赤ちゃんの発達、平均月齢より「幅」で見てほしい話
免責:この記事は児童指導員としての現場経験に加え、公的機関のデータ等を調べて整理したものです。医師による診断・治療の代わりにはなりません。気になることがあれば、保健センターや小児科など専門機関にご相談ください。
放課後等デイサービスで児童指導員をしている、たいよう先生です🌞
小学生〜中学生の子と関わる仕事をしていますが、実はよく聞かれるのが「下の子(赤ちゃん)の発達、これで大丈夫ですか?」という相談。きょうだいがいるご家庭からは本当によく出てくる話題です。
「寝返りがまだ」「歩くのが遅い気がする」——このあたり、育児本やSNSの「◯ヶ月でできるようになりました」という投稿を見て、不安になった経験がある方も多いと思います。
先に結論
・発達の目安月齢は「平均」であって「締め切り」ではない
・一人歩きができる月齢は、8ヶ月台〜17ヶ月台まで幅がある(個人差の範囲)
・順番が多少入れ替わっても(はいはいを経ずに歩く、等)問題にならないことがほとんど
・それでも下記の目安を過ぎる場合は、保健センターや小児科に相談してOK
発達は「平均月齢」より「幅」で見る
赤ちゃんの運動発達は、だいたいこの順番で進みます。
✓︎首すわり(3〜4ヶ月)
✓︎寝返り(5〜6ヶ月)
✓︎お座り(7〜8ヶ月)
✓︎はいはい(8〜10ヶ月)
✓︎つかまり立ち(9〜10ヶ月)
✓︎伝い歩き(10〜12ヶ月)
✓︎一人歩き(12〜14ヶ月)

大事なのはここからで、これは「平均」の月齢にすぎません。世界5か国の赤ちゃんを追った大規模な調査(WHO Motor Development Study)では、一人歩きができるようになる月齢は、早い子で8ヶ月台、ゆっくりな子だと17ヶ月台と、実はかなり幅があることが分かっています。
つまり「平均より少し遅い」は、ほとんどの場合ただの個人差の範囲内、ということです。
順番が違っても大丈夫
「はいはいをしないまま歩き始めた」というのも、実はよくあるパターンの一つ。移動の仕方ははいはい以外にも(お尻歩きのような)いろいろなバリエーションがあり、順番が多少入れ替わっても発達全体としては問題にならないことがほとんどです。
それでも気になるときの目安
とはいえ、次のようなときは一人で抱え込まず、保健センターや小児科に相談してみてください。
✓︎首すわり:5ヶ月を過ぎても頭がぐらつく
✓︎お座り:10ヶ月を過ぎても支えなしで座れない
✓︎一人歩き:18ヶ月時点でまだ歩かない
「様子を見ていい期間」と「相談していい期間」、両方の目安を知っておくと、それだけで気持ちが軽くなると思います。
さいごに
現場で子どもたちと関わっていると、発達には本当に一人ひとりのペースがあることを日々実感します。「うちの子だけ遅いかも」と思ったときほど、目の前のわが子のペースを見てあげてほしいなと思います。
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