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私の秋は、ゲームをやめたあとの部屋にある。

私にとって秋って、紅葉でも焼き芋でもないかもしれない。

もちろんどっちも嫌いじゃないんだけど、「あ、秋だな」って一番感じる瞬間は、夜にゲームをやめてヘッドホンを外したときだったりする。

さっきまでボイスチャットで誰かが喋っていて、ゲームのBGMも鳴っていて、画面の中ではずっと何かが起きていた。

それを全部閉じた瞬間、急に部屋が静かになる。

夏だと、その静けさよりエアコンの音とか外の音のほうが気になるのに、秋の夜はなんとなく静けさそのものが目立つ気がする。

こういう時間、結構好き。

「もう1戦」が長くなる季節

ゲームをやっていると、絶対ある。

「これ終わったら寝よ」

と言ってからの、もう1戦。

負けたら「このままでは終われない」。

勝ったら「今調子いいからもう1回」。

結局どっちでも続ける。笑

気づけば日付が変わっていて、飲み物もなくなってる。

でも秋の夜って、不思議とそれが嫌じゃない。

予定のない夜に、好きなゲームをして、途中で何か食べて、またゲームに戻る。

文字にすると本当に何もしてないんだけど、こういう日を後から思い出したりするんだよね。

旅行に行った日とか、特別なイベントの日じゃなくて、「あの頃ずっとこのゲームやってたな」みたいな記憶。

私の場合、季節の記憶って意外とそういうところに残ってる。

好きだったゲームと、そのときの私

昔やっていたゲームを久しぶりに起動すると、内容より先に当時のことを思い出すことがある。

一緒に遊んでいた人とか、その頃ハマっていたものとか、生活リズムとか。

ゲームって画面の中だけに思い出があるようで、実際はその外側までセットで残ってる。

「あのボス強かったな」より、

「あの頃、毎晩この人たちと遊んでたな」

のほうが強く残っていたりする。

だから昔のゲームを開くのって、ちょっとだけ昔の自分の部屋を覗く感じがする。

これ、普通に不思議。

秋は、何かを始めるより戻りたくなる

春は新しいことを始めたくなるし、夏は外に出たくなる。

でも私の秋は、なぜか昔好きだったものに戻りたくなる。

昔の曲を聴いたり、途中で止まっていたアニメを見たり、ずっと起動してなかったゲームを開いたり。

新しいものも好きなのに、この時期だけ少し「前に好きだったもの」が気になる。

それで久しぶりに触って、

「あー、やっぱり好きだな」

ってなる。

好きだったものって、離れている間に嫌いになったわけじゃなくて、ただ生活の奥のほうに移動していただけなのかもしれない。

私の秋は、たぶんこんな感じ

ゲームを終える。

ヘッドホンを外す。

さっきまでうるさかった部屋が急に静かになる。

机には飲みかけのものがあって、スマホを見ると普通に深夜。

「またこんな時間までやっちゃった」

って思いながらベッドに入る。

たぶん今年も、そんな夜が何回もある。

紅葉の写真みたいに綺麗じゃないし、秋らしい食べ物が出てくるわけでもない。

でも私にとっては、こういう何でもない夜が秋なのかもしれない。

そして来年また同じ季節になったら、

「あの秋、ずっとあのゲームやってたな」

って思い出すんだと思う。

それくらいの秋が、私は結構好きです。

それでは、また次の記事で。
唯乃ひめでした。🤍


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