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Photo bysabinukidayoo

理解への一歩は、興味を失わないことから。

    私は心理学や精神分析が好きだ。

    自分の生きづらさを理解したくて学び始め、
    息子のことを知りたくて発達障害についても調べてきた。

    最近も動画を見たり、本を読んだりしている。
    人の心を理解したくて学んできた一方で、最近
    こんなことも思うようになった。

    人間は、やっぱりそんなに簡単じゃない。

    「分かった気がする」と思った次の瞬間には、「やっぱり全然分からない」と感じることがある。

    心理学も精神分析も、発達障害の診断基準も、
    本来は人を理解するためのツールなのだと思う。

    30cmを測りたい時に物差しを使うように。
    物差しは長さを測るには便利だ。

    でも、温度は測れない。
    味も測れない。
    誰かを好きな気持ちも測れない。
    人もきっと同じだ。

    「発達障害だから」
    「HSPだから」
    「愛着の問題だから」

    そうした言葉は、理解への入口にはなる。
    でも、その人そのものではない。

    発達障害の息子を育てていても、それを痛感する。自閉症と聞くと、不安そうだったり、集団になじめず困っていたりする姿を思い浮かべる人も多いかもしれない。

    でも、うちの息子は違う。
    適応していないことに、まったく動じていない。

    むしろ謎の自信がある。
    ギャルなん?と思うくらい堂々としている。

    みんなの輪に入れていなくても気にせず、むしろ自らステージに上がりたがる。

    「みんな僕を見て!ありがとう!」
    そんなファンサービスを、本人はいたって真面目にやっている。

    お遊戯会ではモブ役なのに、なぜか前へ出てきてポージング。

    道で後ろ姿を見てお姉さんだと思い、ニコニコ
    近づいていったのに、正面を見た瞬間「違った😐」という真顔になることもある。こっちは
    「お願いだからやめてー😱」と冷や汗ものだ。

    かと思えば、興味のない人には驚くほど塩対応。
    慌てて私がフォローに回る。

    診断名だけを聞けば「自閉症の子」。
    でも実際に目の前にいるのは、そんな言葉だけでは表現しきれない、一人の面白い人間だ。

    同じ診断名でも、安心する方法も、苦手なことも、好きなものも、一人ひとり違う。

    もちろん、人としての礼儀や危険なこと、人を
    傷つけることは伝えていきたいと思っている。

    でも、好き嫌いや個性まで親が決めることではないとも思う。私自身、子どもの頃に「こうあるべき」をたくさん押しつけられ、その違和感を抱えてきたからだ。

    とはいえ、外で突然ヘンテコなダンスを始めたり、謎のオリジナルソングを歌い出したりすると、親としては地味に恥ずかしいし、気まずい
    瞬間も多い。

    こういう時の対処法は、本にもネットにも載っていない。だから結局、その場その場で笑ったり、焦ったり、右往左往しながら付き合っている。

    最近思う。
    どんな理論も結局は、「こういう見方もできるかもしれない」という一つの視点に過ぎない。

    理論を知ることは大切だ。
    でも、それが先に立つと、目の前にいる
    「その人」が見えなくなることがある。

    だから私は、答えを急ぐよりも、興味を持ち続けたい。

    「どうしたの?」
    「何してるの?」
    「それ、楽しいんだね。」

    時には、今はそっと見守る方がいいのかな、と
    距離を置くこともある。

    理解とは、正解を当てることではない。
    問い続け、見続け、興味を失わないことなのだと思う。

    人を理解することも、息子を見つめることも、
    自分自身を知ろうとすることも、私の中ではどこかでつながっている。

    だから私は今日もnoteを書く。
    正直、これが誰かの役に立っているのか、
    自分でも分からない。

    それでも、もしかしたら。

    その「もしかしたら」を信じて、今日も書いて
    いる。

    目の前の人が、どんな世界を生きているのか。

    「できる・できない」だけではなく、
    「こうしなくては」「ああさせなくては」
    でもなく、

    「不思議だなぁ。」
    「何じゃそれ😳」

    そんなふうに面白がりながら、その人だけの世界を見続けていたい。

    理解とは、「分かった」と終わることではなく、「まだ知りたい」と思い続けることなのかもしれない。

    理解への一歩は、興味を失わないことから。


     
     
    何度も壁にぶつかってきた人生。 一番無視してきたのは自分自身だった。 だから自分の心の声に耳を傾けてみる。 否定したり無視しない。 自分に寄り添うことの大切さ。 人間関係、子育て、発達障害など、 人生経験を元に「考えるきっかけ」を発信。 #自分運営委員会 #RPG理論

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