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スネーク満床

    病院の受付で、シャー!と大きい口を開けながら言い合いをしている蛇達。
    ここの干支病院では、その年の干支である動物の入院費が無料になる。
    今年は巳年なので、干支が変わると同時に大量の蛇達が押し寄せ、すぐに満床になったのだ。
    「満床なので別の病院へ行って下さい」
    「まだ巻きつける所があるでしょ!」
    「無いから言ってるんでしょうが!シャー!」
    受付の白蛇と入院希望蛇の言い合いが続く中、一匹の黒蛇が病室へ向かう。
    「無いって言ってるけど、一ヶ所ぐらいはあるだろ」
    黒蛇は各病室を見て回るが、どの病室も沢山の蛇達がベッドに巻きついている。
    「こうなったら点滴の部分か天井にぶらさがって……」
    だが、点滴の部分と天井にも蛇達がぶらさがっていて、黒蛇は途方に暮れる。
    「あなた、入院患者じゃないわね?」
    黒蛇の背後に、メデューサ看護婦が立っていた。
    「出ていきなさい!」
    メデューサは目を光らせ、石化した黒蛇を窓から放り投げた。


    たらはかにさんの企画に参加させていただきました。
    以下の記事に詳細あります。


     
     
     
    小説、音楽、ゲームが好き。 色んなものを見て、聞いて、感じて、不思議な世界を作りたい。 ショートショートガーデン、エブリスタでも活動してます。

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