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「恋愛䜓質」第話

    ひらさわ たゆ

    《 あらすじ 》
    小孊校教諭の雅氎たさみ、看護垫の砂矜さわ、雑貚店勀務の桃子ずうこは、出䌚いの少ない職堎でプラむベヌトも恋愛面も乏しい珟状だった。そんな䞭、元カレに新しい恋人の存圚を認めた雅氎は、恋愛に諊めモヌドの砂矜を誘い街コンに参加する。運よく玠敵な出䌚いがあれば、奥手の桃子にもだれか玹介できるだろうず考えたのだ。だが、思うような出䌚いは埗られず  。
    暫くのち、砂矜のに通知が届く。蚝しみながらも諊めきれない雅氎は、枋る砂矜を焚き付け盞手のふたりず䌚うこずにする。期埅しおいなかった盞手だけに特に進展のないたただらだらず繋いでいたが、ある再䌚をきっかけに倉化が蚪れる。



    恋愛䜓質entrance


    『 街コン 』


    prologue

    「街コン っずぉ」
     ベッドから起き䞊がった拍子にスマヌトフォンを萜ずしそうになり、慌おお右手を添え、
    「ムリムリムリムリ  」
     電話越しで盞手に姿が芋えおいないにもかかわらず、あたりに突飛な蚀葉にその手を顔の前で激しく振る桃子ずうこ。

    『いうず思ったぁ。だからさ、ずりあえずあたしたちふたりで行っおみるこずにしたのよ』
     くすくす、ず笑い声が混じる。
    「ふたり 雅氎たさみず」
     受話噚の向こうのふたりにはすでに決定事項のようだ。

    『そうそう。出䌚いのない仕事しおるあたしたち、、はねヌ、自分でチャンスを切り開いおいかないず』
    『ね』
     声をそろえお盞槌を打぀電話口の小柎こしば砂矜さわは看護垫で、䞀緒にいる叀河こが雅氎たさみは小孊校教諭だ。
    「あたし、たち、、  」
     それは自分も含たれるのか、ず止めおも聞かないであろうふたりに届かないため息を぀き、
    「うそでしょ」
     スマヌトフォンの画面に挏らす。

     改めおスマヌトフォンを耳に圓お、
    「そういうのっお危険はないの」
     そう畳みかけながらも桃子自身「街コン」がいかようなものか知る由もなかった。ただ雑貚店勀務で、もちろん男性ずの出䌚いは少ないため「出䌚いのない仕事」ず蚀われお心圓たりがないわけではない。が、そんなものだず受け止めおいる。
    「よく知らないけどさ  」
    『倧䞈倫よその蟺は任せお ちゃんずしたずころチョむスしたから』
    「チョむス もう申し蟌んだっおこず」
    『あたしたち仕事早いから』
    「ちょっず、雅氎」
     い぀の間にか雅氎が受話噚を奪ったようだ。

    『倧䞈倫だっお。ちゃんずしたむベント䌚瀟の䌁画だから。たぁほら。高孊歎コンパは気が匕けちゃうし、結婚目的のや぀は気に入られるずあずあず面倒そうだから、お友だち探しっおずころでね』
    「ね、っお蚀われおも」
     あずあず面倒、ずはずいぶんずうぬがれた蚀葉だ。
    「そういうこずじゃなくお」
     勝手の解らない出䌚い系サむトの仕組みに、そんな姿勢がいちばん危ういのではないかず疑うも、電話の向こうのふたりはそんなこずを気にする様子はない。
    『もう。トヌコは心配性なんだから。぀たらなかったらすぐ退散するし』
    「退散っお」
    『しっかり者のたさみちゃんが぀いおるんだから。あ、週末空けずいおよね、結果はその時に』
    『じゃね』
     ふたりの重なる声は実に楜しそうではある。
    「え、ちょっ雅氎 砂矜」

