【北海道】秋の函館で泊まりたい宿ガイド〜イカの水揚げシーズンに味わう漁港グルメと夜景〜
秋の函館は、一年の中でもとくに宿選びが楽しい季節。イカの水揚げが最盛期を迎え、朝市や宿の食卓には旬の魚介がずらりと並びます。 加えて空気が澄んでくるこの時期は、函館山からの夜景も一段とクリアに見えるんですよね。日中は港町らしいのんびりとした散策が楽しめて、日が暮れると街全体がきらきらと輝き出す、まさに函館の一番いい季節と言えると思います。今回は、函館駅前・ベイエリア・湯の川温泉という3つのエリアから、料理も温泉も夜景もしっかり楽しめる宿を厳選しました。
函館は「漁港グルメ」と「夜景」を同時に味わえる、日本でも珍しい旅先です。函館山からの夜景は世界三大夜景のひとつに数えられていますし、湯の川温泉は道内でも屈指の歴史ある名湯として長く親しまれてきました。函館空港からも函館駅からも車で15分から20分ほどの距離に主要な宿が集まっているので、移動の負担が少ないのも嬉しいポイントです🚗 電車や飛行機で到着してからすぐに温泉と食事にありつける気軽さは、旅慣れていない方にもうれしいところですよね。
ここで紹介する宿はすべて函館市内、空港や駅から30km圏内に収まっているので、初めての函館旅行でも安心して選んでいただけます。朝市で新鮮なイカを味わったあとに温泉でほっとひと息つく、そんな贅沢な函館旅を叶えてくれる宿ばかりです。予算や旅のスタイルによって、駅前のシティホテルにするか、ベイエリアの雰囲気重視の宿にするか、湯の川温泉で食事も温泉もたっぷり楽しむか、迷ってしまうかもしれません。それぞれの魅力をじっくり紹介していきますので、旅のイメージを膨らませながら読んでいただけたら嬉しいです。
それでは、エリアごとにおすすめの宿を紹介していきますね。

函館駅前エリア
函館国際ホテル
函館駅から徒歩7分、市電の電停からは徒歩3分という抜群のアクセスの良さが自慢の老舗ホテルです。 観光にもビジネスにも使いやすい立地で、函館朝市や赤レンガ倉庫群まで歩いて行けるのも魅力なんです。函館空港からもバスで25分ほどとアクセスしやすく、函館観光の拠点として長く選ばれてきた実績のある宿だと感じます。
秋のイカシーズンには、朝食の和洋バイキングで函館名物のいか刺しやいくらをたっぷりのせた海鮮丼が用意されるプランが人気です。ふわとろのオムレツやステーキ丼も並ぶボリューム満点の朝食で、一日を元気にスタートできそう。北海道産の食材が豊富に使われているのも嬉しいポイントで、旅の朝から函館の恵みをしっかり感じられます。ディナーには本格中華のコースを味わえるプランもあり、うにやフカヒレ、ずわい蟹といった贅沢食材を使ったコースは記念日利用にもぴったりです。特別な夜を過ごしたいカップルにもおすすめしたいプランなんですよね。
客室は西館・本館ともにゆったりとした造りで、長期滞在にも観光の拠点にも向いています。ツインルームは広さもしっかりあり、荷物を広げてもゆとりのある空間で過ごせるはず。館内には駐車場も150台分完備、出し入れ自由なので車での旅にも安心ですよ。
おすすめポイントは、なんといっても駅近の利便性と料理の質の高さのバランスが良いこと。観光の合間にさっと戻れる立地でありながら、食事は本格派なので満足度が高い宿です。
料金目安 朝食付きプラン 1泊お一人あたり約9,000円から 2食付きの中華コースプランは1泊約20,000円からが目安です
アクセス JR函館駅から徒歩7分 函館空港からバスで約25分、運賃400円
ベイエリア
ラビスタ函館ベイ
ベイエリアに佇む、大正ロマンをテーマにしたクラシカルな雰囲気のリゾート&シティホテルです✨ JR函館駅から徒歩15分ほど、金森赤レンガ倉庫にも近く、観光の拠点として本当に使いやすい立地なんですよね。オリコン顧客満足度でも高い評価を獲得している実力派で、リピーターの多さにも納得の宿です。
このホテル最大の魅力は、最上階にある展望天然温泉。函館山やベイエリアの街並みを見下ろしながら湯につかれる贅沢な時間が過ごせます。夜には函館の夜景を見ながらの入浴も叶うので、時間を選んで訪れるのがおすすめです。日帰りの喧騒から離れて、静かな時間に湯船に浸かる瞬間は格別だと思います。館内では無料の夜鳴きそばやアイスのサービスもあり、女子旅にも喜ばれる心遣いが随所に感じられます。
