
【心の傷シリーズ5】治り具合のキーワードは『〜したい!』
ー”不登校は生き延びたいと思う深層の意識が表れた姿”ー
本当にそう。
『死にたい』なんて子どもに言われたら、
甘くなんて考えないで
「教えてくれて、ありがとう」
とまずは言ってあげて欲しい。
どうしてそう思うのか、一緒に考えてあげて欲しい。
本当に死にたいほど、
困っているのかもしれないから。
”子どもは本来親に甘えることで愛されていることを確かめずにはいられない生き物ですが、同時に親に心配や迷惑を掛けて嫌われたくないと思っているのです”
矛盾しているようだけど、
本当にそうなの。
迷惑をかけたくないから、
心身が悲鳴をあげるまで親にも相談もできずに
我慢していた。
”子どもの心が新しいステージに移るまでの間、母親たちは子の変化に不安と心配が募ったり、激しい言葉や暴力を浴びせられることが少なくありません。または子どもの自傷行為を目の当たりにして眠れなくなる経験をする人もいるのです”
不登校後の抑うつ状態の子どもは、
自分の葛藤や不安を、
一番甘えたい人に向けるんだよね。
暴言を浴びせたり叩いたりする。
そして傷つけてしまったことを、
心の中でまたやってしまったと悔いてもいる。
悔いた思いが、
自分の内側に向かってしまう子どももいる。
”子どもの感情は長続きしない。そのため心の傷の小さな症状は、見逃されやすい。癒やされなかった子どもの大きな心の傷は、大人になってからも残り続けることも少なくない。ただし、子どもは大きな回復力も持っている。そのためにも、適切なケアが重要なのである”
大人との心の傷の差は《回復力》にあるという。
レジリエンス(立ち直る力)は子どものうちのほうが強い。
子どもの心の傷は、
子どもの内にしっかり直してあげることが重要なんだ。
”遊びは子どもの主食です。子ども時代に充分に「主食」を味わってこそ興味・関心や夢が育ち、そうなってこそ厳しい勉強も意味を持つのです。”
”子どもの人格形成にむけた教育の中で、一番中核になるのが興味・好奇心・意欲です。「これが好き」「これが好きじゃない」「これがしてみたい」その想いを尊重し、それがしっかりと育っていくことを教育の中心にしなければならないのです。”
今思えば不登校前に息子がよく言っていた。
「休み時間が短すぎるんだよ!全然遊べない!」と
友達と虫を探すのが好きだった。
心が満足できるほどの遊びの時間があったなら、
その後の授業も頑張れたのかもしれない。
”行為そのものを受け入れ、内容は吟味するものの真剣に対話する。そして可能な限り親もその約束を守るのです。それによって、親と子の信頼関係は徐々に深まっていくのです”
不登校初期に登校刺激をしてしまって、
傷を深めてしまった。
だからその時に決めた。
約束を守れる親であろうと。
できないことはできないけど、
できない理由を話して、
「その範囲内でできることは、これなんだよ」
と対話をする。
そこで交わした約束は、
できる限り守ることにしている。
”子どもが「〜して欲しい」「〜したい」と言い始めるまで、必ず訪れるその時を密かに待ちながら、子どもの話に耳を傾け、子どもにとって安心な居場所となれる家庭環境作りに努めて頂ければと思います”
抑うつ状態を脱出したサインのひとつ
「ヒマだな〜」
そのずっと後に訪れるであろうサインが
「〜したい」
すでに不登校という状態で、
自分が親に心配や苦労を掛けていることを知っていて、
遠慮して生きている子どもたち。
その遠慮を超えるほどに、
それでも《やりたいこと》ができた瞬間が、
心の傷が癒やされた時なんだと先生はおっしゃった。
〜やりたいことを目指すために学び直しを始めた〜
その場所がその子の『学校』なんです。
悔しい思いをするから成長する。『悔しい』はチャンス。