     プッ  

    「切れた」
     䞀抹の䞍安を芚えながらも、新しいこずや時代に沿った公共空間に躊躇なく飛び蟌めるふたりを、矚たしいずも思う桃子だった。


    encounter

     䌚堎は、駅から少し離れた商業ビル階にある掋颚居酒屋を貞し切っおの開催だった。
    「どのくらいくるのかな」
    「貞し切りにするくらいだから、結構いるかもね」
     雅氎たさみず砂矜さわは、駅のトむレでお互いのファッションメむクをチェックしたのち、颯爜ず䌚堎に乗り蟌んだ。

     入り口で出欠の確認のあず、名札がわりに番号の曞かれた掌倧のシヌルを胞に匵るよう手枡される。男性は番、女性は番からずいうこずで、砂矜ず雅氎のシヌルは『』。
    「どうやら最埌だったみたいね」
     受付のチェック衚に目を萜ずし、賑やかな店内に目を凝らす。

     簡単なプロフィヌルを蚘茉するための甚玙ずペンを受け取り店内に入るず、女子は飲み物を泚文しおから各々奜きなテヌブルで埅機、ずいうシステムらしい。

    「あたしハむボヌル」
    「ちょ、砂矜。そんなかわいくない飲み物」
    「え、なんでよ」
    「呚りを芋なさい」
     蚀われお先にテヌブルに぀いおいる女子や、垭を決めかね店内を歩くキレむどころを眺めおみれば、なるほど、みなカラフルなかわいらしいドリンクを手にしおいる。

    「だから、なに」
    「ここから戊いは始たっおるっおこず」
     そう雅氎は小声でいい、
    「  カシスオレンゞください」
     ず、慣れた口調でかわいい飲み物を泚文した。

    「いいよ、別に。だっおお友だち、、、、なんでしょ。ここでかっこ぀けたっお」
    「ハむハむ。ハむボヌルね。ゞョッキ持っお歩いおいく床胞があるなら構わないわよ。泚目はされるかもねヌ」
    「わヌかったわよ。はぁ。じゃぁゞンラむムで」
     あたり倉わりないず思いながらも「そんなのくそくらえよ」ずいった食らない砂矜の姿も朔いずは思う雅氎。

    「開始前だっおいうのに、気合入っおるわね」
     ぐるりず店内を芋回せば、すでに化粧映えのしそうな照明䞋のテヌブルは陣取られおいた。
    「どこだっお」
     同じだろうず蚀いかけお、雅氎の芖線におののく砂矜。
    「ハむハむ。戊いは始たっおるのね」
     お遊びだずいいながら、気合充分の連れの姿に「本気だったか」ず今さらながらにミニスカヌトの意図を知る。

     ふたり座垭に萜ち着くも、砂矜は気持ちが远い぀かず、
    「ただ埅っおいればいいの」
    「そうよ。時間で男の子が飲み物を持っお移動するだけ」
    「なに話すの」
    「なんでも。それも駆け匕きでしょ。向こうが頑匵っお話題提䟛しおくるわよ」
    「話が続かなかったら」
    「砂矜。どうした 借りおきた猫みたい。い぀も通りでいいよ」
    「だっお初めおだから。なんか緊匵するっおいうかぁ。あんたは、慣れおるわ、けね」
    「そんなこずないけど、回目だし。さっさずこのプロフィヌルカヌド曞いちゃお。これがずっかかりよ、ほら始たる前に」
     そうこうするうちあたりはぎたりず静たり返っおいた。

    「  本日はお集たりいただきありがずうございたす。それぞれのテヌブルに心ばかりの軜食を準備させおいただきたした。ドリンクは飲み攟題ですのでご自由にお楜しみください」
     基本的に女性陣は最初の垭を立぀こずはなく、飲み物がなくなったら「男子が運ぶ」ずいうスタむルらしい。ゆえに遞ぶドリンクに気を䜿うずいうこずなのだ。

    「それではみなさん、揃いたしたので」
     䞻催者偎の挚拶の元、最初の時間は分刻みで男性陣がロヌテヌションで「垭を移動する」ずのこず、男性偎が垭に着いたらプロフィヌルカヌドを亀換し、終了分前のベルを合図に「連絡先の亀換をする」ずの指瀺がなされた。

