きさではありません。
検索結果へ出したい重要なページが、どの理由に含まれているかです。
インデックス未登録の理由は、この10項目だけではありません。サイトの状態やGoogleの判定によって、ほかの理由が表示されることもあります。
この記事で説明するのは、今回このサイトの画面に表示された10項目です。できるだけ人間の言葉に訳しながら、直す場合、待つ場合、触らない場合を分けます。
Google Search Consoleは、なぜ「サチコ」と呼ばれるのか
Google Search Consoleは、Google検索でサイトがどのように認識されているかを確認できる無料のサービスです。
ブロガーやサイト運営者の間では、Search Consoleを略して「サチコ」という愛称で呼ぶことがあります。もちろんGoogleの正式名称ではありません。
少し堅そうな管理画面も、サチコと呼ぶと急に近所の知り合いのように感じます。
私も普段はサチコと呼んでいます。
そんなサチコとの付き合い方は、毎日見ても、毎日触らないです。
調子の良いサイトのサチコは、基本的に触りません
検索パフォーマンスは毎日見てもよいと思っています。
クリック数や表示回数を確認するだけなら、サイトへ変更を加えるわけではありません。
ただし、調子よく動いているサイトで、意味もなくサイトマップを送り直したり、同じURLの登録を何度も依頼したりはしません。
順調に走っている車のボンネットを、毎日開けて部品まで触る必要はないからです。
頻繁に操作するとGoogleから悪く評価される、と断定できる根拠はありません。
それでも、変更と依頼を重ねるほど「どの対応が影響したのか」が分かりにくくなります。だから私は、見る日と触る日を分けています。
まず確認するのは、ベルの赤い数字です🔔
Search Consoleの右上には、メッセージを開くベルがあります。

この赤い「6」は、Googleから6回怒られた回数ではありません。
ベルを開くと、今回の画面では「未読:6件(全7件)」と表示されました。

つまり、まだ読んでいないメッセージが6件あるという意味です。問題のあるURLが6件という意味でもありません。
私はメッセージを一度確認します。
著作権者からの申し立てに関する警告は、内容を確認して必要な対応をします。セキュリティ、手動による対策、所有権などの重要な通知が来た場合も同じです。
それ以外は、内容を確認してから既読にします。

「すべて既読にする」は、問題を一括解決するボタンではありません。Googleから届いた手紙へ「読みました」の印を付けるだけです。
Googleがメッセージの開封状況を検索評価へ使っている、という事実は確認できていません。ここは完全に私の気持ちの問題です。
LINEと同じで、未読が残っていると少し気持ち悪い。それに、重要な連絡を無視したままにするより、一度読んで整理したほうが安心できます。
既読にする前に内容を確認する。既読にしただけで対応完了とは考えない。
これが私のメッセージ管理です。
「ページ」「サイトマップ」「非表示」は役割が違います🧭
Search Consoleの「インデックス作成」には、ページ、サイトマップ、非表示というメニューがあります。