朝食は和洋バイキングで、口コミでも評価が高いことで知られています。海鮮丼やいくら、函館ならではのスイーツまで揃うラインナップは、旅の朝を華やかに彩ってくれるはず。客室はレトロな調度品でまとめられていて、窓の位置も夜景が見やすいよう低めに設計されているというこだわりぶりです。ベッドに横になったまま函館の夜景を楽しめるなんて、なんだかロマンチックですよね。 部屋に用意されたコーヒーミルで挽きたてのコーヒーを楽しめるのも、細やかな心配りが感じられるポイントです。
おすすめポイントは、最上階の展望温泉から望む函館ベイエリアの夜景。函館らしさを凝縮したような宿として、リピーターも多い人気ぶりです。
料金目安 1泊朝食付きでお一人あたり約17,000円から 2食付きプランは季節や部屋タイプにより変動しますので予約時にご確認ください
アクセス JR函館駅から徒歩15分 函館空港からタクシーで約20分
T9 HAKODATE
築100年を超える歴史的建造物を再生した、小さなヘリテージホテルです。 十字街電停から徒歩6分、金森赤レンガ倉庫や元町、函館朝市へも歩いて向かえるベイエリアの一角にあります。函館らしいレトロな街並みに、するりと溶け込むような佇まいなんです。
総客室数はわずか5室という、まさに隠れ家のような佇まい。大正の建築美と現代的なデザインが静かに交差する空間で、函館の歴史をじっくり味わいながら過ごせるのが最大の特徴です。派手さはないけれど、細部までこだわり抜かれた空間づくりに、宿泊するたびに新しい発見があるという声も多いんですよ。窓の外に広がる港町の景色を眺めながら、ゆったりと本を読んで過ごすのもよさそうです📖
館内にはイベントスペースも併設されていて、アート展示なども行われることがあります。観光客で賑わうベイエリアからすぐの立地にありながら、静けさの中で過ごせるという珍しいバランスの良さも魅力です。函館らしい街並みを気軽に楽しみたい方や、少人数でゆったり過ごしたい旅にぴったりの宿だと思います。喧騒を離れて自分だけの時間を過ごしたい大人の函館旅に、そっと寄り添ってくれる存在です。
おすすめポイントは、客室数が限られているからこその静けさと、歴史的建築ならではの重厚感。函館の街歩きの拠点として、非日常感を味わいたい方に特におすすめしたいです。
料金目安 1泊1室あたり約25,000円からが目安です 食事なしのプランが中心なので、周辺の飲食店探しも旅の楽しみのひとつになりそうです
アクセス 函館市電十字街電停から徒歩6分 函館空港から車で約18分
湯の川温泉エリア
函館空港からほど近い湯の川温泉は、江戸時代から愛される歴史ある名湯です。イカの水揚げシーズンにあわせて、温泉宿の夕食ビュッフェでも旬の海の幸がたっぷり並びます♨ 神経痛や関節痛、疲労回復などにも効能があるとされる良質な源泉で、旅の疲れをしっかり癒せるのもこのエリアの魅力です。
函館湯の川温泉 海と灯/ヒューイットリゾート
屋上の温泉から雄大な津軽海峡を望める、湯の川エリアを代表するリゾートホテルです。松前藩の藩主も湯浴みをしたと伝わる、歴史ある湯の川温泉を存分に味わえる宿として知られています。エントランスから広々としたロビーまで、リゾートホテルらしいゆったりとした雰囲気に包まれていて、到着した瞬間から旅の高揚感が高まる宿だと感じます。
夕食は約150種類という北海道最大級のボリュームを誇る和食ビュッフェ。道南の郷土料理や豪快な漁師料理が中心に並び、秋のイカシーズンにはイカ料理も充実するそうです。朝食も約140種類とこちらも圧巻のラインナップで、北海道特有の食文化と本州から伝わった洋食文化が交差した、バラエティ豊かな朝を迎えられます🍳
最上階の湯処では男女それぞれ5種類のお風呂が楽しめるほか、有料の貸切露天風呂も2か所用意されています。屋上から津軽海峡を眺めながら、月と漁火の灯に包まれる夜のひとときは格別。函館の地酒を片手に月見酒を楽しむのもおすすめです。湯上がりには涼しい潮風にあたりながら、旅の余韻をゆっくり味わえるのもこの宿ならではの体験だと思います。小学生の宿泊が無料になるプランもあり、家族旅行にも選ばれやすい宿です。
おすすめポイントは、圧倒的なボリュームのビュッフェと屋上からの絶景温泉。道南の食と湯を一度に味わい尽くしたい方にまさにうってつけです。
料金目安 2食付きプランで1泊お一人あたり約15,000円から お子様向けのお得なプランも複数用意されています