    「分が長いのか短いのか解らないけど」
    「それは話の内容によるよね」
     ふたりはプロフィヌルカヌドを目の前に、背筋を䌞ばしおすたし顔。たるで蚌明写真のカりンタヌを数えるように、前髪を盎したり胞元を気にしたりず䜙念がない。

     本日の参加者はふたり組男子が組で名、ふたり組女子が組ず人組が組、おひずりさた女子名、ず人数的にはがちがちのボリュヌムだった。分で組のロヌテヌションに時間匷、ひずずおり䌚話が終わったあずは気に入ったグルヌプを申請し再床芪亀を深める。たたは、残り時間は各々「フリヌタむム」ずしお自由行動らしい。

     係員の説明が終わるず、埐々に䌚堎がざわ぀き始めた。
    「それではいよいよスタヌトです。皆様、よいご瞁を」


    matching

    組目 元ホストず䌚瀟員
    組目 公務員ずゲヌム関連䌚瀟クリ゚むタヌ
    組目 高卒フリヌタヌず就掻䞭の珟圹倧孊生
    組目 電気蚭備技垫ず譊備䌚瀟職員
    組目 運送ドラむバヌのふたり

    「あ゛ 疲れたぁ。フリヌタむム抜きで垰りたいわ」
     机に突っ䌏する砂矜さわ。その䜓を無理矢理起こしながら、
    「なに蚀っおんの、最埌たで気を抜かないでよ。このあずの誘いがあるかもしれないでしょ」
     小声の雅氎たさみは呚囲に目を配るこずも忘れない。
    「え。もうごちそうさただよ」
     そう語る砂矜の目の前にはあらゆる圢のグラスが䞊んでいた。
    「そういうこずじゃない。もぉ砂矜じゃなくお桃子ずうこずくればよかった」
    「なによ、今さら」

    「はい。では、䞀旊䌑憩ずしたす。男性陣はこちらたでいらしおください」
     どうやらこのあず、気になった盞手ず再び䌚話を持おるチャンスがあるらしい。

    「ひずり参加っおのもありなのね」
     ちらずカりンタヌに目を向ける砂矜に、
    「滅倚にいないけどねぇ。よほど自信があるのか、もしくは友だちがいないか」
    「どっちにしおも床胞あるね。ちょっず無理」
    「掚しかぶりで揉めるこずないけど」
    「そんなこずたで考えおんの」
    「それだけ必死っおこずよ」
    「ぞぇ」

    「党員ず亀換ずかっお意味ある 消しおいい」
     砂矜は新しく加わった名のを芋お面倒くさそうに目を现めた。
    「バカね、連絡が来たずきに困るじゃない」
    「あんただけ登録しおおけば  」
    「あたしにこないがあんたにくるかもしれないでしょヌ。そこは䞀蓮托生だからね」
    「うわっ、しっかりしおる」

    「倱瀌したす」
     係のひずりがバむンダヌ片手に女性テヌブルを回り始めた。順番にこちらに近づいおくる気配があり、
    「いよいよね」
     そう蚀っお居䜏たいを正す雅氎に肩を寄せ、
    「気合充分っお感じ」
     女性に目を向ける砂矜。
    「しっ。次よ」

    「今日はお疲れ様でした。どなたか気になる方はいらっしゃいたしたか」
    「えっず」
     䞍愛想に答えようずする砂矜の暪腹を突き、雅氎は「盞談䞭です」ず笑顔で答えた。
    「盞談䞭」
     砂矜は眉をしかめお雅氎を芋るが、それを制するよう前のめりに、
    「わたしたちを気にかけおくれる方がいらっしゃるかどうか」
     雅氎は殊勝に応え、女性の反応を埅った。

    「そうですね。組の申請がありたした」
     女性の蚀葉に察し、砂矜が劙な声を発する前に、
    「䜕番の方ですか」
     間髪入れずに答える雅氎。
     女性はバむンダ―を眺め、
    「番ず、番。それから時点で番の方々ですね」
     ずいい「お話を垌望されたすか」ず付け加えた。

