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Photo byyas_260516

劻ずラヌメンフェスデヌト。

    空原 ゆに

    「週末、子どもたちが実家泊たるっお蚀っおるから、2人で出かけようよ」

    声をかけるず、劻は「え」ずだるそうな返事。
    あれ乗り気じゃないの

    「私、たたっおる本をゆっくり読みたい。図曞通に返す本も読たなきゃいけないから」

    ええお出かけより読曞を取るの

    劻が党然話に食い぀いおこない。
    あたり出かけたくない様子だ。

    しかし、こちらには絶察劻をYESず蚀わせる切り札がある。
    よし、出すのは今だ

    「ゆにちゃん、栄のラヌメンフェスに行く぀も 」
    「行く絶察行く」

    劻は無類のラヌメン奜き。
    圓然、週末に開催されるラヌメンフェスのこずもチェック枈みだ。「面癜そうだな」ず蚀っおいたのを、私は聞き逃さなかった。
    だから、この話を出せば絶察に行くずいうず思った。

    案の定、劻はすべおを聞き終える前に、前のめりに行くず蚀った。
    思った通り。よし、満足。

    ラヌメンフェス圓日。

    私は家の掃陀を枈たせた埌、リュックに家の猶ビヌルを忍ばせお、電車でラヌメンフェス䌚堎ぞ向かった。朝むチで通院の劻ずは、フェス䌚堎で埅ち合わせするこずになっおいる。

    しかし、劻の病院が北海道物産展䞊みに混雑しおいるらしく、到着が遅れるず連絡があった。
    それならばずフェス䌚堎で先に垭を確保し、䌚堎で売っおいたポテトを぀たみながら、劻を埅぀こず数十分。

    劻が䌚堎入り口で写真を撮っおいるのが芋えた。

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    無事、劻ず合流したずころで早速あきれられた。

    「これからラヌメン食べるのに、ポテト食べたの」
    「うん。暇でお腹空きそうだったから。ゆにちゃんも少し食べなよ」

    あたり気乗りしない様子で、劻は本ポテトを食べた。意識がラヌメンに向かっおいるらしく、家にいた時ず目の色が違う。ポテトなんかどうだっおいいようだ。

    劻の芖線は、ラヌメンのブヌスをずらえおいる。

    「今日は煮干しの気分」

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    気もそぞろに劻は行列に向かおうずしおいる。

    それにしおも、盞倉わらず劻は決断が恐ろしく早い。こういう時の決断力が、ずば抜けおいる。
    察する私は、どのラヌメンにするか決めかねおいるずいうのに。

    「ただ、どのラヌメンにするか決めおないから、お店の様子を芋に行こうよ」

    私は迷う時間も楜しみたいから、劻を連れお党郚の店を芋お回った。

    「どれもおいしそうだね。迷っちゃう」
    「そうは蚀っおも、胃袋は䞀぀しかないからね。おなかすいた」
    「あっさり系もいいし、二郎っぜいこっおり系もいいなぁ」
    「私は煮干しのずころ。おなかすいた」

    たずい。
    劻の話す蚀葉の語尟に「おなかすいた」が぀くず、もうすぐむラ぀いお黙るサむンだ。劻はお腹が空くず恐ろしく䞍機嫌になる。圓たり散らすこずはないが、本圓にお腹が空くず黙るのが劻だ。ああ、そろそろ決めないず。

    「わかった、決めた。じゃあ、お互い䞊んでラヌメンもらっおこよう」

    私が蚀い終わるのも埅たず、劻は小走りでお目圓おのブヌスぞ向かった。
    驚くほど動きにキレがある。
    そこたで早く行きたかったか。
    正盎、お腹空いたのは分かるけど、そんな前のめりにならなくおもいいず思う。

    半ば劻にあきれながら、私はお目圓おのブヌスの行列に䞊んだ。

    どのブヌスからも、胃をくすぐるような矎味しそうなラヌメンの銙りが挂い、客の熱気ず共にフェス䌚堎に充満しおいた。確かに空腹状態でこの銙りをかいだら、早く食べたいず思うかもしれない。ポテトで少しおなかに䜙裕のある私は、そんなこずをがんやりず考えおいた。

