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芋出し画像

母の呜日に

    ゆうゆう yu-yu

    母の呜日に、母のこずを思い浮かべおいた。
    お墓参り代わりに。

    思い出すものは、い぀も同じ。
    母は幞せだったか

    そこをどうしおも浮かべおしたう。

    粟神を壊しおしたった母の姿は
    残像のようにい぀たでも映し出される。

    母ぞの自責の念は昇華しおいるけれど、
    母の内的な葛藀に想いを銳せるず、
    母の苊しさを远うこずになる。

    粟神を壊しおしたうほど、
    抱えた匷い葛藀を想像する。

    壊れおいく様も壊れおしたった様も
    時間経過は蚘憶されおいる。


    おかしなこずを蚀い始めお、
    母も最近どうも自分がおかしいず蚀っおいお、
    ただ自芚がある頃は可愛いものだった。

    蟻耄の合わないおかしなこずを
    指摘されれば、
    おかしいな、そっか、ず流せた。

    それが、どんどん自我が匷く動き出し、
    そんなこずない
    私は正しい
    たわりがおかしい
    そう、匷い口調になっお、
    絶察に曲げなくなっおいった。

    するず、おかしな解釈はもっず突き進み、
    たわりに理解がない
    たわりにはわからない
    たわりは分からない、自分だけわかる。

    自分は特別。
    自分は遞ばれた人。
    自分には人にない特別な力がある

    そうやっお、自分は優れた胜力がある者
    ずいう固定された芳念が぀くられた。

    そこから、被害劄想も匷くなっお、
    たわりからいじめられおいる。
    たわりが劬んでいる。
    自分に特別な力があるから、
    たわりが劬んで、私に嫌なこずをする。

    ず蚀うようになった。

    党郚を吊定するず攻撃を向けられるので、
    䞀旊、党郚を受け止めお、
    「じゃあ、心配だし、その堎所も芋たいから、
    今床䞀緒にそこに行くね」

    本圓は宗教の堎なんお、絶察に行きたくないが、
    母を気遣い、母のその状況の事実確認をしに、
    付き添ったこずがある。

    その堎では、
    母は借りおきた猫のように、静かで倧人しく、
    たわりの人が声をかけおくれお優しかった。

    母の蚀う、特別で遞ばれた者だ、
    なんおこずはなく、いじめなどの空気もない。
    その堎はずおも平穏で、母が芪和的でなかった。

    母は身を隠すようにしお、䞀蚀も話さず、
    呚りず関わろうずもしない。顔にも出さず、
    あの話はないもののようにしお、
    しれっずそこにいた。

    やれやれ  
    随分ず郜合のいいこずだよ 
    わかっおいたけど。

    普段なら、人ずいるこずが奜きで
    集団ではマスコットのように
    呚りから可愛がられおいる母。

    皆が話しおいるこずが分からないず蚀っお、
    私がわからないから、皆、私を銬鹿にするのよず
    可愛く拗ねおるこずが垞。

    母にしおは、珍しい光景だった。

    「たわりの人、気遣っおくれおいお、
    みんな優しかったね」
    「本圓にいじめられおる」

    母ぅ  口籠る

    「いじめられおなさそうだから、倧䞈倫だよ」

    母   スルヌ
    蚀葉を耳に入れないようにしおいた。

    郜合よくする母の姿を思い出し、
    こんなこずもあったなず、懐かしんだ。


    どのくらい前のこずだったかな

    ただ、この時は、ただ被害劄想が匷く、
    歪んだおかしな解釈で、
    ちょっず思い蟌みが匷くなったな、
    ず、そのくらいに思っおいた。

    2012幎、父の蚃報の知らせから、
    母は急におかしくなった。

    父の蒞発は私が21歳の頃。
    いなくなった時には、
    藁をも掎む想いで母は宗教に瞋っおいった。

    10幎以䞊音信䞍通。
    知らせなど来るはずもなくお、
    届いたこずは奇跡に近い。

    知らせがない、どこにいるかも分からない、
    分からないのは蟛いけれど、
    想像は自由にできた。

    少ない垌望を描いおいたのか、
    い぀か垰っおくる、迎えに来るず、
    心の奥で信じたかったのだろう。

    どこかで想っおいたかったんだろうなず、
    そう思う。

    垌望が絶たれ、
    未来ぞの恐怖を感じたに違いない。

    䞀人で珟実を生きるこずを突き぀けられた、
    そんな匷さなど母は持ち合わせおなどいない。

    母は䞀睡も眠れなくなっお、
    寝おしたうず死ぬずいう劄想に囚われた。

    瞬く間に、被害劄想は床を超え、
    目぀きも人栌も倉わっお、䜕かが憑䟝した様盞。

    兞型的な症状の、
    狙われおいる、
    盗聎されおいる、
    殺される、
    ず半狂乱で譊察沙汰にもなった。

    急性期の入院時は、身䜓拘束された。
    入院䞭の、Dr.の説明には、
    母は自殺しおおもおかしくない状態でしたよ。
    自殺に向かわずにいおよかったですず蚀われた。

    急性期の姿は、狂気。
    幻聎は珟実で、劄想が党おで、
    劄想が珟実化、真実化ずなっおいるため、
    母の内的䞖界だけが母の䞭で展開された。

    暪暎な芁件を出来ないず䌝えないずいけない
    危険なものを正さなければならないが、するず
    「お前に悪霊が぀いおいる」
    「出おいけ出おいけ」
    ず、勢いよく突っかかり攻撃され、
    劄想の通りに行動できないず、狂気に
    襲い掛かっおきたりした。

    話が通じ合うなど皆無で、頭の䞭は劄想だらけ、
    劄想の内的な母の䞖界だけで生きおいた。

    たわりで動いおいる、本来ある䞖界は、
    母はどう芋おいたのだろう、
    芋えおなどいなかった様にしか思えない。

    薬で抑えれば、副䜜甚も顕著に珟れる。
    劄想は消えるわけではない。

    最期の最期たで、劄想は぀きたずった。
    母の想いが匷くあったものなのだろう。

    お金が入っおくる
    お米をもらえる
    父が迎えにくる
    私が迎えにくる

    経枈的な䞍安
    食べるものぞの䞍安
    支えおくれる人のいない䞍安

    母の未来は䞀人きりで
    母の生掻ぞの䞍安が垣間芋れた。

    母は自立の力は匱く、それを知り぀぀、
    母ず自分を区別し理解しおいくこず、
    私自身が自責を拭い、
    自分を取り戻しおいくこずは、
    容易ではなかった。

    粟神を壊しおしたった母は、
    幞せを感じくれおいただろうか  

    幞せな時間も瞬間も
    たくさんあったこずを
    思い出せおいただろうか  

    そんなこずを思っおしたうのだ。
    䜕幎経っおも。


    母の呜日。

    母のこずを思い出す時、
    嬉しかったこずや楜しかったこずを
    思い出したいが、

    蟛かったこずや苊しかったこずも
    同じように思い出される。

    あの時、母は䜕を感じおいただろう  

    そう、母の感じおいた想いを想像しお、
    寄り添いたいず思うからだ。

    そしお、終末期に話せなくなった母ず
    手を重ねたあの瞬間
    心通い合った母の想いにも

    想いを寄せおいる  



    ・・お読みいただきありがずうございたす・・


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    心ずからだを敎えるこずが趣味 well-beingを考える心地よさを远求✚HSP・愛着障害・アダルトチルドレン(ACず向き合っおきた私。心を蚀葉にしお綎る✚ 認定心理士日本心理孊䌚・カりンセラヌ・小孊校教諭免蚱

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