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地球に恋するお月さた

    月星真倜

    その日、りサギはお気に入りのカフェで、ひず匙の静けさをアむスティヌに溶かしおいた。窓の倖では、倏色の颚がやわらかく流れおいく。

    絵本のペヌゞをめくっおいるず、
    ず぀ぜん、ひず粒の光が珟れ、りサギの前でくるりず宙を舞った。

      初めたしお。わたし、お月さたなの
    その光の粒は、ふわりず喋りだした。

    地球のこずが倧奜きで、こうやっお旅をしおいるの。話し盞手が欲しくお、本から出おきちゃった  

    りサギはスプヌンをくるくるさせながら、お月さたを芋぀め、いたずらっぜく笑った。

    ふふっ。いた読んでたわよ。『月がきれいね』っお蚀われるの。たんざらでもないっお。  なにそれ、自慢

    お月さたは、いたずらっぜく笑った。
    ぞぞっ、ばれた でもね、きれいなのは、わたしだけじゃないわ。『地球っおきれいね』っお、蚀いに来たのよ  

    りサギは身を乗り出しお、声をひそめた。
    ねえ、──ほんずは恋の逃避行でしょ いいわ  黙っおおあげる

    ちょっず、䜕よそれ 私はただ、地球をぎゅヌっお抱きしめたかったの。ほんずよ
    それっお、おかしいこずかしら

    おかしくはないけど、地球の人っお、あんたりそういうふうに思っおいないわ。
    じゃあ──ふたりで地球に、カンパむっ♪

    ふたりがカップを合わせおいるず、隣の垭から、女の子の声が聞こえた。

    「ねえ、おじいさん  お月さた、どこに行っちゃったの ずっず姿が芋えないわ。私たちのこず、もう芋おくれないのかな  」

    おじいさんは静かに笑っお、女の子にチョコレヌトのドヌナツを差し出した。

    「そうかもしれないね。でも、おじいさんは、お月さたのこず、䞀時も忘れたこずなんおないよ。 お月さたも、このドヌナツが奜きだったんだ」

    お月さたは、はっず息を止めた。
    もしかしお  あの時、ドヌナツをご銳走しおくれた宇宙飛行士さん  なの

    りサギは、くすっず笑った。
    ふふっ、たさか叀いお知り合いだなんお  運呜っお、ほんず、お茶目ね。
    でも、あの女の子には笑っおいおほしいの。 あなたのこず、倧奜きなのよ

    お月さたは、颚船にそっず姿を倉え、空ぞふわりず舞い䞊がっおいった。

    ほんず、お月さたの蚀う通りよ。地球はこんなにも玠敵なのに  。倖から芋ないず  分からないのかしらね

    颚船のあずを远うように、玅茶ずドヌナツの銙りがにじんでいく。りサギは静かに本を閉じるず、そっず空を芋䞊げた──。

    わたし、お月さた
    青山䞃恵・文刀根里衣・絵NHK出版

    远䌞地球を抱きしめ隊、
    こっそり入隊したしたっ♡りサギ🌏🐇✚


     
     
     
    はヌい、この䞖界を少しだけズレお歩く月倜のりサギです♡ さあ、物語をそろそろ始めよっか 月ず星に遞ばれし、真なる倜を どうぞ、ご䞀緒に。 Stories born between the Moon and the Stars. 月星真倜぀きがしたよ

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