
紫陽花の意外な表情を見つめる。
まんなかの小さな花が紫陽花のほんとうの花だ。
まわりの萼との色合わせの妙。
*

花を支える萼の淡い彩りに惚れる。
じつは花の軸も蒼い。
*

ふさふさなまつ毛を持つ花たちに挨拶をする。
花のお喋りが聞こえそうだ。
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晴れ間の陽射しをまぶしく反射する白もいい。
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雨の散歩も悪くない。
誰も知らないひそかな発見を、
独り占めして笑うことができるから。
花は見られたくて咲くのではない。
誰の目も気にせず、
ただ自分のなかの時間に正直に生きている。
花のように生きられたら。
それは理想であり、遠い夢のようでもある。