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「恋愛䜓質」第話



恋愛䜓質date


『桃子ず重音』

錫原すずはら桃子ずうこ・雑貚店勀務。怪我でバレリヌナを断念
鷺沢さぎさわ重音かさね・重機オペレヌタヌ。䞡芪は音楜科


trauma

 はじめお「圌」ず呌べる盞手ができたのは高の秋のこずだった。
 バむト先の埌茩の玹介で出䌚った、ひず぀䞋の車奜きの少幎。月生たれの圌は春䌑みに教習所に通い「車の免蚱を取埗する」ず蚀っおいお、卒業を控えた桃子ずうこが免蚱蚌を持っおいないこずをひどく残念がっおいた。ずいうより「信じられない」ずいった様子。
 今思えばあれは「免蚱を持っおいる人」ならだれでもよかったのではないかずさえ思うすれ違いの倚い関係だった。
 結局圌は教習所で知り合った幎䞊の女性ずいい仲になり、その埌できちゃった結婚をしたず聞いた。

 䞭等郚からずっず女子高だった桃子ずうこの蚘憶にある「男の子」は小孊生で止たっおいお、はじめおの圌が「幎䞋」ずいうこずも手䌝っお淡い恋心に浞る䜙韻を感じられないほど劙な力が入っおいたのかもしれない。
 ファヌストキスも初䜓隓も「知らない」ず蚀えないたたに流され応じた。自分にはそれが粟䞀杯で、だいぶ頑匵っおいた぀もりだったのだ。でも結果は「なにを考えおいるか解らない」ず蚀われお振られおしたった。

 最初が悪いずあずはもう楜しむこずができない。女子高の友人は耳幎増ばかりで知ったかぶりず芋栄にたみれおいお、なにひず぀倧切な情報は入っおこなかった。
 結局、自分は結果的に「捚おられるん通り道なのだ」ず感じながら始たる恋に期埅は打ち砕かれ、なにひず぀いい思い出など残す䟡倀もないず悟った。

 倧孊に進孊しおすぐ、慢性の怪我がもずでクラッシックバレ゚ができなくなっおしたい、床重なる挫折に打ちひしがれおいた頃雅氎たさみず出䌚った。雅氎はい぀もなにかに倢䞭で、䌚うたびごずに新しい情報にたみれキラキラずしおいた。自分もそんな颚になにかに「倢䞭になりたい」ずいう矚望ず憧憬から、人芋知りずは思えない速さですぐに打ち解けた。

「ちょっず蚀いづらいんだけどさ。鷺沢さぎさわが桃子の連絡先知りたいっおいうんだけど、教えおもいいかな」
 忘れたころ、ずたではいわないが劙なタむミングでの打蚺だった。
「え、なんで」
「あたしず雅氎たさみは街コンでの亀換しおるけどさ、桃子はだれずもしおないじゃない ムリに繋がるこずもないず思うけど、知りたいっお蚀われたから䞀応『確認しおから』っお答えたんだけど」
 申し蚳なさそうに話す砂矜さわの蚀葉が匕っ掛かる。
「そう」

 鷺沢重音かさねは友人である砂矜の同玚生であり元カレだ。街コンがきっかけで「偶然再䌚した」ずいうものの、そこが気にならないわけではない。
 ぀いヶ月ほど前に䞀緒にバヌベキュヌをした。自分ずはただそれだけの間柄ではあるが、結果的に唇を蚱すこずになった圌には倧いに興味をそそられる郚分はあった。しかしながら「元カレ」ずいうワヌドが頭から離れない。今はたったく係わりはないらしい。だが、ひょっずしたら先日のバヌベキュヌの時のように頻繁に䌚うこずもあるかもしれない。

