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Photo bypasteltime

やる気スむッチはおひさたの銙り。

    空原 ゆに

    晎れた日の、よく也いた掗濯物の銙り。
    幌いころから、私はそれを「おひさたの銙り」ず呌んできた。

    幌いころ、「おひさたの銙りは、干した物がカラッず也いた合図だよ」ず母に教えられた。

    掗濯物を畳むのは奜きではないが、おひさたの銙りが郚屋いっぱいに広がる瞬間は、今も昔も倉わらず倧奜きだ。柔軟剀の銙りよりも安心できる。
    掗濯物だけでなく、垃団を干した埌もおひさたの銙りに包たれる。垃団を干した日の倜は、私は幞せな気分になれた。

    倧人になった今でも、掗濯物は倖でパリッず干したい。
    也燥機も悪くはないけど、物足りない。

    だから、倩気が悪いず私の心は少し沈む。
    掗濯物を取り蟌むずきの、おひさたの銙りが嗅げないからだ。

    もずもず、掗濯物を畳む䜜業は、家事党般苊手な私にずっお苊行でしかない。それでも子どものころから手䌝わされおきおいるので、人䞊みにできるようになった。新婚圓時、高速で掗濯物を畳みながら「家事が苊手」ず蚀うず、説埗力がないず倫から蚀われたこずもあったっけ。

    誰が䜕ず蚀おうず、苊手な家事に倉わりはない。
    でも、子どものころに芋぀けたおひさたの銙りのおかげで、晎れた日の掗濯物だけは気分よく畳めるようになった。気持ちよく掗濯物が畳める日は、いい日だ。

    それほどたで気分が巊右される。
    もしかしたら私、おひさたの銙り䟝存症かもしれない。
    おひさたの銙りがなければ、掗濯物を取り蟌んで畳むのは、圩りのないただの䜜業ず化す。できれば誰かが代わりにやっおおいおくれるず助かる、苊手な䜜業。テンションはダダ䞋がり。

    雚の日だっお必芁だから仕方ないけど、やっぱり掗濯物は晎れた日に干したい。そしお、おひさたの銙りに包たれお幞せを味わいたい。

    ここたで考えお、我に返った。
    時間がない。早く畳たないず。
    掗濯物に芖線を戻した。

    そこに長男がやっおきた。
    バスタオルを手に取り、顔に近づける。

    「どうしたの」
    「銙りを嗅いでるの。いい銙りがするよね」
    「いい銙りっお、柔軟剀の銙り」
    「ううん、ちがうよ。晎れの日の掗濯物から銙るよ」

    あら。気づいたのね。

    「それね、おひさたの銙りだよ。掗濯物がカラッず也いた合図だよ」

    あの日の母のように、私は長男に告げた。
    長男は䞍思議そうに私を芋た埌、再びバスタオルの銙りを嗅ぐ。

    「おひさたの銙りかあ。いいね」

    長男は、にっこり埮笑んだ。
    そしお、人でせっせず掗濯物を畳む。

    おひさたの銙りが、私たちをやさしく包み蟌んでくれた。

    1,000字


    ※メンバヌシップ 曞く郚のお題「1000字ちょヌどで曞いおみよう」で曞きたした。


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    そらはらゆに。゚ッセむを曞いお生きる文筆家。 ほっこり゚ッセむ旅行蚘短線小説読曞喋りすぎる口䞋手向䞊心で突き抜ける人の息子の育児に奮闘感謝を忘れない぀け麺しか勝たん奜きな色は空色隠せないゞュビロ磐田愛むメヌゞは抹茶霊長類最匱女子

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