アクセス 函館空港からバスで熱帯植物園前下車、徒歩1分 函館空港から車で約10分
函館・湯の川温泉 ホテル万惣
湯の川温泉の中でも、お食事と温泉の評判の高さで知られる人気ホテルです。函館空港から車で10分、ファミリーにもカップルにも歓迎ムードのあたたかい雰囲気が魅力なんです。スタッフの方々の対応も丁寧という声が多く、初めての函館旅行でも安心して過ごせる宿だと感じます。
夕食は郷土料理のビュッフェで、お寿司やお刺身、道南地区ならではの郷土料理、鉄板焼きまで揃う人気の内容。朝食では、好きなお刺身を好きなだけ丼にのせられる海鮮丼が名物で、秋のイカのシーズンにはイカ刺しが主役級の存在感を放ちます🍚 焼き魚や焼きたてパン、サラダにデザートまで和洋そろった充実の内容です。
大浴場「湯蔵」は歴史ある湯の川温泉を満喫できる自慢の施設。屋根付きの露天風呂やつぼ湯、寝湯、各種サウナまで揃っていて、長湯したくなる心地よさがあります。男女時間入替制になっているので、滞在中に両方の湯船を楽しめるのも嬉しいポイントです。館内には無料のコーヒーマシンが使える暖炉ラウンジや、冷たいドリンクとアイスキャンディーが楽しめる湯蔵ラウンジなど、ちょっとした休憩スポットが充実しているのも嬉しいところ。読書をしながらゆったり過ごすラウンジタイムも、旅の贅沢な過ごし方のひとつだと思います。ボディケアやフェイスケアが受けられるエステサロンも併設されているので、旅の疲れをしっかり癒せます💆
おすすめポイントは、お食事と温泉のクオリティの高さに加えて、館内の過ごし方の選択肢が豊富なこと。長い滞在時間を退屈させない工夫が随所に見られます。
料金目安 2食付きプランで1泊お一人あたり約11,000円から 露天風呂付き客室のプランは価格が上がりますが、贅沢な滞在を求める方におすすめです
アクセス 函館空港から車で約10分 JR函館駅から車で約15分
HAKODATE 海峡の風
海鮮に特化した海鮮だけのビュッフェを掲げる、湯の川温泉エリアの実力派ホテルです。函館らしさをとことん追求した食のスタイルが多くの旅行者から支持されています。 ホテル名の通り、海峡から吹き抜ける風を感じられるような、開放的な雰囲気を大切にしている宿だと感じます。
朝市の雰囲気を再現した昭和レトロなテーマのバイキングレストランでは、伝統的な洋食とモダンフレンチを融合させたメニューが楽しめるほか、大正ロマンをテーマにした函館の繁華街をイメージするレストランでは、浴衣姿でカジュアルに本格的な寿司や和食会席を味わえます。テーマごとに雰囲気の違う食事会場をめぐる楽しさも、この宿ならではの魅力です。
秋のイカ漁シーズンには、海鮮ビュッフェの主役としてイカ料理が並ぶことも多く、獲れたての鮮度を活かした一皿は函館ならではの味わい。近海で獲れる魚介をふんだんに使ったメニューは、季節ごとに表情を変えるので、何度訪れても新しい発見がありそうです。温泉も併設されているので、食事のあとはゆったり湯につかって一日の疲れを癒せます。市電湯の川温泉駅から徒歩5分というアクセスの良さも見逃せないポイントです。
おすすめポイントは、テーマの異なる複数の食事会場を選べる面白さと、海鮮に特化したビュッフェのクオリティ。函館グルメをとことん楽しみたい方に向いている宿です。
料金目安 2食付きプランで1泊お一人あたり約13,000円から
アクセス 市電湯の川温泉駅から徒歩5分 函館空港から車で約10分 JR函館駅から車で約15分
湯の川温泉 湯の川観光ホテル 祥苑
コストパフォーマンスの高さで根強い人気を誇る、湯の川温泉の老舗ホテルです。総客室数は221室と大規模で、夕食時の飲み放題が付いたプランがあるのも大きな特徴なんです🍺 家族旅行から女子旅、カップル旅行まで幅広い層に選ばれている宿だと感じます。
夕食は和洋中バイキングで、90分の飲み放題が付いたプランが人気を集めています。生ビールや地酒の日本酒、サワーやハイボールまでそろい、旅先での食事をとことん楽しめる内容です。朝食も和洋バイキングで、20種類以上のソフトドリンクやスープ、コーヒーが飲み放題という嬉しいサービス付き。秋のイカの水揚げシーズンには、いか刺しをはじめとした海の幸もバイキングに並ぶことが多く、函館らしい味覚をカジュアルに楽しめます。
