
高校野球怪談
部室内に響き渡る窓越しの雨音。
突然の雨で部活が中止になり、部室に野球部員達が集まっていた。
「今日の怪談は、俺達、野球部の話だ」
怪談好きの野球部員が、他の野球部員に向けて話し始める。
「俺達の野球部の四番打者は、打率が高くないし普通だろ?それには理由があるんだ。あっ、お前の悪口を言ってる訳じゃないから」
言われた四番の野球部員は、ガクッと肩を落としていた。
「ここのグラウンドのマウンドには、打率が高い四番を恨む投手の幽霊がいるらしい。その投手は、同じ野球部だった四番が打ったボールが頭に直撃して死亡したそうだ。その後、打率が高い四番がバッターボックスに立つと、投手が無意識で頭を狙って死球してしまう現象が起きた。多分、幽霊が投手に憑依していたんだと思う。だから俺達の野球部は、八番を四番代わりにしているのさ」
話が終わる頃には雨は止んだが、今度は強風が窓を揺らす。
翌日、投手は八番の頭に死球を与えて死亡させた。
たらはかにさんの企画に参加させていただきました。
以下の記事に詳細あります。