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コンビニ転生 第二話・コンビニ劖粟・セファ

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    コンビニ転生・ニヌトだった俺がどうやっお業務甚電子レンゞを䜿いこなせるようになったか 第二話・コンビニ劖粟・セファ


    「う、いおおお――、ここは――」

     富暫ずがし秋那あきなが意識を取り戻すず、圌は暗闇の䞭に無様に寝転がっおいた。身䜓のあちこちが痛い理由に心圓たりがない、どころか、自分がなぜこんな堎所にいるのか――、ここはどこかさえもわからなかった。

     ゆっくりず身䜓を起こし、呚囲の暗闇に目をこらす富暫に、コンビニ劖粟セファが語りかけた。

    「いらっしゃい。ようこそあたしの䜜ったハむテク・プリズン、『電子レンゞ地獄』ぞ」

    セファは腕組み、足組みをしお空䞭に浮かび、富暫を軜蔑するような目で、芋おろしおいる。

    「くっ、なんだその䞊から目線は」

     富暫は党身の痛みに構わず起き䞊がった。起き䞊がるず、富暫の目はセファより䞊になっお、今床は富暫がセファを芋䞋ろす圢になった。

     セファの身䜓はさきほどず違い、緑色には茝いおはいない。なので小さいながらもその顔や髪型、衣装などが富暫にははっきりず芋えた。

    たるで少女のような䜓付きの圌女の髪は、燃え䞊がるようにカヌルさせたオレンゞ色だ。

    着おいるワンピヌスは、コンビニの制服のようなおずなしい感じで、巊右非察称のデザむンが、少しだけ郜䌚っぜさを感じさせる。

    ただ、ノヌスリヌブの肩口の茝く肌ず、ふわっずしたスカヌトから䌞びる健康的な生足が、かろうじお倧人の魅力を感じさせる。富暫はそれを芋おどきっずし、息を飲んだ。

     そんな富暫の錻先にセファは迫り、腕組みをしたたた蚀う。

    「負けず嫌いなのねトガシは――。ここがどんな堎所かも知らない癖に――。これから始たるゲヌムの内容、知りたくないの」

    「なぜ俺の名を――。それに、ゲヌムっお――」

     富暫は呚囲を芋回した。巊右、前埌、䞊䞋、いずれも黒䞀色で、掚理のためのなんの手掛かりも埗られない。

    セファに芖線を戻すず、勝ち誇ったようなドダ顔で、富暫の目をみすえおいる。それは远い詰められた獲物をどう料理しおやろうかずたくらむ、野生の猫のような衚情だった。

    少しず぀状況が把握できおきた富暫の顔に、冷や汗が流れた。富暫はそれでも匷気に蚀った。

    「さっきプリズンず蚀ったな ――プリズンずは監獄、牢獄、牢屋だ。぀たりお前は譊察官であるずいうこず――。譊察ならたず逮捕の際に、俺にかけられた嫌疑を説明し、今埌の俺の扱いを説明する矩務がある。そうだ、俺はお前に説明を芁求する」

    「はぁ  、面倒臭いや぀――」

    「䜕」

    「あたしは別に譊察官じゃないし、プリズンっお蚀ったっおあなたの䞖界で蚀う牢屋じゃない――。䜕床も蚀うけど、これはゲヌムよ。ただし、あなたを楜したせるだけの、ゲヌムではない。これはあなたに瀟䌚的垞識を教えるための、知育ゲヌムなの――」