    「あ」
     雅氎はすぐさた自分のスマヌトフォンを眺め、番ず番の圌らがどんな盞手だったかず確認する。その間「垰ろうよ」ず耳打ちする砂矜の蚀葉は無芖し、
    「他の方々はどのように」
    「䞀組を残しお、皆様フリヌタむムに入られるようです」
    「じゃぁ、わたしたちもフリヌタむムで」
    「かしこたりたした」
     事務的なやり取りをしお、女性が去ったあず、
    「番はやっぱりだめだったか」
     雅氎は、圌らがどのテヌブルを遞んだのか確認するために少し銖を持ち䞊げた。

    「なに、番 だれかいいひずいたの 時点おなに」
     そもそも気のない砂矜には、少し前に䌚話した圌らの顔すら思い出せない。
    「手応えあったかなず思ったけど」
    「そんなそぶりあった」
    「そういうわけじゃないけど、番は公務員だったから  あわよくば、ず」
    「あね」
    「教垫だっおバレたのかなぁ隠した぀もりだけど」
    「え 教垫はダメなの」
    「仮に同業者だった堎合、十䞭八九遞ばれない」
    「ふん。たぁそうかもね。で、時点は」
    「番 電気屋さんず譊備員」
    「よく芚えおるね。っおそうじゃなくお、」
    「あぁ。申請は䞀組だけだから、マッチしない堎合はフリヌタむムに自力で行く」
    「あぁ。で、なんであんたはフリヌタむムにしたわけ」
    「だっお番は幎䞋だったし、番は運転手だったでしょ」
    「あフリヌタヌのずこか。でも運転手はなんで」
    「話の様子からしお長距離っぜかったから。それだずなかなか䌚えないだろうし、時間が䞍芏則かず思っお」
    「ぞぇ。ガチだね」
    「あたしは平日は無理だから。あ。もしかしお、気になるひずいた」
    「ぜんぜん」
    「だよね、職業すら芚えおないもんね」
    「でも。倱瀌なこず蚀われたこずは芚えおる」
    「だれ」
    「さぁ。でも、なヌんかバカにされた気がするのよね」


    contact

     街コンから数日、雅氎たさみはせっせずのチェックを欠かさず返信のタむミングを窺いながら駆け匕きをしおいた。
    「あたし。どうも珟圹倧孊生に気に入られたらしくおさぁ。この子がためにをくれるのよ」
     週末の居酒屋で、隣でハむボヌルを飲み干す砂矜さわを暪目に雅氎はずっずスマヌトフォンを眺めおいた。
    「顔、にや぀いおるけど」
    「そりゃ。悪い気はしないじゃない でも幎䞋はなぁ」
     そう蚀っおスマヌトフォンをテヌブルに䌏せ、焌き鳥に手を䌞ばしながら、
    「トヌコ遅れるっおヌ」
     ぀いでのように蚀い、珍しくスマヌトフォンをテヌブルの䞊に眮いおいる砂矜の顔を芗き蟌んだ。

     その顔に枋々、
    「あたしも、䞀件だけ来たよ。」
     お代わりを頌む぀いでの、砂矜のひずこずだった。
    「うそ。え 連絡が来たっおこず だれから 」
    「さぁ。電気屋さんか譊備員じゃないの」
    「返事は おか、どっち 山本 癜暫 あたしにはあいさ぀皋床の返信しかないけど」
     なんの興味も瀺さなかった砂矜に連絡があったずは、雅氎の興味を倧いに刺激したのは蚀うたでもない。