客室は津軽海峡に注ぐ松倉川を望める川側の部屋や、海が見える高層階の部屋がおすすめ。露天風呂付きの客室も用意されていて、部屋でゆったり過ごしたいカップルや家族にぴったりです。館内にはカラオケや卓球、麻雀といった無料施設も充実していて、雨の日でも館内で退屈せずに過ごせます。近くには猿が温泉に入る姿で有名な函館市熱帯植物園もあり、徒歩5分というアクセスの良さも見逃せません🐒
おすすめポイントは、飲み放題付きバイキングというコストパフォーマンスの高さ。家族連れやグループ旅行など、大人数での利用にも向いている宿です。
料金目安 2食付き飲み放題付きプランで1泊お一人あたり約9,000円から お子様連れ向けのプランも豊富に用意されています
アクセス 函館空港からタクシーで約7分 JR函館駅からバスで約20分
宿の周辺で立ち寄りたい観光スポット
函館朝市 函館駅からすぐの場所にある朝市は、秋のイカ漁シーズンにはひときわ活気づくスポット。水揚げされたばかりのイカを目の前でさばいてくれる「いか釣り体験」ができるお店もあり、旅の思い出づくりにぴったりです。とれたてのイカをその場でお刺身にしてもらい、コリコリとした食感を味わえるのは函館ならではの体験。 函館国際ホテルやラビスタ函館ベイからも歩いて向かえる距離にあります。朝早くから営業しているお店が多いので、チェックアウト前の朝食代わりに立ち寄るのもおすすめです。
金森赤レンガ倉庫 ベイエリアを代表する観光スポットで、明治期に建てられた倉庫群をリノベーションしたショッピング&グルメエリアです。雑貨店やガラス工房、ご当地グルメの飲食店が軒を連ねていて、散策しているだけで時間を忘れてしまいます。夕方から夜にかけてはライトアップされ、水面に映る光がとてもロマンチックな雰囲気を演出してくれます。 T9 HAKODATEやラビスタ函館ベイからのアクセスが特に良好で、宿泊後の夜の散歩コースとしても人気です。
函館山 言わずと知れた夜景の名所。秋は空気が澄んでいるため、街の灯りがくっきりと美しく見える絶好のシーズンです🌃 ロープウェイでのアクセスが定番で、山頂展望台からは函館市街と津軽海峡を一望できます。日没前から並んで、昼の景色から夜景へと移り変わる瞬間を眺めるのも素敵な過ごし方です。冷え込む季節なので、防寒対策をしっかりして訪れることをおすすめします。
湯の川温泉街 温泉宿が立ち並ぶエリア一帯には、足湯スポットや地元の商店街もあり、散策するだけでも楽しい雰囲気です。海と灯/ヒューイットリゾートやホテル万惣、海峡の風、湯の川観光ホテル祥苑に宿泊するなら、ぜひ夕方の散歩がてら立ち寄ってみてください。地元の方々が普段づかいするお店も多く、観光地とはひと味違う素朴な函館の顔に出会えます。
函館市熱帯植物園 温泉に入る猿の姿が見られることで有名な植物園で、湯の川温泉エリアの宿からアクセスしやすい立地です。秋の少し肌寒い時期には、湯気に包まれた猿たちの姿が一層愛らしく感じられます。 のんびりと過ごせる小さな植物園なので、温泉街の散歩と合わせて訪れるのにちょうどいい規模感です。
湯倉神社 湯の川温泉発祥の地とも伝わる神社で、湯の川エリアの宿からは徒歩圏内にあります。境内には温泉にまつわる猿のおみくじがあり、旅の記念にちょっと立ち寄ってみるのも楽しいと思います。静かな境内でほっとひと息つける、隠れたパワースポットです。
まとめ
秋の函館は、イカの水揚げが最盛期を迎える食欲の秋であると同時に、空気の澄んだ美しい夜景も楽しめる欲張りな旅先です。函館駅前なら観光の利便性を、ベイエリアなら歴史とレトロな雰囲気を、湯の川温泉なら名湯とボリュームある食事を、それぞれのエリアで違った魅力を味わえるのが函館旅行の面白いところなんですよね。同じ函館でも、宿を変えるだけでまったく違う旅の表情が見えてくるので、何度訪れても飽きない街だと思います。
今回紹介した7軒は、どこも函館市内から30km圏内という近さに集まっているので、レンタカーがなくても十分に旅を楽しめます。函館空港やJR函館駅からの送迎バスやアクセスも良好な宿ばかりなので、公共交通機関だけの旅でも安心です。予算や旅のスタイルに合わせて、ぜひお気に入りの一軒を見つけてみてください。 朝市でイカを味わい、街を歩いて歴史を感じ、夜は温泉と夜景でほっとひと息。そんな函館らしい一日を、お気に入りの宿でゆっくり過ごしていただけたら嬉しいです。きっと、忘れられない函館の秋になるはずです。