 「ムリしなくおもいいよ」ず砂矜は蚀う。だが、たったく知らないずいうわけでもなければ、間には砂矜がいる。耇雑な心境ではあるが、
「別にいいよ」
 興味が勝った。
「ホント」
 どうやら砂矜には意倖だったようだ。その様子を窺う限りひょっずしたら断った方がよかったのだろうか、ずも思った。
「うん。連絡先くらいなら」
 本圓に連絡が来るずも限らないし、ずいう蚀葉は飲み蟌んだ。


girls talk

 珍しく人の䌑みが重なった祝日の前の晩のこず。久しぶりにゆっくり話そうず、いちばん片付いおいる桃子ずうこのアパヌトに集たった。

「連絡先教えろっお蚀われた 元カレに」
 すかさず自分の背䞭偎に䜍眮するキッチンで、䞖話しなく手を動かしおいる桃子を振り返る雅氎たさみの興奮はただならぬものだった。
「そう。だから䞀応桃子に確認した」
 来る途䞭唐揚げ専門店で買っおきた手矜先を、わざずガサガサ音を立おお広げる砂矜さわ。
「桃子はなんお」
 至近距離から砂矜の顔を凝芖する雅氎の圧が匷い。
「別にいいよ、っお」
 こちらは意図的に小声で答えた。
「ぞぇ」
 それは理解、ずいうよりは半ば信じがたいずいった様子で、再床桃子を芋かえす。
「すぐできるから」
 気づいお埮笑む桃子の耳にこちらの䌚話は届いおいない。苊笑いの雅氎は誀魔化すように巊手をあげた。

「ぞぇ、だよね」
 倧袈裟にならないよう぀いでのように話した぀もりの砂矜だったが、どう話したずころで雅氎盞手ではなんでも䞀倧事になっおしたう。居酒屋でたた泚目を济びるより、個人の郚屋なら倚少の倧きい声は軜枛されるかず、数週間前に鷺沢さぎさわに呌び出埅ち䌏せされた旚を告げたのだった。

「連絡先が知りたいっおこずはぁ」
 しばしの沈黙のあず耳打ちする雅氎のその衚情は奜奇に満ちおおり、興味接々を隠し切れない。おかわりを埅ちきれない子どものようななんずも蚀えない高揚感がかえっお砂矜を冷静にさせた。
「その顔、桃子の前ではやめおよ。詳しく話しおないんだから」
 蚀い終えお埅ちきれず、鶏手矜の塩焌きにかぶり぀く砂矜。
「だから小声で蚀っおるじゃない。どういうこず」
「そういうこずみたいよ。ひずめがれなんだっおさ」
 こちらも小声でもごもご、さもあらんず答える。
「ひずめがれ 今どきそんなこずあるの」
「しっ 今どきもなにも、街コンでマッチングするのだっおそんなようなもんじゃん」
 あくたでもなんでもないこずのように流したい砂矜だが、
「そうだけどヌ」
 雅氎は隒ぎたい衝動を抑えきれないのか、眉間のあたりの動きがおかしい。

「なんか意倖」
 自分も手矜先に手を䌞ばし぀぀、頬匵ろうずしお手を止めた。
「なにが」
「だっおあんたの元カレでしょヌ。たるでタむプが違うじゃない、あんたず桃子じゃ」
「そっち」
「そっちよ」
「たぁ。それが本呜だず思うよ、あい぀の奜みを考えれば」
「じゃぁあんたはなんだったのよ」
「若気の至り」
「はっ。桃子は知っおるの ひずめがれっお話」
「蚀ったら構えるじゃないっ。ただ連絡先知りたい、っおだけ䌝えた」
「ふぅん」
 おやさしいこずでず頷き、たじたじず桃子に熱い芖線を送る雅氎に「おい」ず小さく突っ蟌みを入れる砂矜。

「はい、お埅たせ」
 キレむに盛られたサラダを手にテヌブルに着く桃子。
 ベビヌリヌフの䞊に無花果ずモッツァレラチヌズのマリネ、ドラむフルヌツずナッツのコンフィが添えられたサラダ。
「うわぁ矎味しそう。無花果のサラダっお初めお」
 即座に態床を翻す雅矎に目を芋匵るも、
「あたしもケヌキずかでしか食べたこずなかったよ」
 ず、぀られお無花果の姿に目を奪われる砂矜。
「倏の無花果より、今の時期の方が甘いらしいよ」
 取り皿を手枡しながら「あたしも生はあたり食べたこずがないんだ」ず嬉しそうにする桃子。

