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詩歌:言えない 想いは届かずに

桜の花弁 君を探す放課後
窓からの 風が頁をめくる
君の笑顔 光る校庭の片隅
胸の奥で 名前が揺れてた

春の匂い ふたり歩く帰り
長い影が 並んで伸びる道
言えない 言葉をまた隠す
君の声が 夕暮れに溶けて

夏の記憶 蝉が鳴くあの日
君の隣で 夢の話を聞いた
秋の夕日 赤く染まる廊下
触れた指 心だけが騒いだ

冬の朝に 白い息が重なる
君の睫毛 揺れて遠く離れ
さよなら 言えずに佇んだ
卒業の日 桜がまた開くよ

君の背中 人の波に消える
胸の手紙 渡せぬまま眠る
春の風に さよならが残る
好きだと 言えなくて後悔

夜の底で 星をひとつ拾う
風の中に 遠い声を探して
月の舟が 雲の海を渡って
夢の続き 誰も知らぬ場所

青い窓に 朝の気配が映る
白い鳥が 空の果てへ消え
古い時計 時を忘れて眠る
僕の記憶 昨日だけを歩く

雨の匂い 街を静かに包む
濡れた道 空の欠片が光る
傘を閉じ 雨の言葉を聞く
君の想い 僕の世界が巡る

夜が明け 星は静かに消え
朝の風が 昨日を連れ去る
僕は今日 ひとり旅に出る
空の彼方 新しい日が待つ

こちらの記事、白川彩乃さんの文字数遊びにチャレンジしてみました。
冒頭の『桜の花弁』を白川さんの詩から拝借し、そこから連想して、片想いの少年の叶わなかった恋をテーマに書いています。
画像も白川さんの記事の画像を参考に作りました。
↓白川さんの記事はコチラ

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