名前は並んでいますが、役割はかなり違います。
ページは、インデックス状況の健康診断表
「ページ」では、Googleが認識しているURLのうち、インデックスへ登録されたページと、登録されなかったページの理由を確認できます。
今回取り上げる10項目も、ここに表示されています。
サイトマップは、Googleへ渡す住所録
サイトマップは、サイト内にどんなURLがあるかをGoogleへ知らせるためのファイルです。
ただし、サイトマップを送信しても、すべてのURLが必ずインデックスされるわけではありません。
私は、作ったばかりのサイトや動きの悪いサイトを、2週間に1回くらい確認します。
サイトマップが読み込まれていなければ、URLやエラー内容を確認してから手動で送信します。正常に読み込まれているサイトマップを、儀式のように毎回送り直すことはしません。
なお、「2週間に1回」はGoogleの公式推奨ではなく、私自身の確認頻度です。
非表示は、検索結果へ一時的にカーテンをかける機能
「非表示」は、インデックス未登録を直すためのリセットボタンではありません。
自分が所有するサイトのURLを、Google検索結果から早急に隠したいときに使う機能です。Googleの案内では、一時的な非表示は約6か月間です。
完全に消すには、ページの削除、404・410、アクセス制限、noindexなど、実際のサイト側でも対応が必要です。
URLや対象範囲を間違えると、必要なページまで検索結果から隠してしまう可能性があります。
非表示は非常ベルに近い機能です。日常のインデックス対策として、勢いで押すボタンではありません。
今回表示された未登録理由10項目を、人間語に翻訳します
ここからは、実際の画面に表示された10項目を一つずつ見ていきます。
Search Consoleには、これ以外の未登録理由が表示されることもあります。ここでは「未登録理由は全部で10種類」と説明するのではなく、今回の画面に出た10項目に絞って解説します。
大事なのは、「表示されている=異常」と決めつけないことです。
1.noindexタグによって除外されました
これは、サイト側がGoogleへ「このページは検索結果に並べないでください」と伝えている状態です。
お店に例えるなら、店主が自分で「この商品は店頭に並べません」と札を出しています。
公開記事を検索結果へ出したいのにnoindexが付いているなら、WordPressテーマ、SEOプラグイン、ページ設定、HTTPヘッダーなどを確認します。
一方、管理用ページ、検索結果ページ、意図して非公開にしている一覧などであれば、正常な除外です。
意図したnoindexなら、件数が多くても慌てて外しません。
2.ソフト404
ソフト404は、ページ自体は表示されているのに、Googleから「実質的にページがないのでは」と判断された状態です。
営業中の看板を見て店へ入ったら、商品棚が空っぽだったようなものです。
本当に削除したページなら、正しい404または410を返します。
残したいページなら、本文、商品情報、画像、関連情報など、検索する人に必要な内容が揃っているか確認します。
ただし、文章を無理に長くすれば直るという話ではありません。ページの目的を満たしているかが重要です。
3.見つかりませんでした(404)
404は、GoogleがURLへ行ったものの、ページが見つからなかった状態です。
住所を頼りに訪ねたら、更地になっていたようなものです。
削除したページで、代わりになるページもなければ、404のままで問題ありません。
確認したいのは、サイト内リンクやサイトマップから、存在しないURLへ案内し続けていないかです。
後継ページがある場合だけ、内容が近いページへ301転送します。何でもトップページへ転送すると、今度は別の問題を増やしかねません。
4.アクセス禁止(403)が原因でブロックされました🚪
403は、Googlebotがページへ入ろうとして、入口の警備員に止められた状態です。
WAF、CDN、サーバーのアクセス制限、Basic認証、セキュリティプラグインなどを確認します。
公開記事まで拒否しているなら修正候補です。管理画面や会員限定ページなど、意図して制限している場所なら、そのままで構いません。
Googlebotを名乗るアクセスを、確認せず全部許可するのも危険です。アクセス元の確認をせず、セキュリティを丸ごと解除しないようにします。
5.サーバーエラー(5xx)🛠️
5xxは、Googlebotが訪問した日に、店そのものが臨時休業していたような状態です。
サーバーログ、PHPエラー、プラグイン、タイムアウト、アクセス負荷などを確認します。
一時的な障害が1回あっただけなのか、重要ページで繰り返しているのかを分けて考えます。
継続している場合は、件数が少なくても優先して修正します。Googleだけでなく、読者もページを開けない可能性があるからです。
6.robots.txtによりブロックされました
これは、店の入口に「Googlebot立入禁止」と書いてある状態です。
robots.txtのDisallowで、検索してほしいページまで止めていないか確認します。
意図したクロール制限なら、そのままで構いません。
注意したいのは、robots.txtは「クロールさせない」ための仕組みであり、検索結果から確実に消すための仕組みではないことです。削除したいページへ、robots.txtだけを使うのは避けます。
7.他の4xxの問題が原因でブロックされました
Googleは店まで着いたものの、404以外の理由で中へ入れなかった状態です。
4xxには401、410、429など複数の種類があります。
まずURL検査やサーバーログで、実際にどのHTTPステータスが返っているのかを確認します。
認証が必要なのか、削除済みなのか、アクセスが多すぎて制限したのかで対策は変わります。「4xxだから転送」と一括処理しないことが大切です。
8.重複しています。Googleが別のページを正規ページに選びました
似た内容のURLが複数あり、Googleが「こちらを本店として扱います」と決めた状態です。
この表示を見ると、何か直したくなります。
しかし、Googleが正常に重複URLを整理している可能性もあります。私の場合、調子よく動いていて、選ばれた正規URLにも問題がなければ基本的に触りません。
火消しのつもりでcanonicalやURLを変え、油を持って参加することになりそうだからです🔥
ただし、検索結果へ出したい重要記事が別ページの重複として扱われている場合は別です。
URL検査でGoogleが選んだ正規URLを確認し、canonical、内部リンク、サイトマップ、リダイレクト先が同じURLを示しているか確認します。
重複表示は全部放置でも、全部修正でもありません。重要ページかどうかで判断します。

数字を見てすぐに触るのではなく、対象URLと目的を確認してから判断します。
9.クロール済み・インデックス未登録
Googleはページを読みに来ましたが、「今回は検索結果の本棚へ置かない」と帰った状態です。
内容の重複、検索する人が求める情報、独自の情報、記事の古さ、内部リンク、孤立ページになっていないかなどを確認します。
重要なページなら、足りない情報やサイト内での位置付けを見直します。
修正していないのに、毎日インデックス登録をリクエストすることはしません。呼び鈴を連打しても、審査結果が良くなる保証はないからです。
10.検出・インデックス未登録
GoogleはURLの存在を知っていますが、まだ訪問していない状態です。
サイトマップ、内部リンク、孤立ページ、サーバー負荷、自動生成された大量URLなどを確認します。
作ったばかりのサイトでは、Googleがクロールするまで待つ必要がある場合もあります。
検索してほしい重要記事なら、サイトマップへ正しいURLが入っているか、ほかの記事からリンクでたどれるかを確認します。
住所だけ知らせて、道路を作っていなかった。そんな状態になっていないかを見るイメージです。
「修正を検証」は、Googleに直してもらうボタンではありません
インデックス未登録の詳細画面には、「修正を検証」というボタンが表示されます。