「どうしたの、これ」
「い぀も来おくれる垞連さんがね、戎き物だけど出掛けるのに荷物になるからっお、くれたんだ」
「ぞぇ。垞連さんなんおいるんだね」
「い぀も違う女の子ず来るおじいちゃんなんだけどね」
「なにそれ。あやしい」
「なにしおるひずか知らないんだけど。い぀も若い子ず䞀緒に来おアクセサリヌずか買っおいっおくれるんだよね。で、たたに差し入れを持っおきおくれるの」
「ぞぇ」


fixed format

日目。

鷺沢さぎさわです
小柎にを聞いた
              19:17

以埌よろしく
         19:18

こちらこそよろしくお願いしたす         

俺のこずなんか聞いおる
               20:02

ずりあえず連絡先を知りたいずだけ

なるほど
       20:18  

日目。

は迷惑か
           18:07

そんなこずないですよ

ならよかった
         21:09

日目。

迷惑でないずしおも時間垯が解らん
                   17:46

別にい぀でも構いたせんが、
こちらも仕事䞭は返信ができないのでその時はごめんなさい

それは構わない
          20:34

なんだかだずむメヌゞが違いたすね

は苊手だ
盎接話す方が面倒がない
              20:46

確かに、そうかもしれたせんね

いきなり電話番号を聞くのも憚られた
                    20:54

お気遣いありがずうございたす
でも、でも通話は可胜ですよ

で電話もできるのか
                21:13

はい。無料通話ができたす

ぞえ
実はも初めおだ
              21:42

仕事は党郚電話で枈たせる
               21:42

鷺沢さんらしいですね

日目。

実は話がしたくおを聞いた
                   22:16

そうなんですね

盎接䌚っお話がしたい
             23:54

日目。

盎接䌚うのがむダならでも構わない
                       21:34

そういうわけではないのですが
ちょっず恥ずかしいです

なにが恥ずかしい
           22:02

それは、こちらの事情です

ふたりがむダなら小柎ず䞀緒でもいい
                     22:24

そういうわけではないのですが

はやっぱり面倒だな
顔を芋ないず解らない
                22:56

日目。

俺はやっぱり怖がられおいるのか
                  16:46

そういうわけではありたせんが

そればっかりだな
           19:36

すみたせん

日目。

やっぱり䌚えないか
            22:23

日目。

いいですよ

䌚っおくれるのか
           21:08

はい

い぀䌚える
        21:22

䌑みはい぀
         21:22

わたしは仕事がら土日は䌑みではありたせん
前もっお申請すれば可胜ですが

平日は雚が降れば䌑みだ
              21:34

それは難しいですね

平日でも早く終われば倜でも
                22:44

日目。

倜はたずいか
         19:18

早番であれば時には䞊がれたす

時だず俺がギリギリだ
埅たせるこずになる
              21:43     

それは問題ないず思いたすが
やっぱり土日にしたすか

い぀になる
        22:09

今月は無理なので、来月の週目くらいになりたすが

なるべく早く䌚いたい
             22:19

急ぎの話でしょうか

そういうわけではないが
              22:22

明埌日なら早番です

じゃあ明埌日にしよう
迎えに行く
             22:34

どこに行けばいいですか

駅ビルなら改札か
           22:46

車で来られたすか
その時間垯駅前は混雑しおるず思いたすが

ならどこがいい
          23:02

どちらから来られたすか

日によっお珟堎が違うが䞀床垰っおから向かう
埅たせるこずになるが、家はどこだ
                        23:16

最寄り駅はヌヌですが、そこからバスになるのでわかりにくいず思いたす
どこで埅぀のがいちばん近いでしょうか

なら、同じ沿線のヌヌヌのロヌタリヌで時に
                        23:25

解りたした


wavering heart

 ここ週間ほど、鷺沢さぎさわずののやり取りが続いおいる。
 砂矜さわに連絡先を「教えおもいいか」ず尋ねられた日から数日、倚少なりずも緊匵しおいたかもしれない。すぐに連絡が来るずも思っおいなかったが、週間ずあけずその日はやっおきた。

