虚像と実像
梅雨…?と日々感じてしまうくらいには雨ばっかりでうんざりしている人生迷子です。
先日、北京トランジットでヨーロッパ旅行に行ってきました!
もちろん欧州も楽しみだったのですが、わたしにとってそれ以上に楽しみだったのが、
人生初の「中国」でした。
中国と聞くと、多くの日本人は「大丈夫?」「本当に気をつけてね」と声をかけてくれます。
やはり「中国=危険」というイメージが先行するからだと思います。
正直、わたしだってその一人でした。
でも今回、北京トランジットをあえて選択しました。(ロシア上空を飛べない事情から中国経由の選択肢が出てきた、という現実的な要因もありましたが。)
27年間生きてきて一度も行ったことがないのに、自分の中で中国のネガティブなイメージばかりが一人歩きしている。日々のニュースを見ていると、そう思わざるを得ない情勢ですよね。
でも、中国の「何が」危険なのか?
危険とされる理由を並べることはできても、それが本当の姿なのかは正直なところ分かりません。
「だからこそ、自分の目で見て確かめてみたい」
そう思い、トランジットでの入国を決めました。
トランジットなら少しノリで行けてしまうところもありますしね。
中国上空に差し掛かった瞬間、機窓からの景色が燻んで見えました。排気ガスなのか、黄砂なのかは分かりません。ただ、眼下には囲碁の盤面のように整然と街が広がっていました。
そして約4時間を経て、首都・北京に降り立ちました。
第一印象は、圧倒されるほど豪華な空港。
吹き抜けの解放感、巨大な噴水やモニュメント、ターミナル間を無料で結ぶ地下鉄。経済発展の中心地と言われるに相応しい栄えぶりを感じました。


そして、少しの適当さはありつつも、出会った人たちはとても温かかったです。
地下鉄の切符の買い方が分からず困っていたら、わざわざ教えてくれた地元の方。乗り場が分からず挙動不審になっていたら、絶対に聞き取れない中国語を何度も使いながら必死に案内してくれた駅員さん(笑)。
短い滞在の中で、たくさんの優しさに触れることができました。
「なんとなく怖い国」という一括りのイメージではなく、「注意すべき側面もあるけれど、温かい人や街の魅力もある」という事実を知ることができました。
わたし自身が思い描いていた「虚像」は、目の前の「実像」とは違っていたのです。
個々の持つ虚像が大きくなればなるほど、それは世の中のネガティブなイメージとして膨らんでいくのかもしれません。
そしてこの構図は、わたしたちの日常生活にもそのまま当てはまる気がします。
・深く話したことはないけれど、なんとなく苦手な人
・話に聞く限り美味しそうに思えなくて、食べる勇気が出ない食べ物
「百聞は一見にしかず」
本当にその通りだと痛感しました。
若いうちに自分の目でたくさんのものを見て体験し、自分の中の「実像」の引き出しを増やしていきたい。そして、虚像にとらわれている人に、そっと実像を差し出せるような人でありたい。
そして、わたし自身も周りの人に対して、いつも優しく居たいな。
そんなことをふと考えて、久しぶりにnoteを残してみました。
それでは、また。