これは、Googleへ修理を依頼するボタンではありません。
「こちらで修正したので、もう一度確認してください」という再検査の依頼です。
答案を直さずに「再採点してください」とお願いしても、先生の答えはたぶん変わりません。
押す前に、次の順番で確認します。
対象URLの例を確認する
本当に修正が必要な状態か判断する
サイト側の原因を修正する
公開URLテストで現在の状態を確認する
同じ原因のページも確認する
修正できたら検証を開始する
Googleの案内では、検証は通常約2週間かかり、それ以上かかる場合もあります。一方で、私の経験では、こちらで何も修正していなくても、検証を申請すると成功することはよくあります。一時的な状態だったり、再確認の時点ですでにGoogle側の認識が変わっていたりするためだと考えています。
対象URLを見て現在は問題なさそうなら、一度検証を試してみるのはありです。ただし、同じ項目へ何度も連続で申請するのは別の話です。検証を依頼しなくても、Googleが通常のクロールで状態の変化を見つけ、件数を更新することもあります。片っ端から検証するのではなく、確認して問題がなければ一度試す。だめなら原因を見る。そのくらいの距離感で使っています。
更新・詳細・新しい検証は、似ているようで別の操作です
ブラウザの更新は、操作後の「最終確認」に使います

この丸い矢印は、Googlebotへ再クロールを依頼するボタンではありません。
ただし、私にとっては大切な確認ボタンです。
私はサチコでサイトマップを送信したり、検証を開始したりした後、操作した内容が反映されたかを確認する直前に、必ずブラウザを更新します。
更新して最新の画面を読み直し、送信状況や検証状態が変わっていることを確認して、そこで初めて作業完了と考えます。
更新そのものが再クロールや再検証を始めるわけではありません。サチコを操作するボタンではなく、操作結果を最後に確かめるためのボタン。これが私の使い方です。
「詳細を表示」は、先に原因を見るボタン

「詳細を表示」では、検証の状態や、問題が残っているURLなどを確認します。
サイトを変更する操作ではないので、まずはこちらを確認します。
診察を受けずに再検査だけ申し込むより、先にどこが直っていないのかを見るイメージです。
「新しい検証を開始」は、修正後の再検査

前回の検証が失敗し、残っている問題を修正した後は「新しい検証を開始」から再度確認を依頼できます。
未修正のページが残っていれば、再び失敗する可能性があります。
先に詳細を見る。サイトを直す。公開状態を確認する。最後に検証する。
この順番を崩さないようにしています。
新しいサイトや動きの悪いサイトは、2週間に1回くらい確認します
調子の良いサイトは基本的に触りません。
一方、作ったばかりのサイトや、記事を入れても動きが悪いサイトは、私は2週間に1回くらいサチコを確認します。
見る場所は主に次のとおりです。
サイトマップが正常に読み込まれているか
「ページがインデックスに登録されなかった理由」に変化がないか
重要な記事が未登録になっていないか
新しい警告メッセージが届いていないか
サイトマップが読み込まれていなければ、原因を確認して手動で送信します。
未登録理由に修正できる問題があれば、サイト側を直します。その後、必要な項目だけGoogleへ検証を依頼します。
重複表示は、検索させたい重要ページに問題がない限り、基本的に触りません。
毎日検索パフォーマンスを見ることと、毎日Googleへ合図を送ることは別です。
私は、頻繁に再検証、URL登録、サイトマップ再送信を行うより、必要な修正をしてから少し待ちます。
放置するのではありません。Googleにアピールしすぎず、そっと運営しながら、ときどきサイトの存在を教える。
これが、私の「そっと運営する」です🌱
サチコは、直してくれる人ではなく状況を教えてくれる相棒です
Search Consoleに未登録ページが多いと、不安になります。
でも、未登録には、意図したnoindex、削除済みの404、正常な重複なども含まれます。
すべてをゼロにすることが目的ではありません。
今回の要点をまとめます。
未登録は必ずしもエラーではない
件数より、重要ページが含まれているかを確認する
直す項目、待つ項目、触らない項目を分ける
「修正を検証」は、サイト側を直した後に使う
調子の良いサイトは、見るだけで触らない
新しいサイトや動きの悪いサイトは、約2週間に1回を目安に確認する
メッセージは内容を確認してから既読にする
サチコは、サイトを代わりに直してくれる人ではありません。何が起きているかを教えてくれる相棒です。
毎日様子を見ても、毎日指示を出す必要はありません。
必要なときだけ直し、ときどき「ここにサイトがありますよ」と伝え、あとは少し待つ。
サチコは毎日見ても、毎日触らない。
私はこれからも、そのくらいの距離でサチコと付き合っていきます。
みなさんは、Search Consoleを開くたびに、何か操作したくなっていませんか?😊
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