 最初は本圓にあいさ぀皋床だった。

俺のこずなんか聞いおる

 それは、砂矜ずの間でなにかあっおの蚀葉なのだろうかず蚝しんだ。
 なにより気になったのはの日のキス。

 砂矜に話したのだろうか。
 だずしたらなぜ砂矜はなにも蚀っおこないのだろう。

 が苊手らしい鷺沢は、自䜓が初めおだずいった。
 それは、
わたしずするために始めた

 うぬがれおもいいのだろうか。
 だが、どうだろう。
 勘違いしお恥をかくのは自分だ。

 そしお日目、

盎接䌚っお話がしたい

 突然の展開に動揺し、郚屋の䞭をうろうろず歩き回った。
 すぐには返事が出来なかった。

 ふたりきりで
 考え過ぎだろうか。
 どう受け取ればいいのか、結局返事は出来なかった。

 圌は自分の颚䜓から「怖がられおいる」ず思っおいるらしい。
 ちょっず安心しお、少し笑った。
コワい  
 さすがに最初は苊手だず思ったかもしれない。だが、話しおみればそんなに悪いひずではないのだず解る。ただあのキスは、勢いだったのかその堎のノリだったのか真意が知りたい。

なるべく早く䌚いたい

 気のせいではなく、明らかに心が揺れおいた。

 どうしよう。
 䌚いたくないわけではない。でも怖い。なにが
 圌は悪いひずではない。でもいざ䌚うずなるず委瞮する。やめる
 でも今埌も䌚わないずは限らない。
 けど、今埌䌚うこずがあるずも限らない。
䌚えば気持ちがはっきりするだろうか  

 あぁどうしよう。
 砂矜に盞談すべきだろうか。でもなんおいう
 䞀緒に䌚っおもらった方がよかっただろうか。でもなんず蚀っお
 圌は砂矜の元カレで、砂矜はどう思うだろう。
「でも、黙っお䌚うのもどうなの」
だけどなんで䌚う気になったか説明しないずダメかしら

「あぁどうしよう」
 なにが正解
 䌚うだけなら別にどうっおこずないはず。でもやっぱり怖い。
 どういう぀もりで䌚いたいなんお蚀っおきたのかしら。
話があるっお蚀っおた

 雅氎たさみにいう
 でもそれなら砂矜にいうのが道理

 解らない。

どうすればいいのか解らない

 砂矜にを打っお、消す。

圌から連絡来たよ

報告した方がいいよね。䞀応流れずしお  

 送信埌スマヌトフォンを閉じるずすぐ、電話がかかっおきた。
「砂矜  」
『倧䞈倫 なんかいやなこずでも蚀われた』
 心配する砂矜の声を耳にしほっずする桃子ずうこ。

「倧䞈倫だよ」
『そう。ならいいけど、』
 砂矜もなにか蚀いた気な様子ではあったが、それ以䞊はなにも蚀わなかった。
「あのね」
『うん』
「䌚いたいっお蚀われたんだけど」
『うん』
どうしたらいい
 それを聞くのは筋違いだろうか。
「ちょっず 」
『桃子はどうしたいの』
「え」
わたしはどうしたい

 わたしは  。


meal

「あの日はすたなかった」

 話があるず蚀っおいた。
 垭に着くなり頭を䞋げるずいうこずは、やっぱりあのキスはその堎のノリだったずいうこずだろう  か。

「そんな颚に謝られたら」
 自然ず顔がうなだれる。
「だが、悪いずは思っおいない」
え
「いや。いきなりで悪いこずをしたずは思うが、埌悔はしおいない」

 芖線が熱い。
「あの時はそうしたいず思った。おたえが、あたりに」
 かわいくお、ずいったその顔があたりにも真顔だったのでたすたす顔を䞊げられなくなっおしたった。

 埅ち合わせの駅前のロヌタリヌに着いたのは埅ち合わせの時間ギリギリだった。
 時間には䜙裕があった。その日はなにごずもなくスムヌズに仕事が進み、い぀もなら分分軜く過ぎおしたう垰宅時間も、思いのほか早く䞊がれた。
こんな日に限っお
 玄束の駅たで分。各駅に乗っおも分。玄束の時間には党然䜙裕で着くこずができた。
 電車に乗るたでは平気だった。だが最寄り駅に着いた途端怖気づいおしたい、たっすぐトむレぞず向かった。化粧盎しをし、髪をたずめたりほどいおみたり撫で぀けたりを繰り返し、結局ハヌフアップに萜ち着いた。そうしお䜕床も身なりを敎えるうち時間ギリギリになっおしたった。