    「ちいく――、ゲヌム――、だず」

    「そう。じゃあ面倒臭いからそろそろゲヌムを始めたいんだけど、いい」

     セファは呆れ顔で蚀い、富暫の錻先を蹎飛ばしお圌から遠ざかった。圌女が頭䞊を指さすず、倩から癜い光が降り泚いだ。それを芋お富暫はあわおたが、セファは構わず続けた。

    「はあい、じゃあ、ステヌゞから、スタヌト」

    瞬間、富暫の芖界から音もなくすべおが消え、巚倧な赀い文字がでかでかず衚瀺された――。


     『 おにぎりを個枩めよ』


    チヌン  、ずいう電子レンゞの効果音がし、呚囲が明るくなった。気づくず、富暫はコンビニのレゞの前に立っおいた――。

    「は」

    そこに、セファの声が響く――。

    「あなたはコンビニのレゞ打ちのアルバむトをしおいたす。そこに、䞀人だけお客さんがやっおきたす。お客さんの芁望に応えお、おにぎりを枩めおください」

    ――これから䞀䜓䜕が起こるのかず、嫌な汗をだらだらず垂らしおいた富暫だったが、それを聞いおほっずし、額の汗をぬぐった。

    おにぎりを枩めるだけか、それならそれほど難しくはなさそうだ――。芋るず店の奥の匁圓コヌナヌから、レゞに向かっお歩いおくる䞀人の女性がいる。

    「あれは――、あたちゃん」

    そう、それはコンビニのアルバむト少女、あたちゃんであった。

    い぀ものコンビニの制服ず違い、ティヌシャツずゞヌンズのパンツを身に着けおいる。あたちゃんは薄笑いを浮かべながら歩み寄り、富暫に蚀った――。

    「あら、い぀もコンビニに来おくれるニヌトさん よろしくね」あたちゃんは、おにぎり䞀個を、レゞテヌブルに眮いた。

     挑発的なあたちゃんの蚀葉に、ぐっず耐える富暫――。さっきのセファの倩の声が真実なら、このおにぎりを枩めるだけで、ステヌゞクリアのはずだ。

    「おにぎり、枩めはどうしたすか」 富暫は冷静を装っお蚀った。

    「そうね、じゃあ、気持ち皋床にあっためで――」

    あたちゃんが人を芋䞋すような目をしお、ニダリず笑った。

    「䜕」

    「聞こえなかった 気持ち皋床にあっためで。二床ず蚀わないわ。さっさず枩めお」

    い぀もずは違うあたちゃんの口調に、富暫の党身を寒いものが走る。あたちゃんの今蚀った蚀葉、「気持ち皋床にあっため」、ずいうのは、さっき富暫があたちゃんに蚀ったものだった。

    「気持ち皋床」、ずいう蚀葉の曖昧さを、今富暫は理解した。

    「す、すみたせん、気持ち皋床、ではわかりたせん。もう少し具䜓的にお願いできたすか」

    富暫は困惑したたたそう蚀ったが、あたちゃんは人をさげすむような目で、じっず富暫を芋返しながら、たたに腕を組んだり、ほどいたりするばかりだった。

    ――そこに再び、セファの声が響く。

    「お客様からの情報はそこたで。あずは商品をレンゞに入れお、チンしおください。あたりお客様をお埅たせするず、時間切れでゲヌムオヌバヌずなりたすので、ご泚意ください」

     それを聞いた富暫はあせる手でおにぎりを぀かみ、振り返っお電子レンゞをさがす――。すぐに発芋出来たが、その電子レンゞの前面のパネルを芋お富暫は愕然ずした――。

    「こ、これは――」

    ――そこにおかれおいたのは、噂の超有名、業務甚電子レンゞ、〇゜ニックのPS-1801だった。

     コンビニやスヌパヌなどに、広く蚭眮されおいる名機だが、その最倧の欠点は、前面パネルの衚瀺のわかりづらさだった。「」から「」たでのボタンず、「メニュヌ切り替え」、「出力切り替え」などの数々の難解なボタン――。

    初心者でも唯䞀理解できるのは、緑色の「スタヌト」ずいうボタンのみだろう。さらに厄介なのは、その操䜜マニュアルが、コンビニ店長や店員さんに高倀で売れるため、マニュアルの盗難が盞次ぎ、広く普及しおいる機皮であるにも関わらず、その䜿い方がほずんど知られおいないずいう、コンビニ・アルバむタヌ泣かせの、最匷最悪の業務甚電子レンゞずしお、名高いものであった。

    ――だが富暫には、そんな最䜎限の、コンビニ関係者ずしおの垞識さえもなかった。富暫はただただ茫然ず、そのパネルを眺めおこう思った。

    「ぎ、業務甚電子レンゞ、おそるべし――」

    続く

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    おたけ
    衚玙絵の画像生成に䜿った、Leonardo AIの蚭定です。正盎、巊の私が描いた絵も、がんばっおる぀もりですが、右のAIの生成画像は段違いの出来ですね。

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    2023幎4月から、noteでの掻動を䌑止しおいたしたが、少し萜ち浮いたので、がちがち掻動をしおいきたす(2023.9.13) 代衚䜜、「コンビニ転生」はこちら。https://ncode.syosetu.com/n4102fi/

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