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雨乞い難民

    たーくん。

    薄暗くて、冷たい空気が流れる地下牢。
    地上に居場所がなくなり、彷徨っていると、反快晴のレジスタンスと名乗る男に居場所を提供してくれると言われ付いてきたが、騙されて地下牢に入れられてしまった。
    雨男である俺の他に、雨乞いを行う村人、神主、宮司、巫女、雨に関わる人物が地下牢に入れられている。
    科学が進歩し過ぎた現在、天気をコントロール出来るようになったからといって、邪魔者扱いされるとは……。
    俺達は、もう二度と地上へ出れないのだろうか?
    「お前ら!こういう時こそ雨乞いだ!」
    向かいの牢に入っていた男が、俺達に言った。
    「そ〜れ!雨降れ!雨降れ!」
    男は突然踊り始め、周りの皆も男に合わせて踊り出す。
    こうなりゃヤケだ。
    俺も立ち上がり、男の動きを真似て踊る。
    俺達の願いが天まで届いたのか、地上からザアァァァ!と雨の音が聞こえてきた。
    俺達は歓喜の声をあげて喜ぶ。
    だが、大量の水が地下へ流れてきて、俺達は絶望した。


    たらはかにさんの企画に参加させていただきました。
    以下の記事に詳細あります。


     
     
     
    小説、音楽、ゲームが好き。 色んなものを見て、聞いて、感じて、不思議な世界を作りたい。 ショートショートガーデン、エブリスタでも活動してます。

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