 自分が思う以䞊に緊匵しおいた。

 車は黒いミニバンだず蚀っおいた。車に詳しくはない桃子ずうこだが、なんずなくピカピカな車を探せばいいかなずいう予想をしおいた。

 思った通り黒光りしおいお、指王を぀けるこずすら憚られるような車䜓が目に぀き、助手垭の窓越しに芗くず圌はスッず運転垭から降りお来た。
 ここに車を停めたたた出掛けるのか、ず思っおいるず圌は助手垭のドアを開け「時間ぎったりだな」ずいった。
遅れなくおよかった
 胞をなでおろす心持ちで助手垭に乗る。

 圌は「なにがいいか解らない」ずいいながらも、特にこちらの芁望を聞くでもなく車を走らせ、繁華街から離れた堎所ぞず車を走らせた。
 街灯の明かりばかりが目立぀閑静な堎所に入るず、解りやすく叀颚なレストランが珟れた。塀に囲たれた䞀芋普通の家に芋える瓊屋根の建物は、知る人ぞ知るずいった感じの叀民家の䜇たい。それでも駐車堎には数台の車が停たっおおり、それなりに賑わっおいるようだった。

こんなずころ知っおるんだ
 無骚な男がおよそ遞ばなそうな雰囲気に、圌の意倖な䞀面を芋るこずができる。
「和食がメむンだが、グラタンずかパスタずか女子が奜きそうなのもあるぞ」
 そう蚀っおメニュヌを差し出す圌は既に泚文が決たっおいるようで、こなれた感じがした。
「よく来られるんですか」
「䌚瀟の付き合いで䜕床か䜿ったこずがある。叀臭いけど飯がうたいんだ」
 そんなセリフを吐くあたり、どうやらいろいろず考えおくれたらしいこずを知る。
「魚が食べたくなるずここに来る」
「ぞぇ」
 厚房に芋える店員は䜜務衣姿で「魚」ずいう圌の蚀葉がしっくり来た。
「じゃぁわたしは、このカレむの煮぀け埡前にしたす」
 こんな時なにを遞ぶのが最善なのかい぀もなら悩んでしたうずころだが、そんな気負いはなぜか圌の前では必芁ないず思えた。

「謝った䞊で、改めお蚀おうず思っおた」
「はい」
「あの日もあたり話せなかったし。連絡先を聞いたからずいっおメヌルで謝るのもなんだし。だから䌚えればず」
 ずおも蚀いにくそうに、䞔぀真摯に圌は話し始めた。
「そうだったんですね」
 別に気にしなくおも、ず蚀いかけおそういうレベルの話ではなかったかず考え盎す。

「普段からあんなこずをするわけではない。むしろオレは慎重掟なんだ」
「そう、なんですか」
 なんずなく倱瀌な蚀い方になっおしたった。
「たた敬語になっおる」
「ぁ、すみた  えヌず」
「おいおいでいい」
「はい」
「぀たり。これからもこうしお䌚っおくれるか」
「え。あ、ふたりで」
「だめか」
 ダメじゃない。ダメではないが、なんず返したらいいのか。

「オレは぀きあいたいず思っおる。その蟺も螏たえお、考えおほしい」
「え。  あぁ、はい。解りたした」
あ、解りたしたっお蚀っちゃった

 そんな颚にストレヌトに蚀われたのは初めおだった。




いいなず思ったら応揎しよう

ひらさわ たゆ ただただ未熟者ですが、倢に向かっお邁進したす