メインコンテンツへスキップ
見出し画像
Photo bymedetaico

授業参観に全力を出す息子の話。

    空原 ゆに

    ピンと伸びた指先。
    これでもかと伸びた背筋。
    絶対に当ててもらいたいという気迫。

    授業参観日。
    二男が全力で手をあげ、
    発言の機会を伺っている。
    後ろから見ているから顔は見えないが、
    おそらく顔は真剣だ。

    我が家の二男は、勉強より運動が好きだし、
    授業中、積極的に挙手をして
    発言をするタイプではない。
    勉強は自信がなく、
    授業ではじっとしているのに精一杯らしい。
    (本人談)

    そんな二男が手を挙げている。

    あ、先生が当ててくれた。

    二男が発言する。

    「いいね!」

    先生が褒めてくれた。

    ほっとした背中。
    安心して席に座る二男。

    その一部始終をヒヤヒヤしながら見届け、
    二男以上にほっとした私。

    授業参観後、帰宅してから二男に聞いた。

    私  「今日、手上げて答えてたね。」
    二男 「うん。
        だってお母さん来たから、
        ぼくがんばったよ!」
    私  「すごいね!確かに頑張ってたね!
        先生にも褒められてたね!
        頑張ってるところ見れて
        嬉しかったよ!」

    人によっては子どもが挙手をして発言なんて、
    当たり前のことかもしれない。
    でも、我が家の二男にとっては、
    普段やらないことを全力で頑張った。
    鼻を膨らませてドヤ顔を決めている。
    親バカかな?と思いつつも、
    私も全力で褒めた。

    こんな小さなこと、
    大人になったら忘れてしまうかもしれない。
    でも私はきっと覚えてる。
    お母さんが来たから頑張ったなんて
    言われたら嬉しいもの。
    今しかないこの瞬間。
    忘れたくない。

    (出来れば、お母さんがいない時も頑張ってね)

     
     
     
    そらはらゆに。エッセイを書いて生きる文筆家。 ほっこりエッセイ|旅行記|短編小説|読書|喋りすぎる口下手|向上心で突き抜ける|2人の息子の育児に奮闘|感謝を忘れない|つけ麺しか勝たん|好きな色は空色|隠せないジュビロ磐田愛|イメージは抹茶|霊長類最弱女子|

    あなたへのおすすめ