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半導体大仏

    たーくん。

    黒煙が上がり、悲鳴が響く街。
    突如宇宙から来た宇宙怪獣が、街で暴れ回っているのだ。
    「全員、地下格納庫へ集合せよ!」
    隊長和尚が寺内放送で伝えると、地下格納庫に和尚達が次々と集まってきた。
    「ん?和尚Aはどうした?」
    「断食で力が出なくて、立ち上がれないそうです」
    和尚Bが答えると、和尚Cがチーンと御鈴おりんを鳴らす。
    「縁起でもないから鳴らすな!整備、大仏は発進出来るか?」
    整備和尚は、いびきをかきながら数本のビールの空き缶と一緒に床で寝ている。
    「女にフラレて、やけ酒してたみたいです」
    「ええい!もう三人で行くぞ!半導体大仏!発進だ!」
    隊長とBとCは大仏に乗り込み、地上へ出て発進した。
    この大仏は大量の半導体で出来ており、政府と寺が連携して極秘で造っていたのだ。
    大仏は三歩進むと、突然動かなくなる。
    「隊長!電気供給不足で動きません!」
    「半導体不足か……無念」
    和尚Cは御鈴を取り出し、チーンと鳴らした。


    たらはかにさんの企画に参加させていただきました。
    以下の記事に詳細あります。


     
     
     
    小説、音楽、ゲームが好き。 色んなものを見て、聞いて、感じて、不思議な世界を作りたい。 ショートショートガーデン、エブリスタでも活動してます。

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