神田神保町〜古書店めぐり〜
世の中は三連休で、こちらも週末は大わらわ。
木曜の夜はホテルの依頼演奏で、機材一式の積み込みから搬入・設置・PA、そしてホテルからの搬出までフルでこなし、金曜夕方はカヤックガイド80分。
土曜は午前にまたカヤック80分、昼のカフェは一度16時で閉めて、その合間にクリスマスツリーの設置。そのまま夜はお祭りイベントでカフェ。
日曜は8:30からカヤック80分、昼カフェ、夕方にさらにカヤック50分。
月曜は午前カヤック、昼カフェ……。
この時期にカヤック4連チャンの5回ガイド。
カフェのお客様も多く、体はもうバッキバキ。さすがに疲れたけど、ありがたい。
そんなわけで、ただいま月曜19時ちょい前。
「なんとか書かないと」と今からパソコンに向かっているけど、前回の続きとなるとまだ東京の話。あれから日が経ちすぎて、気持ち的にはすでに“昔の話じゃん”という気分にもなってくる。
やっぱり週一更新だと、その時に起きた出来事に文章が追いつかなくて、書けずじまいになることが多い。もう少し更新回数を増やすべきなのかな……と、うすらぼんやり思ったりする。
作家の燃え殻さんなんて、一日にエッセイ6本書いたっていうんだから、もうスゴすぎ。
ということで、気を取り直して前回の続き。東京の話。
9月の出張で野毛の古書店に入ったのがきっかけで、最近は古本を漁るのが楽しくなってきた。となれば、神田神保町に行かない手はない。11月、成田に着いた足でそのまま向かった。
移動の間に行きたい店をメモしておく。
・ボヘミアンズ・ギルド(アート系)
・南洋堂書店(建築系)
・ヴィンテージ神保町店(映画・アート・サブカル系)
電車代をケチったせいで時間がかかったうえに、ちょっと道も間違えたりして、神保町駅に着いたのは16:30頃。昼ご飯もまだだったので、改札を出てすぐの歴史ある喫茶店「さぼうる」……ではなく、隣の「さぼうる2」へ。こちらは食事をやっているということで、名物のナポリタン大盛を注文。
ボリュームがすごいと聞いていたけど、まあいいかと注文。

出てきたナポリタンは、ほんと“ジャーン!”という感じの迫力。
味も美味しい。量があっても飽きずに食べ進められる。
店員さんが紙ナプキンを指でくるくると扇状にして、それを三角に折る所作が妙に綺麗で、「あれ、どうやってたんだっけ」と思いつつも、もう再現できない。バイトのシフトの話が漏れ聞こえてくるのも含め、カフェあるあるだなぁと勝手に親近感。
腹を満たして最初に向かったのは、ボヘミアンズ・ギルド。
写真やアート系の古本が並ぶ店。どれも興味のあるジャンルで、見るだけで楽しい。昔、青山ブックセンターが福岡にあったことをふと思い出す。
手に取る本は、洋書だと作家名しか分からない。でも背表紙から伝わる“何かある感”をたよりに開いてみるのがまた楽しい。
きっと気付かずにスルーしてしまう本の中にも、めちゃくちゃ面白い本があるんだろう。人生、何回あっても足りない。
そんな中でひときわ目に飛び込んできたのがこれ。

開高健『もっと遠く! 北米編』
釣りをしながら南北アメリカ大陸を縦断する記録。大判で図鑑のように重い。
最初のほうに、アラスカの寒そうな湖にウェーダーで立ち込む開高さんの写真があって、この鈍い鉛の様な海が見たいんだよなとしばらく眺めてしまった。アラスカにはずっと行ってみたいと思っていたので、余計に胸にくる。
「欲しいけど、1軒目で買うのは早いか……重いし、もし1,000円なら買うけど」と思って値段を見るとジャスト“1,000円”。
マジか…仕方ない。北米編だけゲット。
南米編はまた来た時にあるだろうと思ったが、帰ってきて釣り好きの友人に話したら、早速次の日の仕事帰りに買ったとLINEが入った(笑)
続いて南洋堂書店へ。

建築本が中心で、建物自体がまずカッコいい。値札がなくて古本なのか新刊なのか判断つかず、よく分からないまま眺める。大山顕さんのマンションポエム本を買うか迷ってやめた。ここは理性が勝ち。
次の店に行く途中も、古書店の軒先をつい覗いてしまい、時間がどんどん過ぎる。本当の目的は今日の新宿でのライブなのに。


移動するべきか、もう1軒見るか悩みながら歩いていると、シーシャバーの看板が目に入る。

前から気になっていたので行ってみたものの、吸えるようになるまで15分、1回で2〜3時間程度楽しむものらしく、価格もそこそこ。
「今やるのはもったいないな」と思い、「すみませんまた今度にします」と丁寧にお断りして退店。
……ということで、僕のシーシャバー童貞はまだ続いている。
毎週月曜日更新
こちらに戻ってきて読んでなかった安西水丸さんの著書「東京美女散歩」の神田神保町のページを開くと「さぼうる」が描かれていた。
なんだ先に読んでおけばよかった。
今月は弊社の決算月でもあり、まるで余裕がない。
大人の余裕なんかないし貫禄もない。
※扉の絵はアラスカで真っ赤に色づいたキングサーモンを釣った開口さん
