
【わたしのnote失敗談】完璧な記事にも欠陥がある?読まれない意外な理由とは。
画面の右隅で、
カーソルが規則正しく点滅を繰り返している。
外はすっかり暗くなった。
時計の針は、
いつの間にか日付を跨いでいる。
私は今日も、
noteの執筆画面を開いたまま、
一文字も進まない白波を眺めていた。
書きたいことは山ほどある。
心の中に溜まった、
名前のつかない感情。
日常のふとした瞬間に見つけた、
光のような気づき。
それを丁寧に、
一番ふさわしい言葉で包み込んで、
誰かに届けたい。
そう思って書き始める。

けれど、
書き進めるうちに、
自分の中の「理想のハードル」がどんどん高くなっていく。
一文目を書けば、
その表現が幼稚に思えて消す。
二文目を書けば、
論理が飛躍している気がして、
また消す。
もっと心に刺さる言葉があるはずだ。
もっと美しい比喩があるはずだ。
そうして言葉を吟味しているうちに、
気づけば数時間が過ぎている。
結局、
一記事を書き上げるのに、
信じられないほどの時間を費やしてしまう。
それはまるで、
たった一つのコップを満たすために、
大海原の水をすべて濾過しようとするような作業だ。