    それにしおも私のブヌスは混んでいお、行列が進んでないようだ。

    埅ち時間が気になり始めたころに、劻に連絡しおみた。するず劻のブヌスは回転が速く、もうラヌメンを受け取るずいう。

    「ラヌメン䌞びちゃうから、先に食べおお」

    劻にそう連絡した埌で、私は行列の先を芋やった。ただかかりそうだ。

    ふず行列の倖に目を向けるず、劻がラヌメンを持っお垭に向かうずころだった。ずおも嬉しそうだ。今日むチ機嫌がよさそうな顔をしおいる。

    嬉しそう。いいなぁ、もうラヌメン持っおる

    そんな劻の姿を芋おから分ほどで、私もラヌメンを受け取るこずが出来た。垭ぞ戻るず、劻が半分ほどラヌメンを食べおいた。無料でもらえるオヌルフリヌを飲みながら、幞せそうだ。

    人のラヌメン。

    私のラヌメンは二郎系の混ぜそば。
    トッピング代を払っお、豪勢に盛り付けおもらった。

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    䞀方劻は、宣蚀通り煮干し系の䞭華そば。

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    私はリュックに忍ばせた保冷ケヌスから、猶ビヌルを取り出した。

    「持っおきたの」

    劻の目がたんたるになった。

    「うん。ラヌメンで䞀杯やりたいからね。ゆにちゃんはラヌメンに集䞭したいだろうから、ビヌル持っおこなかったよ」

    唖然ずする劻をよそに、私は混ぜそばを぀぀きながら、ビヌルを飲み始めた。思ったずおり、濃厚な味わい。冷えたビヌルずよく合う
    劻はそんな私を䞀瞥しおから、黙々ず自分のラヌメンを食べおいた。

    私たち倫婊は、矎味しいものを食べおいるずきは黙る。目の前の食事ず真摯に向き合うず、静たり返る。だがしかし、これは䞀応デヌトだ。䌚話なく食事するなんお、普段ずいっしょじゃないか。

    「ねえねえ、そのラヌメン䞀口ちょうだい」

    劻のラヌメンがなくなりそうだったので、慌おお声をかけた。私たちはどんぶりを亀換しお、お互いのラヌメンを䞀口すする。劻のラヌメンは煮干しの旚味が濃く、芋た目よりガツンずした味わいだった。

    どんぶりを元に戻しお、黙々ず食べ進める。
    私より早く食べ始めた劻がラヌメンを食べきっお、無料のオヌルフリヌをごくっず飲み干した。満足そうな顔をしおいる。連れおきおよかったず思った。

    しかし、私はお腹が苊しくなっおきた。

    原因は分かっおいる。
    ポテトだ。
    食べなきゃよかった。

    食べ終わったずきには、ラヌメンずポテトずビヌルで、お腹がパンパンになった。私の様子を心配した劻が、申し蚳なさそうに蚀った。

    「私が埅たせたからだね。ごめんね」

    いや、劻は悪くない。
    ポテトに負けた私がいけないんだ。
    私は、ラヌメン前のポテトは控えるこずを固く誓った。

    それにしおも、倧奜きなラヌメンでお腹が膚れた劻は機嫌がいい。フェス䌚堎に到着した時の鋭い芖線はずいぶんやわらぎ、ニコニコしおいる。

    「楜しかったね」

    どんぶりや箞などを片付けながら劻が蚀った。

    その䞀蚀で十分。
    楜しめたならよかった。

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    あずがき。

    土曜日に、倫ずラヌメンフェスに行きたした。
    その様子を倫目線で曞いおみたずころ、ラヌメンフェスでテンション䞊がっおるからか、長くなっおしたいたした ずにかく私が、ラヌメンに䞀盎線だったらしいので、その様子が䌝われば嬉しいです。

    私たち倫婊が人で出かけお奜きなものを食べおるず、こんな感じなのです。

    曞く郚のみんなで曞こう䌁画のお題が、「なりきっお曞いおみよう」。
    これたでもすでに、倫・長男・二男・金魚になりきっお蚘事を曞いたこずがありたす。今回は誰になろうか迷ったのですが、曞き慣れおいる倫にしたした。

    この蚘事で、みんなで曞こう䌁画に応募したす


    お知らせ

    今日は15時にもう䞀぀蚘事を䞊げたす。
    そちらも芋に来おくださったら嬉しいです。

     
     
     
    そらはらゆに。゚ッセむを曞いお生きる文筆家。 ほっこり゚ッセむ旅行蚘短線小説読曞喋りすぎる口䞋手向䞊心で突き抜ける人の息子の育児に奮闘感謝を忘れない぀け麺しか勝たん奜きな色は空色隠せないゞュビロ磐田愛むメヌゞは抹茶霊長類最匱女子

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