
《エッセイ》ポニーテールで手榴弾を受けた日
誰かの一言で、その場に立ってるのがやっとな感じになったことある?
私が高校生の頃、ポニーテールがすごく流行っていたのね。
女子のほとんどがポニーテールだった。
私も髪を伸ばして、初ポニーテールで通学したわけよ。
髪型を変えただけなんだけど、
なんかイケてる気がして、ご機嫌だった。
お昼休み、女友達が私のところに来て言ったの。
A君があんたのこと、
「今日どうしたの?なんか、くノ一みたいだけど。」って言ってたよ。
どっかーん!
その瞬間、全部吹き飛んだ。
いや、ポニーテールだっつうの!!
何で?
何でくノ一になるわけ?
私の髪が黒いから?
目が細いから?
何で私だけ女忍者扱いなのよ。
すぐさま髪をほどいて、速攻で帰りたかった。
でもそんなこともできなくて、普通の顔をして授業を受けた。
卒業まで二度とポニーテールにしなかった。
今日、ツインテールの女子を見たら、あの時のこと思い出しちゃったわ。
そういうことってあるよね。
人と同じことをしてるだけなのに、ちょっとズレちゃうみたいな。
でもさ、そういう自分、切ないけれど大切にしたい。