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第8弾 上手に作ることより、大切なこと

|上手に作れば、仕事になると思っていた

Canvaを使って、少しずつデザインを作れるようになってきた頃。

私は、こんなふうに思っていました。

「もっと上手に作れるようになったら、仕事になるんじゃないかな」

文字の大きさを変えたり、色を組み合わせたり、写真を入れたり。

「こっちのほうがきれいかな」

「この色のほうがいいかな」

そんなことを考えながら、できるだけ見栄えのいいものを作ろうとしていました。

でも、あるところで私は立ち止まりました。

第1章 上手に作れば、仕事になると思っていた

Canvaを始めたばかりの頃は、とにかく「作れるようになること」が目標でした。

名刺を作ってみたり、バナーを作ってみたり。

少しずつ形になっていくのが嬉しくて、

「私にもこんなものが作れるんだ」

と思っていました。

だから、もっと勉強して、もっと上手になれば仕事につながる。

そう思っていたんです。

でも、作ることを続けているうちに、ふと疑問が出てきました。

第2章 「私、一体何を作ったらいいんだろう?」

あるとき、手が止まりました。

「私、一体、何を作ったらいいんだろう?」

作り方は少しずつ分かってきた。

でも、

「誰のために作るの?」

「何を伝えるために作るの?」

そこが分かっていなかったんです。

私は「上手に作ること」ばかり考えていました。

でも、仕事としてデザインをするなら、それだけでは足りない。

たとえば、カフェのメニューを作るとしても、

ただ写真をきれいに並べればいいわけではありません。

そのお店が、

「このケーキとコーヒーをおすすめしたい」

と思っているのか。

お客様に、

「これ、おいしそう。食べてみたい」

と思ってもらいたいのか。

それとも、

「このお店、なんだか素敵だな」

と感じてもらいたいのか。

目的によって、作り方は変わってきます。

そこで私は、初めて

「誰かのために作る」

ということを考えるようになりました。

第3章 「誰かのために作る」って、どういうこと?

私は、カフェのケーキとコーヒーのセットメニューを作ってみました。

以前だったら、

「写真をどう置こう?」

「どんな文字にしよう?」

「どの色を使おう?」

ということばかり考えていたと思います。

でも、このときは少し違いました。

「このメニューを見た人に、何を伝えたいんだろう?」

「お客様だったら、どこを見て注文するんだろう?」

そんなふうに考えてみたんです。

すると、今までとは違った見方ができるようになりました。

デザインは、

「きれいなものを作ること」

だけではない。

誰かに何かを伝えるために作るものなんだ。

少しずつ、そう思うようになりました。

第4章 失敗したから、気づけたこと

振り返ってみると、私は最初から正しい方向に進めていたわけではありません。

「もっと上手にならなければ」

と思って、ひたすら作ることばかり考えていました。

でも、そこで一度つまずいたからこそ、

「上手に作ることだけが大切じゃない」

と気づくことができました。

そして今は、

「誰のために作るのか」

「何を伝えたいのか」

「その人にとって、分かりやすいものになっているか」

を考えながら作っていきたいと思っています。

まだ、私はプロのデザイナーではありません。

仕事の依頼も、これからです。

それでも、以前の私とは少し変わりました。

「何を作ったらいいんだろう?」

と迷っていた私が、

「この人のために、こんなものを作ってみよう」

と考えられるようになったからです。

これは、私にとって大きな一歩でした。

60代から新しいことを始めると、

「もっと上手になってから」

「もっと勉強してから」

と思ってしまうことがあります。

私もそうでした。

でも、やってみて、失敗して、迷ったからこそ見えてきたことがあります。

上手に作ることより、その先にいる「誰か」を考えること。

これから私は、そこを大切にしながら、ひとつずつ作品を作っていきたいと思っています。

そしていつか、

「これを作ってもらってよかった」

「あなたに頼んでよかった」

そう言ってもらえるような仕事ができたら嬉しいです。

まだまだ、ここからです。

60代からでも、私の挑戦は続きます。

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