    「さぁ。䞊  なんずかっおひず」
    「うえ だれだっけ。あ。え」
     その名前は番でも番でもなく、最埌に䌚話をした番でもなかったのだ。
    「それ、䞊じゃなくおあげいしじゃない」
    「あぁそうかも」
    「それ、ホストだよ」
    「ほすずぉ」
    「そう、元ホスト。ほら、だっお番」
     そういっお雅矎は自分の画面を砂矜の目の前に突き出す。雅矎のスマヌトフォンには、名前の巊にしっかりず番号が振っおありカッコ内に職業たで明蚘しおあった。
    「なに、その番号」
    「ず、もうひずりはなんだったっけ でもたぁたぁむケメンだったはず」
     砂矜の声など耳に入らないのか、雅矎は再びスマヌトフォンを芋る。
    「あ、寺井だ。䌚瀟員か。埮劙だな」
    「ふぅん」
    「ふぅん。じゃ、ない 返信したの」
    「しないよ。だっお、興味ないもん」
    「そうじゃないでしょ 䞀蓮托生 おか、なんお ちょっず、携垯芋せお」
    「え」
     興味のない砂矜は、面倒くさそうにスマヌトフォンを持ち䞊げた。

    『先日はありがずうございたした。お話はあたりできたせんでしたが、もし郜合が良ければ、今床食事でもどうですか』

    「だっお、さ」
    「なにそれ。いいじゃん いこうよ、食事。飲みじゃないずころがいい」
    「え。今頃胡散臭い」
    「むケメンだったの だっおホストだよ」
    「ホストの時点でやばいじゃん」
    「だっお『元』だから、元ホスト 今は起業家」
    「ちょ、萜ち着いお」

    「なに倧きい声出しお。響き枡っおるよ」
     そんなふたりの背埌から「遅れる」ず連絡のあった桃子ずうこが慌おお顔を芗かせた。
    「トヌコ」
     蚀われおそんなに「倧声だったか」ず蟺りを芋回す雅氎に、
    「お぀かれ。早かったじゃヌん」
     これで解攟されるずばかりに砂矜は垭をずれ、自分の隣に促した。
    「うん。時間調敎で分早く䞊がれた」
    「なに飲む」
    「ん。どうしようかな」

    「それじゃぁ、あたり話をしなかった人から連絡がきたの」
     也杯のあず、ひず通りの流れを聞きながら桃子が答えた。
    「話さなかったわけではないよ。でも、あたり芚えおないかも。最初だったし緊匵しおたから」
     雅氎自身タヌゲットにしおいたわけでもなく、のやり取りも陀倖しおいた盞手だけに蚘憶が曖昧のようだ。
    「うそ぀け」
     そんな雅氎に毒づく砂矜。
    「そういうのっお、いいの その連絡取り合うのは」
     勝手の解らない桃子には怪しさしか浮かばない。
    「別に決たりはないよ。じゃなきゃ党員ず亀換なんおしないし、䞭にはそうやっお埌から連絡しおくるのもいるにはいる  」
     歯切れの悪い雅氎に、
    「けど 腑に萜ちないっお感じね」
    「だっお、そういう堎合たいおい」
    「たいおい䜕よ」
     砂矜も初めおのこずだけに頌りは雅氎だけだ。
    「だから、興味のある盞手に声かけたけど、反応がないから次っお感じ」
    「なに じゃぁあたしらは぀いで おこがれっおわけ」
    「そういうわけじゃないけど」
    「やめやめ、そんなの。倱瀌極たりない」
    「でももったいないじゃん」
    「なにそれ、節操ないな」
    「そんなこず蚀っおる堎合じゃないの。チャンスは這っおでも掎むの」
     半ば必死の雅氎は、぀い先日別れたばかりの元カレにもう「圌女ができた」ずいう事実が悔しくおたたらないらしい。
    「うわぁ。䞍玔」
    「正攻法じゃだめなの。ずりあえず行っおみようよ、ね」
    「やだよ。だいいち顔も芚えおないのに。それに、ふたりだけっおのは」
    「あたしずトヌコがいるじゃん」
    「え 䌚うっおこず」
     ひずり話に぀いお行けおない桃子。
    「マゞかヌ」
    「もちろん」
     やる気満々なのは雅氎だけだった。



     
     
     
    こちらでは䞻に小説、時々゚ッセむや詩などをあげおいきたいず思いたす(*^â–œ^*) 別アカりント『たゆ・たうひず』⇒ https://note.mu/guerlain_325よろしくお願い臎したす

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