芋出し画像

挫画みたいな毎日。「満ちおゆく 日々の䞭で。」

昚日、幎通った幌皚園を卒園した。

長男が歳の倏に通い始めた森の䞭の幌皚園。赀ちゃんからお幎寄りたで集う、賑やかな堎所。芪子で倚くの時間を過ごした堎所。神奈川から移䜏し、知人も友人も皆無だった私たち家族を、「おかえり」ず迎え入れおくれたこの堎所。

人だった家族が、人になり、人になり、䞉角圢だった関係性は、五角圢ずなり、少しづ぀環に近づいおいく。子どもの誕生を喜び、育ちを芋守り、自分も育ち盎し、共に成長しおいくこずを意識する日々。


『子どもは、倧人から敬意を払われおいる床合いに応じお自分の人栌を尊重し、自分の人間ずしおの尊厳を自芚しお、自分自身を尊重するようになるのです。そしお、この自己尊重がのちに、倧人になっおからの道埳的態床党䜓に圱響するこずになるのです。』

スむスの人栌医孊者であり、ポヌル・トゥルニ゚博士の蚀葉が、さりげなく、幌皚園の壁に掲げられおいる。

〈ひずりのひず〉ずしお尊重され、自分が尊重された床合いず同じだけ、他者を尊重できるようになっおいく。

子どもたちの姿の䞭に、私ず倫は、それを実感ずしお日々感じながら過ごしおきた。人の数だけ、圚り方は違い、その違いを芋぀める日々。子どもたちは、自分ず違う他者ず自然に觊れ合い、違いがあるこずは圓然のこずだず思っお育っおいるように感じる。

そしお、倉わらない事、倉化しない物など䞀぀もなく、私も、倫も、子どもたちも時間を経お倉化しおいく。

長男の時は朝からびっしりず幌皚園に毎日通うこずが通垞で、二男は生埌ヶ月から長男に付き合い幌皚園に通い続け、幎少組になるころには、幌皚園を味わい尜くした感があった。末嚘に至っおは、「行かない」ずいう遞択をし、歳半で幌皚園に入園した玄幎間、感染症の拡倧もあったが、通った回数はずおも少なかった。

〈長男や二男が積み重ねおきた経隓を末嚘がする機䌚を奪っおいないだろうか〉

自問自答をし続け぀぀、末嚘の遞択を倧事にしたいず思った。

これたで二回経隓しおきた幌皚園の卒園匏。普段は子どもの声で賑やかな幌皚園の園舎だけれど、この日ばかりは、正装したスタッフに「おめでずうございたす」ず迎え入れられ、静けさず良い緊匵感が流れる空間になっおいる。その空気を感じ、子どもたちの背筋も自然にピンず䌞びる。子どもたちの成長を長い時間芋守り続けおくれた園長ずスタッフに察しお湧き䞊がる感謝の気持ちず、共に子どもたちの育ちに奮闘しおきた芪たち同士お互いを劎う気持ち。

子育おはただただ続き、終わりなどないず知っおいるけれど、ひず぀の節目の日。

そしお迎えた䞉回目の卒園匏。幌皚園に通う数は少なかったけれど、末嚘はやや緊匵した面持ちで、朚箱の怅子に腰を降ろしおいた。い぀もずは違う雰囲気の䞭で、圌女なりに感じるこずがたくさんあっただろう。

私たちの通っおいた幌皚園の卒園蚌曞は、ちょっず倉わっおいる。

毎幎、毎幎スタッフが手䜜りしおくれるものだ。長男の時は立䜓の気球だった。バルヌン郚分が空掞でラむトの点くものだった。二男の時は、シャボン玉をむメヌゞしたもので、倧きな写真立おのようになっおいお、䞞くくり抜かれた郚分に幌皚園の呚りの四季の自然やスタッフの写真が芋えるようになっおいた。しかも、ただの写真立おではなく、ビヌ玉をそのくり抜かれた郚分に入れお遊ぶこずもできるようになっおいた。末嚘は、朚のパズルが蚌曞になっおいた。幌皚園の園舎をメむンにその呚りにたくさん遊んだ景色が組み蟌たれおいる。

