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《第Ⅲ郚・たずめ》

    第Ⅲ郚で曞き残したかったのは、結論ではない。

    生掻の䞭で起きおいた倉化が、どのような条件ずしお重なっおいたのか。そしお、その倉化を継続的に確かめる手段が、どのようにしお静かに倱われおいったのか。この二぀である。

    出来事は、䞀぀ず぀切り分ければ、どれも単独では決定的な意味を持たない。だが、身䜓の状態、眮かれおいた環境、関わっおいた人、そしお確認するこずができた範囲ずその限界。それらが同じ時間の䞭で重なったずき、そこには、確かに存圚しおいた条件があった。

    私は、その条件を評䟡しない。ただ、順番のたた残しおおく。その順番の䞭で芋たずきに、出来事ははじめお䞀぀の流れずしお茪郭を持ち始める。

    ここで䞀床、第Ⅲ郚の出来事を、生掻の順番のたた眮き盎しおみる。

    朝の玄関先に、ゎミ袋が出おいる日ず、出おいない日があった。その違いが、その日の䜓調だった。

    埅合宀で雑誌を開いおいた母は、読んでいなかった。タむトルは読めるし、写真は芋られる。そこだけで枈たせおいるからいい、ず母は蚀った。

    初倏に亀わされた契玄。二通に、同じ誀蚘が残された。

    実家の鍵が倉わり、郚屋の窓にフィルムが貌られた。それたで続いおいた確認は、その日を境に途切れた。

    薬を䜿う理由が、少しず぀説明ず違っおいった。私はそれに気づいおいお、䜕も蚀わなかった。

    遺蚀が䜜られた日、母は入院しおいた。前の晩から明け方にかけお䞉床、頓服薬を䜿っおいた。その日の倕方、母は転んでいる。

    それから䞉週間ほどしお、母は「行っおらっしゃい」ず蚀った。

    それぞれは、単独では特別なものではない。だが、この順番の䞭に眮かれたずき、はじめお䞀぀の流れずしお芋えおくる。

    ここたでが、第Ⅲ郚で私が残した蚘録である。

    ここから先は、その蚘録がどのように扱われるのかずいう問題になる。これらの条件は、そのたたの圢では、法廷には届かない。

    出来事は、別の蚀葉に眮き換えられ、別の順序で䞊べ盎されおいく。生掻の䞭にあったものは、やがお「䞻匵」ずしお呌び盎される。

    盞手の声が倧きいず、自分の珟実が曖昧になる。私は薬剀垫ずしお、環境が人の蚘憶や認識を揺らす堎面を、䜕床も芋おきた。

    では、そのずき、同じ出来事は、どのような蚀葉で語られるのだろうか。

    その過皋を、第Ⅳ郚でたどっおいく。




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    この蚘事は、連茉『それでも、家族ず暮らしたかった』の䞀篇です。
    家族の生掻が、法廷で「蚌拠」に倉わっおいく過皋を、起きた順番のたた蚘録しおいたす。

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    病院で働く薬剀垫です。家族の生掻が、法廷で「蚌拠」に倉わっおいく過皋を、起きた順番のたた蚘録しおいたす。畑では、今幎もブルヌベリヌを育おおいたす。

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