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ファーストクラスでしか味わえない、“空の上の極上酒”たち

    ただの旅好きおじさん

    〜歴史と美学が詰まった、選ばれしグラスの物語〜

    飛行機の旅が「移動手段」から「体験」へと進化した今、
    ファーストクラスとは、もはや空の上のラグジュアリーホテル。

    シート、食事、アメニティ…
    すべてが特別ですが、真の贅沢はグラスの中身にあります。
    この記事では、航空会社が選び抜いた“ファーストクラス限定酒”の中でも、高級シャンパンに焦点を当てメーカーの歴史や背景まで含めて深掘り。
    お酒に詳しくない方でも楽しめるよう、ストーリー仕立てでお届けします。

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    1|Salon Blanc de Blancs(サロン)

    — 年によっては造られない、幻のシャンパン

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    Salon Blanc de Blancs 2013 750ml
    • 生産地: フランス・コート・デ・ブラン

    • 品種: シャルドネ100%

    • 創業: Champagne Salon(1905年)

    • 提供航空会社: JAL(日本発の国際線ファーストクラス限定)

    サロンは、単一畑・単一品種・単一年という“三位一体のこだわり”を貫く、孤高のシャンパンメゾン。
    「良い年しか造らない」という哲学のもと、リリースされるヴィンテージは極端に少なく、“幻のシャンパン”とも呼ばれます。

    JALはこのSalonを、世界で唯一、定期的に機内で提供する航空会社(JAL公式発表より)。
    特に日本発の欧米路線のファーストクラスでは、Salon 2013などがグラスに注がれています。

    窓の外に広がる空と、グラスの中に立ちのぼる繊細な泡。
    Salonの一杯は、空の旅の静かなクライマックスです。

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    2|Krug Grande Cuvée(クリュッグ・グランド・キュヴェ)

    — シャンパーニュのロールスロイス

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    Krug Grande Cuvée 375ml
    • 生産地: フランス・ランス

    • 品種: ピノ・ノワール主体、シャルドネ・ムニエ含む

    • 創業: 1843年(Maison Krug)

    • 提供航空会社: ANA、シンガポール航空、カタール航空(定期的)

    Krugは、200種類以上のリザーヴワインを使い、7年以上の熟成を経て仕上げられる芸術的なブレンドシャンパン。
    年ごとの個性ではなく、「Krugらしさ」を徹底して追求する哲学を持ち、世界中の愛好家を魅了しています。

    ANAではファーストクラス「THE Suite」の定番シャンパンとして採用され、シンガポール航空やカタール航空でも搭載事例が多数あります。

    グラスに口をつけた瞬間、香りの“層”に包まれるような感覚。
    Krugは空の上でも、その威厳を失いません。

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    3|Louis Roederer Cristal(クリスタル)

    — ロシア皇帝に愛された“王の酒”

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    Louis Roederer Cristal 750ml
    • 生産地: フランス・ランス(Louis Roederer)

    • 品種: シャルドネとピノ・ノワールのブレンド

    • 創業: 1776年

    • 提供航空会社: シンガポール航空(スイート/ファースト)

    Cristalはもともと、19世紀にロシア皇帝アレクサンドル2世のために特別に造られた歴史を持ちます。
    その象徴でもある“平底の透明な瓶”は、暗殺を防ぐためだったという時代背景に由来します。

    シンガポール航空では、ファーストクラスのシャンパンリストにCristal 2015を定期採用しており、KrugやTaittingerと並ぶ選択肢として選ばれています。

    「王の酒」と称される一杯を、空の王座ともいえるシートで味わう──
    そんな特別感があります。

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    4|Dom Pérignon Rosé(ドンペリ)

    — シャンパーニュの“代名詞”と呼ばれる理由

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    Dom Pérignon Rosé 2009 750ml
    • 生産地: フランス・エペルネ(Moët & Chandon)

    • 品種: ピノ・ノワール主体のヴィンテージ構成

    • 提供航空会社: エミレーツ航空(ファーストクラス)

    ドン・ペリニヨンは「ドンペリ」の愛称でも知られますが、実際は極めて哲学的な造り手。
    “ヴィンテージしか造らない”というこだわりを持ち、熟成によって完成するシャンパンです。

    エミレーツ航空では、長年にわたりファーストクラスにDom Pérignonを採用しており、
    2025年にはロゼ・ヴィンテージ2009年の搭載も確認されています。

    重厚なレザーのシートに沈みながら、淡いロゼのグラスを傾ける。
    それは“空の上の社交”ともいえる時間です。

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    🍵 そして私は──お酒が飲めない

    ここまで各銘柄を語っておきながら、
    実はわたくしお酒がぜんぜん飲めません。

    ファーストクラスに搭乗しても、「お茶ください」と言ってしまうタイプ(笑)
    それでも、グラスの中で静かに揺れる黄金色の液体と微細な泡を見ると、
    「この味のわかる人になれたら素敵だな」と正直思います。

    でもご安心を。
    JALのファーストクラスでは、お酒を飲めない人のために、
    高級茶「ロイヤルブルーティー(Royal Blue Tea)」が用意されています。

    これはワイングラスで提供される“発酵しない高級茶”で、価格は1万円前後。
    ボトルもまるでワインのようで、まさにお茶のシャンパンとも呼ばれています。JALファーストクラスに乗る機会があればぜひお試しください。

    飲めなくても、楽しめる。
    JALファーストクラスは、そんな優しい空間でもあるのです。


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