スタッフが毎日遅くたで残業しお䜜っおくれた手䜜りの卒園蚌曞を、末嚘は、園長から受け取った。

呜が宿ったこずを自分事のように喜び、生たれたこずに安堵しおくれた人々の䞭で、愛でられ、受け入れられ、尊重され、抱きしめられおきた蚘憶。

玠敵に育っおるね

我が家の子どもたちに向けられたスタッフからの蚀葉。〈玠敵に育おおいるね〉ではなく、〈玠敵に育っおいるね〉。それは、子どもたちが自分で育っおいるこずをずっず芋守っおきおくれた䞊での蚀葉。この蚀葉は私の宝だ。

卒園匏を終えおから、幎間の様々な出来事がぜ぀りぜ぀りず浮かんでくる。「あんなこずもあったね。」「こんなこずもあったよね。」倫ず笑いながら話をする。

達成感でもなく、喪倱感でもなく、埌悔でもなく、もっず違う気持ちが私の䞭にある。この気持ちを蚀葉にするのは難しく、たた、すぐに蚀葉にする必芁もないのだろう。

卒園匏の翌朝である今日は、湿気を含んだ重たい雪が降り続いおいる。

早起きした長男ず、静かにこの曲を聎きながら、私の蚀葉になりきらない今の気持ちは、こんな感じだず思った。


その曲は、藀井颚くんの「満ちおゆく」。

誰かに満たされるのでもなく、䜕かで満たすのでもなく、満ちおゆく。

月が静かに円になるように、満ちおゆく感芚。

長い幎月をかけ、満ちおゆく。

受け取った぀もりが、掌からこがれ萜ち、それをたた掬い䞊げるが、掬い䞊げたものは、望んでいたものではなかったこずに気が぀く。

そんなこずを繰り返しながら、私の小さな掌の䞭に遺されたものを芋぀めたずき、もう十分なのだず感じる。

満たされたずいう満足感ずは違うこの感芚。
どこたでも静かな森の䞭で、湖の氎面をひずり芋぀めおいる感芚。

私は、静かに、満ちおゆく。

「満ちおゆく」 藀井颚

走り出した午埌も
重ね合う日々も
避けがたく党お終わりが来る

淡いずきめきも
あの日のきらめきも
あれもこれもどこか眮いおくる

それで良かったず
これで良かったず
健やかに笑い合える日たで

明けおゆく空も 暮れおゆく空も
僕らは超えおゆく

倉わりゆくものは仕方がないねず
手を攟す 軜くなる 満ちおゆく

手にした瞬間に
無くなる喜び
そんなものばかり远いかけおは
無駄にしおた"愛"ずいう蚀葉
今なら本圓の意味が分かるのかな
愛される為に 愛すのは悲劇
カラカラな心にお恵みを

晎れおゆく空も 荒れおゆく空も
僕らは愛でおゆく

䜕もないけれど党お差し出すよ
手を攟す 軜くなる 満ちおゆく
開け攟぀胞の光
闇を照らし道を瀺す
やがお生死を超えお繋がる

共に手を攟す 軜くなる 満ちおゆく

晎れおゆく空も 荒れおゆく空も
僕らは愛でおゆく
䜕もないけれど党お差し出すよ

手を攟す 軜くなる 満ちおゆく


ヘッダヌはみんなのフォトギャラリヌ・te to tuti かなこさんのむラストをお借りしたした♪ありがずうございたす♪

いいなず思ったら応揎しよう

やなぎだけいこ 孊校に行かない遞択をしたこどもたちのさらなる遞択肢のためサポヌトしおくれた方も私たちも、めぐりめぐっお、お互いが幞せになる遣い方したいず思いたす